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夫婦でやっと実現! プラハ・チェスキークルムロフ旅⑤

5日目。天気は、うーん微妙。
ホテルでの朝食バイキング(これがとても充実した朝食だった)後、チェックアウトしてリュックを預けて、さあ最後のクルムロフだ。
残しておいたチケットを使うべく城へ。博物館と塔へ登ります。チケット売り場へ行き、スマホの画面を提示すると紙のチケットに替えてくれた。それを持って入り口でピッ。昨日見た城内の部屋とはまた違う趣向で見学コースが作られている。時代としては20世紀初頭までのものも置かれていた。狭い街中の石畳をフェラーリが失踪するモノクロ映像を投影しているコーナーや、熊の毛皮なんかもたくさん敷かれていたっけ。あれっ?毛皮は昨日の見学コースで見たんだっけか?ちょっとごちゃごちゃになってるかも。

博物館

続いて塔。狭い階段を登ると城とクルムロフの街並みが一望できる。360度どこを切り取っても絵になる風景です。プラハももちろんいいけど、こここそまた来たい! その思いを強くしながら写真撮りまくりです。ああ、あそこが昨日行って気に入った醸造所だな、などと言いながら街の造りが頭に入っていく。

塔から降りて、今回まだお土産らしきものを何も買っていなかったので、お城に入ってすぐのお店を覗いてみた。そこでいくつかかわいいと思ったものを見繕ってレジに。レジの女性がすぐさま日本人ですか?と。聞けば日本に友人がいて少し前に行ってたとのこと。日本語も少し話してくれて、そのフレンドリーさにホッと。気を良くした僕らはお土産入れ用に肩にかける布製のバッグも買いました。

ホテルのある広場へ戻り、昨日来るときに素通りした聖ヴィート教会へ。
入口の扉が閉まっていて、入っていいのかしらと不安になりながら開けると中には観光客がいてホッと。ここは無料で見学出来ます。ここもプラハほどのスケール感とはいかないものの、実に厳かな佇まいです。帰りに献金箱に小銭を少しばかり入れさせていただき後にしました。

聖ヴィート教会

昨日も行った小さな公園。少し高台にあるので素敵な街の光景が目の前に広がる。改めて見直してもなおワクワクするね。公園の入り口付近のベンチでアコースティックギターを奏でるおじさん(と言っても私よりずっと若いと思う)が。この景色にアコースティックな響きがなんともマッチしていて、とても豊かな気持ちになった。景色を見ながら耳をギターに傾けていると聴いたことのあるフレーズが。ペンタトニックスが歌って知ったハレルヤだった。歌詞はハレルヤのところしか知らないけど。思わず近寄って聴き入って、ハレルヤのフレーズを口ずさんだ。大きく歌ったつもりはないけど、おじさん聴きつけて自分も歌い始めた。しばし二人でデュエット。ハモってみたりなんかして。曲が終わって私もベンチに腰掛け、握手を。ほんの少しだけ会話も、日本から来たと。本当はあなたのギターはこの景色にとても合っていますね、と伝えたかった。今後も英会話の勉強を続けよう。

ちょこっとだけお土産物屋さんを覗いた後ホテルへ戻り荷物をピックアップ。是非また来たいと心で言って出た。あと2時間。お昼を食べてから、電車を使ってプラハに帰ります。
お昼は、昨日行った醸造所のお店が気に入ったのでまた行こう。ビールを飲んで食事も昨日と違うものも食べてみたいと。
街を歩く時、決まって、まだ知らない道を歩きたがりいの僕らは、お城の真下を通る道を見つけた。ここからはこんな風に街が、城が見えるんだ、とさらに新たな発見をしながら歩いて店に向かう。

昨日は外で食べたので今日は店内でテーブルに座る。レンズアプリを片手に料理を選び注文。同じものが二皿も来てしまい、ゴメン、伝え方がはっきりしてなかったかなあ。やはりビールも料理も美味しい。
食べ始めて少し、外が急に暗くなったかと思うと雷とともに土砂降りに!。道が川のようになってるじゃないか。電車までの時間は、まだ余裕だったので食べながら止むのを待とう。

で30~40分。晴れた!
雨に濡れた道を駅へ向かう。15分くらい歩いてクルムロフ駅到着。
予定電車も遅れることなく入線。2等の指定席へ。時刻通りに無事出発です。
途中若い女子たちがたくさん乗車した。みんなどこへ行ってたんだろう。
チェスキークルムロフから乗換なしの直行便。2時間半でプラハ本駅へ到着。途中8分遅れが続いたけど最終的には2分程度の遅れでした。まあ正確、って言っていいんじゃないか。
2度目の駅カフェに立ち寄り、ホテルへ。レセプションで前と同じ部屋です、荷物は係が運びます、と言われてカードキーをもらう。違う部屋が良かったけどね。

チェスキークルムロフ駅
チェスキークルムロフからプラハ直行便

そういえば、プラハ初日にこんなことがあった。最初のチェックイン後に部屋で荷ほどきしているとドアをノックする音が。フロントで対応してくれた女性だったのでドアを開けると、一日空けて再度宿泊することになっているが、これは本当か?ってなことの確認の様子。うんうんそうなんよ。チェスキークルムロフに行ってまた戻ってくるのさ、と伝えたつもりで、お姉さま納得でした。でもとても親切だなと感じた。間違いだったら困るだろうから確認したほうが良いと考えてくれての対応なのだろうと。部屋まで来てくれたのも、言葉のやりとりが難しいので電話でない方がいいだろうとの判断ではなかったかと。

今回の旅行の最後の夜。カレル橋とプラハ城の夜景を見ていなかったので、今宵はそれを目標に。国民劇場のそばにあった店に入って夕食です。イタリアンだけどね
ちょい高めな気もするけど、まいっかあ、と入ろうとしていたら、何やら日本語が。年配のおじさん二人の会話が聞こえた。一人はチェコの人らしきおじ様なんだけど日本語が流ちょうで。
少し間をおいて入ると、案内された席がその人達の隣になった。ビールと料理2品。こちらも日本語で話しながら食べていたけど、おじさま方気が付いていない様子が続く。だいぶ経過してからこちらから声をかけた。とても話し好きのおじ様たちだった。

国民劇場

夜、20時を回り暗くなり始めたころに店を出て、カレル橋の南側にある橋を渡る。この日は土曜日で河川敷では何らやイベントが開催されていた。出店も盛り上がってた。喧噪を眼下にしながら歩く。暗さが増してきたころカレル橋のライトアップが段々と鮮やかに。その左手奥には夜のプラハ城もまた美しい。川に沿って北上しつつ写真撮影。どれか一つくらい良き写真が撮れてるといいなと。

カレル橋とプラハ城

夜景も堪能して、ホテルまでまた旧市街を歩く。妻曰く、もう大体地理は分かった、と。
明日は最終日。でも夜の便だから割とまだ街にいられる。お土産タイムかな。

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