【結城友奈は勇者である】芙蓉友奈は語り部となる 第4話 感想と今後の予想
みなさんこんばんは。来覇(くるは)と申します。
少し間が空いてしまいましたが、今回は先日電撃G'sチャンネルおよびYoutubeで配信された「芙蓉友奈は語り部となる」第4話について語っていきたいと思います。
内容としてはこれまで通り、「芙蓉友奈は語部となる」第4話を聴いた感想と、今後の展開の予想という流れになります。
これまでの記事を未読の方はぜひこちらも読んでみてください。
【結城友奈は勇者である】芙蓉友奈は語部となる 第1話 感想と今後の予想|来覇 (note.com)
【結城友奈は勇者である】芙蓉友奈は語部となる 第2話 感想と今後の予想|来覇 (note.com)
1.タイトル
まずはこれまでと同様、各話タイトルについてです。
「芙蓉友奈は語り部となる」第4話のタイトルは「Everything will turn out for the best. 」でしたね。
第1話から第3話までの各話タイトルと同様、英語圏のことわざであり、意味としては「結局万事上手くいくだろう」となります。
4話の内容は「旧世紀、西暦時代の記録を保存し残していく」という勇者部の活動の為に"インフルエンサー"を目指すという、一見横道のようなことをしながらも、最終的には配信で有名になったことで旧世紀に高嶋友奈や横手茉莉と共に四国へと避難してきた藤井瑠璃と会うことができたというものでした。
まさに、紆余曲折がありつつも最終的には上手いこと芙蓉友奈が望んでいた結果が得られており、タイトルと話の内容が合致しているように思えますね。
さて、ではここから第5話のタイトルを予想していきたいと思います。
まずは、第1話から第4話までのタイトルを並べてみます。
意味:蓼食う虫も好き好き
意味:求めなければ何も手に入らない
意味:能ある鷹は爪を隠す
意味:結局万事上手くいくだろう
ここまでの各話タイトルがすべて、10単語以内の短い文章での英語のことわざ・格言となっていることがわかりますね。
また、各話タイトルはなんとなくその話の内容を表していることわざ・格言が選ばれているようにも思えます。
今回予想する「芙蓉友奈は語り部となる」第5話の内容は、第4話のラストのシーンに登場した藤井瑠璃が旧世紀に四国へと避難してきた思い出を語るものとなるでしょう。
そのため、私は「芙蓉友奈は語り部となる」第5話のタイトルは
「Can't see the forest for the trees.」
意味:灯台下暗し
「Truth is stranger than fiction.」
意味:事実は小説よりも奇なり
などが来るのではないかと予想しました。
全6話構成である「芙蓉友奈は語り部となる」ももう終盤に入ってくるので結末に向けてどんなふうに展開していくのか。
展開を予想しながらタイトルをあれこれ想像している時間がとても楽しいです。
2.藤井瑠璃について
次に、「芙蓉友奈は語り部となる」第4話のラストで登場した藤井瑠璃についてです。
勇者部の配信活動の中で横手すずと芙蓉友奈を見てぜひ会いたいとダイレクトメッセージをしてきた40歳前後の女性の名前が「藤井瑠璃」だったのは勇者であるシリーズのファンにとっては衝撃でしたね。
「ルリ」という名前
七・三〇天災の時、四国外から避難してきた。
40歳前後の女性
横手すずと芙蓉友奈のふたりと関係があるが初対面
髪色が明るい茶髪
ということから、藤井瑠璃は「烏丸久美子は巫女でない」に登場したルリちゃんであることは間違いないと思われます
ルリちゃんは烏丸久美子、高嶋友奈、横手茉莉が奈良県御所市から四国へと避難する際に一緒に避難してきたバスの乗客のうちの一人でした。
第3話「散ればこそ いとど桜は めでたけれ 浮世になにか 久しかるべき」ではおうちに帰りたいと一人バスを抜け出したことで、横手茉莉や高嶋友奈が手分けして探すというエピソードがあったことから、印象に残っている人も多かったのではないでしょうか。
ルリちゃんは七・三〇天災のあった2015年当時5歳だったため、神世紀30年では40歳前後となっているはずです。
七・三〇天災を体験し、当時のことを覚えている人の中では一番若いのではないかという年齢ですね。
また、エンディングロールにて藤井瑠璃の声優さんは野川さくらさんであることが判明しました。
野川さくらさんはストライクウィッチーズのエーリカ・ハルトマンや瀬戸の花嫁の江戸前留奈の役を務めたベテラン声優さんですね。
さて、そんなルリちゃんこと「藤井瑠璃」は、当時自分を助けてくれた横手茉莉の娘である横手すず、高嶋友奈と同じ名前と顔の芙蓉友奈と会い、どんなことを話すのでしょうか。
順当に考えれば七・三◯天災当時、四国外から避難してきた経緯を語り、幼かった自分を守り四国へと導いてくれた高嶋友奈や横手茉莉への感謝を伝えるのかと思われます。
そしてその過程で神世紀30年では記録が残っていないとされる、勇者たちがどのようにしてバーテックスと戦っていたかという点も芙蓉友奈達は知ることができるかもしれません。
さらに、横田茉莉がバーテックスの居場所を感知する能力があったことを当時5歳だった藤井瑠璃が覚えていればそのことも話すでしょう。
そうなると、横手すずは母親が巫女の力を持っているということを知り、母親が高嶋友奈の本当の巫女であるということに思い当たる可能性がありますね。
どのような話を語るにせよ、藤井瑠璃は「芙蓉友奈は語部となる」の後半の展開においてキーパーソンとなると見て間違いないと思います。
彼女が語る話の内容がどのようなものにをなるのか、とても楽しみですね。
余談ですが、小説「乃木若葉は勇者である」にてバーテックスの襲来を実体験した人は神世紀72年には全員亡くなってることが語られています。
老衰した最後の生き残りは、「結城友奈は勇者である 花結いのきらめき 赤嶺友奈の章」にて神世紀71年以降も生きていることが判明した乃木若葉であるとする説が一般的です。
そのため、バーテックスの襲来を体験した作中キャラの中で最年少の藤井瑠璃も神世紀72年、つまり82歳までには亡くなってしまっている可能性が高いということになりますね。
3.芙蓉友奈と柚木友奈のホームページの規模について
続いて、「芙蓉友奈は語部となる」4話の内容の主軸となった芙蓉友奈と柚木友奈のインフルエンサー活動についてです。
芙蓉友奈が立ち上げた新生勇者部のホームページは最初、月間PVが10程度でしたが横手すずのプロデュースにより月間のPV数が20万を超える大人気サイトとなります。
ここで考えていきたいのがこの「月間PV20万越えのホームページ」の規模感です。
個人で管理しているホームページは基本的に月間PV数10万が大きな壁だと言われているようです。
PV数が10万を超えれば、業界にもよりますが人気インフルエンサーと言っても差し支えないレベルらしく、月間PV数が100万を超えればホームページの運用だけで余裕を持って生活できるレベルのようです。
ただし、これは現代の日本における目安です。
今回、考えていかなければならないのは神世紀30年の四国における「月間PV20万越えのホームページ」の規模感です。
日本全国、場合によっては世界からもアクセスされる可能性がある現代日本のホームページと、四国以外の世界が滅びている神世紀30年のホームページでは人口の母数からして雲泥の差があるため同じ土俵では比べられません。
日本の人口は2021年時点で約1億2500万人と言われています。一方で四国の人口は2015年時点で約385万人です。
七・三◯天災の際に四国外から避難民がたくさん来たと語られていますが、四国内でもバーテックスの被害があったことを考えると、神世紀30年の四国の人口はせいぜい400万人程度だと思われます。
つまり、神世紀30年の四国には現代日本の3〜4%程度の人口しかおらず、ホームページのPV数や配信の同接数などはそれを考慮する必要があるということになります。
こうしたPV数や人気は単純に人口の比率で表せるものではありませんが、仮に人口400万人中の月間PV数20万を人口1億2500万人中になおすと、月間PV数625万となります。
これは本当に途方もない数字であり、法人レベルでもごく一部の大人気ホームページに限られます。
比率で考えてしまうとピンと来にくいですが、四国人口約400万人の中で月に20万回もホームページを見られているというのは、とてつもない数字であることがわかりますね。
さらに、作中では芙蓉友奈と柚木友奈のうどん作りの生配信の同接が3000人だったとも語られています。
PV数は何度もホームページを訪れるリピーターの数もカウントされるため、正確な人気を表すのは難しいですが、配信の同接はリアルタイムで配信を見ている人数なので人気がわかりやすく反映されます。
現代日本で配信の同接3000人となれば人気配信者と名乗って遜色ないレベルといえます。
現在人気配信者と呼ばれている人でも、初配信の同接では3桁前後ということも多く、初配信から同接3000人を超える配信者は数えるほどしかいないと言われているようです。
これを四国の中のみで達成したと考えると本当に凄まじいことになります。
比率で考えれば現代日本だと初配信で約10万同接を達成したことになります。
四国民400万人のうち、約130人に1人がリアルタイムで芙蓉友奈と柚木友奈のうどん作りの生配信を見ていたと思うとその凄さが実感できますね。
4.今後の展開予想
最後に、「芙蓉友奈は語部となる」5話以降の展開を予想していきたいと思います。
5話の内容は当然、4話ラストで登場した藤井瑠璃が旧世紀に奈良から四国へと避難してきた経緯が語られると思われます。
さらにキャストインタビューにて、物語後半の核となる部分では芙蓉友奈のこれまでの陽の部分とは違った一面が見え珍しく落ち込む様子を見せると語られています。
それを慰めるのが柚木友奈と横手すずという構図であることから、この後の展開で芙蓉友奈のみが酷く落ち込むような展開が来ることが予想されます。
いつも明るく天真爛漫なイメージのある芙蓉友奈がひどく落ち込む展開を予想するのはなかなか難しいですが、これまでにあった事例から考えてみると、芙蓉友奈がひどく落ち込んだ状態を見せたのは「芙蓉友奈は勇者でない」第5話にて母が周囲の偏見に苦しめられていたこととそれに対する自分の無力さを語っていた場面ではないでしょうか?
そう考えると、「芙蓉友奈は語部となる」の後半の展開は藤井瑠璃の話から、これまで芙蓉友奈も知らなかった芙蓉友奈の母親についての真実へと繋がり、それが元で芙蓉友奈が酷く落ち込み、それを柚木友奈と横手すずが励まし支えることで乗り越えるという展開になるのではないかと思いました。
藤井瑠璃の話からどうやって芙蓉友奈の母親の話へと繋がるのか、芙蓉友奈がそれをどうやって乗り越えるのか、
今ある情報からだと根拠を持って予想するのは難しい部分も多いですが、5話が配信されるまでまだもう少し時間があるので、配信までの間もっともっと色々考えてみたいと思います。
5.最後に
いかがだったでしょうか。
今回は「芙蓉友奈は語部となる」第4話の内容についての感想と、物語も後半になっていく今後の展開を予想をしてみました。
「芙蓉友奈は語部となる」はこれまでひたすらに楽しい展開が続いていましたが、後半にはシリアスな展開も来ると言われてるので今後の展開を予想して考えていくのはとても楽しかったです。
また、「芙蓉友奈は語部となる」第4話冒頭の芙蓉友奈の独白は個人的にとても心に刺さる言葉でした。
この記事のように展開の予想をしていても、全てストーリーが配信された後に見ればほとんどが外れているでしょうし、時間が経ってしまえば過去に配信された作品の展開予想など側から見れば意味のないものと思われるでしょう。
作品の考察についても、どんなに作中の描写を丁寧に見ても答えに辿り着けるとは限りませんし、時間をかけても徒労に終わってしまうことも多いです。
それでもなぜこのような活動を続けているかといえば、予想や考察が当たったかどうかという結果よりも、今自分がアクセス可能な全ての情報から製作陣がキャラクターや作品に込めた想いを少しでも汲み取り読み解いていくという過程を楽しんでいるからです。
たとえ予想が全く当たらなくても、考察が答えに辿り着かなくても、一生懸命考え続けた中で少しでも勇者であるシリーズの世界観を深く知ることができたらという想いで今後もがんばっていきたいと思います。
それでは今回はこれで以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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