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【CS3位】ガイアッシュ、Reライフ採用型リースRX

目次

1.はじめに
2.戦績と構築
3.採用カード解説
4.不採用カード解説
5.立ち回りについて
6.最後に


※見出し設定がスマホから出来ないため、後日設定します。すみません!


1.はじめに

おはようございます、たかはしです。人生2回目の入賞構築解説記事となります。

今回デュエキングMAX発売週から早速入賞することが出来たので、その入賞構築と採用・不採用カードの解説をしたいと思い記事を書こうと思いました。

例の如く完全無料記事ですが、従来のテンプレとは構築のアプローチが異なるものとなっておりますので、ひとつの回答として読んでもらえると幸いです。

前置きはこれくらいにして、早速次の章に移りたいと思います。


2.戦績と構築

2021/10/23 ババロコCS 3位

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メインデッキ

フェアリー・Re:ライフ
龍覇 ラブエース
王来英雄 モモキングRX
切札勝太&カツキング -熱血の物語-
ボルシャック・スーパーヒーロー / 超英雄タイム
最終龍覇 ロージア


ボルシャック・栄光・ルピア
アルカディアス・モモキング
蒼き守護神 ドギラゴン閃


流星のガイアッシュ・カイザー
闘争類喧嘩目 ステゴロ・カイザー / お清めシャラップ


生命と大地と轟破の決断
超竜バジュラ
蒼き団長 ドギラゴン剣

超次元ゾーン(各1枚)

無敵剣 プロト・ギガハート / 最強龍 オウギンガ・ゼロ
爆熱剣 バトライ刃 / 爆熱天守 バトライ閣 / 爆熱DX バトライ武神
始まりの龍装具 ビギニング・スタート / 終わりの天魔龍 ファイナル・ジ・エンド
銀河剣 プロトハート / 星龍解 ガイギンガ・ソウル
銀河大剣 ガイハート / 熱血星龍 ガイギンガ
将龍剣 ガイアール / 猛烈将龍 ガイバーン
邪帝斧 ボアロアックス / 邪帝遺跡 ボアロバゴス / 我臥牙 ヴェロキボアロス
始原塊 ジュダイナ / 古代王 ザウルピオ


3.採用カード解説

採用カードの中でも、いくつかピックアップして解説いたします。補足等あれば随時追記していきます。解説中カード名は略称で記載しておりますので、もしわかりにくいものがあればTwitterにてご報告いただけると幸いです。

■初動カード
リライフ
栄光
お清め

計9枚体制としております。9枚である理由として、このデッキのビッグアクションは5マナ帯となっているため3t目にマナブーストができれば十分と考えているためです。

本構築ではテンプレとして世に知れている構築と異なり、Reライフを採用しています。これはメンデルスゾーンの不採用理由と併せて解説させていただきます。

結論から言いますと、2t目にメンデルスゾーンを打てる確率が低すぎること、3t目に5マナで動くには要求が高すぎるという点からこのデッキでメンデルスゾーンを採用するには無理があったためです。

少し話が逸れますが、5cをはじめとしたデドダムを使うデッキでデドダムに絡まないカラーのカードは少なく抑えるのが望ましく多くても6枚までという論があります。これと同様メンデルスゾーンを使うデッキでもなるべくメンデルスゾーンに絡まない色のカードは採用しにくいと考えられます。
しかし、このデッキはコンセプト上白のドラグナーをしっかり採用してあげることで強力なデッキとなるため今回はこの要求を飲むことができなくなっています。

また、2tメンデル→3t多色埋めラブエース+バトライという動きもありこちらも非常に強力な動きかつそこそこ狙えるのでは?と思えてしまうのですが実際は
・2t目に8枚もある白単色を埋めず、それよりも少ない枚数の赤or緑単色を埋める
・メンデルもしくは1tめのマナ起きで白を置く必要がある(しかも後者は極力マナに埋めたくない閃もしくはアルカディアスのみ)
という要求の高さによってかなり再現性の低いムーブとなってしまっています。

3tめに多色埋めながらメンデルスゾーンでもいいじゃないか、という考え方もわかりますが別にこのデッキは6マナ払ってやりたいことがあまりなく(アルカディアスかメガマナロックあたりが候補だが、前者は進化元が能動的に用意できず後者は枠の都合不採用となっているためロージアとガイアッシュ、スーパーヒーローくらいだが頻度はそこまで高くない)、4tめの多色埋め5マナムーブもそもそもメンデルスゾーンではない、別の単色ブーストを採用していればほとんど起きない事故なので考慮する必要がないと考えました。

よって、上記の理由からメンデルスゾーンを不採用にし他の単色2マナブーストを優先しました。

その際候補となるブーストとしてはやはりフェアリーライフかフェアリーReライフのどちらかとなるのですが、今回は赤単だけでなく最近母数が増えつつある赤白閃や赤黒邪王門のことを考え、打点を少しでも減らせるReライフを優先しました。
もし今後シータ閃のような、ワンショットをあまり狙わずビートダウンを狙うようなデッキが増えるのであればフェアリーライフの方が良いかなとも思っております。

他初動の配分として、Reライフを採用している都合多色の枚数に少しゆとりが出来るためアルカディアスの進化元にもなる栄光を4枚積むことから考えて問題ないと思っております。
しかし今回の場合、環境にアナカラーダークネスやヘブニアッシュを使う5cが存在すると踏んでいたためお清めを優先し、枚数配分を栄光3お清め2としています。

■ガイアッシュ・カイザー
デュエキングMAX収録のトップレアの1枚です。公開当時は使い方の案が色々あり、逆に何が正解なの?と悩みましたが結局はおそらく一番シンプルであろう、閃系統のデッキへの採用が強力だと思い今回試すことにしました。
このカードの存在によって、これまでのリースRXでは出来なかったムーブが増えました。例えば
・カツキング→閃から捲ることで盤面処理をしつつブロッカーを立てるだけでなく、プレイヤー攻撃制限効果を付与することで従来よりもカウンターに強くなった
・逆に相手の閃に反応して踏み倒すことで打点を増やすことでカウンターを狙いやすくなった
・ジョー星ルピアのヘームルやアナカラーダークネスのダイパ殺、赤単のチクタックといったGR召喚に反応して0マナ2ドロー2打点を生成することで従来よりもゲーム展開を前倒しすることができるようになり、赤単相手ではキル速度を大幅に遅らせることができるようになった
・剣やバトライ武神から踏み倒せるWブレイカーが増えたことにより押し込み能力が少し上がった
・これらの強力なメリットを提げた青入りのカードを採用できることでカツキングの手出しがより狙いやすくなったおかげでメタクリーチャーへの耐性が上がった
といった点が挙げられます。
特に色のメリットに関して、これまでカツキング手出しのために青入りのカードの候補として色々なカードがありましたが(アカシックファイナルやメヂカラコバルトカイザー、code1059あたり)どれも汎用性が低かったりメタカードに弱くなるなど採用によってデッキパワーが落ちてしまいがちでした。しかし、今回のガイアッシュはデッキパワーを落とすどころかさらに底上げしつつ、色も確保できるという点で採用に至ったというわけです。

枚数に関して、出来れば3くらいあるとアクセス機会も増えるため3入れたい気持ちもあるのですが、このデッキではカツキングや閃でデッキを掘ることができる上1体場に出せれば十分という理由から2枚に採用を抑えてあります。

■メインカード
RX
カツキング
ドギラゴン閃/剣
アルカディアス
ラブエース
ロージア

主にこれらのカードを使ってゲーム展開をしていくコンセプトのデッキとなっております。革命チェンジやRXの進化、バトライ刃やボアロアックスを駆使して大型クリーチャーを展開して攻め込むデッキのためこれらのカードはしっかり枚数を採用してあります。
デッキスペースや多色枚数の都合上、RXから進化するクリーチャーや革命チェンジ先のクリーチャーはそれぞれ合計4枚ずつで十分回るため、閃とアルカディアスは3枚ずつの採用となっております。
ロージアは手出しするには少し重たいのですが、前述したボアロからの展開が強力であったりSTとしての質が非常に高いドラゴン持ちドラグナーであるためしっかり4枚採用しています。

■その他
英雄タイム
決断
バジュラ

これらはそれぞれ解説していきます。
英雄タイムは主にジョー星を剥がすための採用となっている所謂メタカードですが、ジョー星だけでなく赤単や赤白閃といったアグロ系デッキの小型クリーチャー、5cをはじめとしたコントロールに採用されているとこしえやパルテノンを破壊できるため意外と汎用性が高く、貴重な赤単色カードであるため4枚採用としてあります。
決断は非ドラゴンながら絶対に採用が外せないこのデッキ随一の理不尽カードとなっております。デッキを早く掘り進められるデッキなのでゲームに絡む機会も多いためプレーは常に決断を使うことを意識してマナを置くなどするとパワーを最大限までに引き出せます。特にRX踏み倒し+マッハファイター付与効果は本当によく使います。必ず覚えておきましょう。
バジュラは早期着地時のパワーが非常に高く、RXとも強いシナジーがある赤単色カードであるため採用いたしました。特に有用なパターンは同型でランデスをすることでラブエースやロージアのドラグハート装備に制限をかけるパターンや邪王門相手に色マナを破壊することで邪王門や一王の発動自体を咎めることができるパターンです。

■ドラグハート各種

よく使うのは前述のバトライとボアロですが、他ドラグハートの使い方も簡単に記載しておきます。
○ガイハート
スパーク系のトリガーケアをしたりロージアから閃チェンジをする
○ビギニング
ラブエースに装備させてブロッカーを立てる
○ガイアール、プロトハート
ロージアにガイアールやプロトハートを装備することで2面止めSTにする
○ジュダイナ
バトライ武神でめくったロージアに装備させることでターンを渡すことになってもザウルピオで攻撃を止められる
○プロトギガハート
武神でめくれたドラグナーに除去体制を付与する

4.不採用カード解説

■メンデルスゾーン
採用カード解説の初動のところで話した通りです。
余談としてラブエースの代わりに龍装チュリスを採用する型だと色問題が解決するため採用候補に上がるかと思いますが、それは最早別のアーキタイプと考えているためここでは割愛させていただきます。

■メガマナロック
元々は採用していましたが今回は泣く泣く断念し、ガイアッシュやバジュラに枠を割きました。バジュラと異なり進化元が必要なく栄光から綺麗につながるカードなのですが、ガイアッシュは今回のメタ読みで5cやジョー星は減少傾向にあり同型やアナカラーダークネスが増加していると踏んだためそれらに役割があるガイアッシュを優先しました。バジュラはRXから出すのが主な手段となっているため実質5マナで出せて、かつ革命チェンジや決断ともシナジーがあるためバジュラを優先する形に。とはいえ同型やダークネス相手に刺さらないかと言えばそうではないため隙あらば採用したいカードとなっております。

■ラフルルラブ
ガイアッシュに並ぶ事前評価最高値を叩き出したカードですが、今回は同じような役割を持つアルモモの方が扱いやすくパワーがあるため不採用としました。
確かにラブエースからチェンジする動きは非常に強力だと思いますし青も持っている色の優秀さも無視できない要素ですが、マナロックの項で述べた通り今回のメタ読みでは主に刺さる対面の5cが少ないと踏んでいたためわざわざこのカードに枠を割く必要はないと思っています。
また、ギャイアの項でも述べますが、そもそもこのデッキのトリガーケアやテンポアドを稼ぐ役割はアルモモだけで十分と考えています。それでいて強力な呪文活用デッキたる5cに対し5分以上の勝率を叩き出せるところがこのデッキのセールスポイントなのでリースにラフルルラブを採用することはあまりないと思っております。

■エスカルデン
下面がメタ除去+展開のカードと強力な役割を持つ緑単色ドラゴンなのですが、本構築ではReライフで単色を稼げている点やカツキングを能動的にプレーしやすいという点からわざわざ7マナという重いカードを採用する必要がないと考えたため不採用としました。

■ギャイアはじめ大型ドラゴン
そもそもこのデッキのコンセプトは「アルモモやカツキング+閃で相手を制圧しつつ、バトライ武神で返しきれない物量を押しつけて勝つ」デッキであるためそこの動きに関わらない大型ドラゴンは正直扱いにくかったです。私が試したものはギャイアとvolval8ですが、どちらもオーバーキル気味かつ事故要因という印象が拭えませんでした。これらのカードを使うならボルシャック基盤にしてもっとマナを伸ばす構築にする方がいいです。


5.立ち回りについて
先程サラッと触れましたが、リースRXというアーキタイプは「アルモモやカツキング+閃で相手を制圧しつつ、バトライ武神で返しきれない物量を押しつけて勝つ」というコンセプトを元に構築されています。よって動きは非常に単純で
①マナを伸ばす
②4t目にバトライ閣orアルモモor閃を展開して相手にプレッシャーをかける
③②で立てたものを押し付けつつ残りの要素を揃えて武神で押し切るor閃やアルモモを中心にビートダウンを仕掛ける
といったものがベースになっております。あとは対面毎に何を優先すべきかをある程度決めてプレーをすれば十分にデッキパワーを引き出せるかと思います。
例えばとこしえを使う対面なら最速ラブエースすら咎められる可能性もあるので先にカツキングを中心にアドバンテージを稼いでから武神を目指す、もしくは閃を用いたボード展開でそのまま押し切るプランを取ることから考えたり、といった感じです。

また、カツキングとガイアッシュのどちらをキープし、どちらを青マナとして埋めるかを決めるのも対面次第となっております。先手なら2t目にカツキングorガイアッシュを埋めて3t目ブースト始動でも大体間に合うので、相手のマナ起きからデッキを判断してどちらを残すか考えておきましょう。
具体的には、
カツキングを優先:5c、ジョー星ルピア
ガイアッシュを優先:閃系アナカラーダークネス、赤単、GRを使うビートダウン
となっております。

各対面の詳細解説について、筆者自身どうしても時間が取れず各環境デッキに対してどのプレーをすべきか解説できるほどの理解度があまりなく大変申し訳ないのですが、代わりとしまして参考程度に各環境デッキ対面へのプレーメモを記載しておきます。こちらは随時追記すると思います。

vs5cモルト
とこしえを比較的処理しやすい構築なこともあってバトライ武神の着地が狙いやすいです。また従来より多色が少なくなった結果序盤の足回りが良くなって先行してゲーム展開が立てやすくなっています。
狙ってガイアッシュを出すことはあまりせず、素直にカツキングのプレーを狙う方が良いことが多いです。

vsジョー星
カツキングをプレーしやすくなったおかげでボード処理+展開から打点を揃えて殴り勝つプランが取りやすくなっています。また、へームルのGRに合わせてガイアッシュを展開することで追加打点も用意できたりするためです。
上記よりカツキングもガイアッシュも両方使いたいのですが、どちらかと言えばゲンムエンペラープランを止めることや手早く打点を揃えたいことも考えたいためカツキングの方が優先度高めです。しかし相手の動きが例えば緑緑で2tブーストのように3tめにデドダムを狙えないパターンだった場合へームルを投げてくることが多いため、そういう時にガイアッシュを狙うこともできるので頭に入れておきましょう。
とはいえリースRXというデッキはとこしえやリツイーギョといったメタクリを用意できない都合相手のジョー星+ゼロルピア同時張りのムーブを阻害できず押し負けてしまうことも多いです。

vsアナカラーダークネス
5cと異なりハンデスでテンポを奪いつつとこしえを維持してくるため処理が困難となり、そのままズルズル引っ張られアダムスキーもしくはvolval8の着地を許し負けることが多いです。
しかしとこしえの処理を通し閣さえ立ててしまえばカツキングを引き込むだけで一気に勝ちが近づきます。また、序盤のダイパに合わせてガイアッシュを立てられたらそのままリソース回復しつつ打点を得られるため殴り勝てることもあるためこれまたジョー星同様カツキングもガイアッシュも有用に働く対面と言えます。

vs赤単
ロージアを踏むか踏まないかで勝率がガラッと変わるのは勿論ですが、本構築ではReライフを採用しているおかげで先手のとき4t目に到達する可能性が高いため従来よりマシです。とにかくマナにカツキングを置いてロージアの出力を最大にできるよう備えておきましょう。基本は盾から返してゲームプランする方向を取りましょう。
後手の勝ち筋として、ロージアを踏むだけでなくカツキングだけを踏んでくれるパターンでもチクタックのGRに合わせてガイアッシュを立てた後ボード制圧してそのまま押し切れるプランを取れることも忘れないようにしましょう。この対面こそSTカツキング→ガイアッシュ回収の動きが輝いています。

vs赤白閃
ロージアもカツキングもガイアッシュもミクセル1枚でほぼケアされてしまったり、チャラルピアプランでもダイナボルト+チュリスで過剰打点で殴りかかってカツキングをケアしてくるパターンが非常に強力なため、ジョー星以上に超英雄タイムが重要な対面といえます。特にチャラルピアを取れると相手のプランが崩壊し、そのままこっちのビッグアクションに間に合うこともあるため無理な対面というわけでもなさそうです。


6.最後に
今回新弾発売日に入賞できたため、アウトプットのためにも今回記事を書きました。
結果自体は3位とやや奮わない結果となってしまいましたが、デッキパワーが非常に高く今後も使い続けたいデッキと確信したため今後もしっかり触り続けていきたいと思いました。
現在のテーブルトップ環境では圧倒的一強というようなアーキタイプは存在せず、相性差がハッキリする対面が多いのですがリースRXは自身のパワーと対応力の高さである程度相性差の少ないデッキとも言えるデッキとなっております。
悪く言えば誰にでも負けうるが、比較的アベレージが高いデッキの一つとなっておりますので是非一度触ってみることをお勧めしたいアーキタイプとなっておりますので、この記事を参考にリースRXを触れる人が1人でも増えてくれたらライターとしてとても嬉しいです。

ここまで読んでいただきありがとうございました。また新しいデッキを使って入賞したら新作を書いていきますので、その際はよろしくお願いいたします!

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