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20年前のフィレンツェに追憶
実家の自室を片付けていたら、もう20年以上前に行ったフィレンツェ土産が出てきたのでテーブルに飾った。
1974年創業という老舗の文房具屋「IL PAPIRO」の、伝統工芸品であるマーブル模様の小物たちだ。
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なんてキレイなんだろう。惚れ惚れしちゃう。
このときの旅行は、親に連れられて行った子どもの家族旅行ではなく、自分の意思で行きたくて行った場所なので、見るもの聞くもの全部が楽しくてたまらなかった。
とても張り切って、事細かに記していた滞在記も引き出しの奥から発掘された。
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時代的に手書きである。
当然、ろくに修正もできないのに、いまの自分よりはるかにしっかりと書いているから情けなくもなってくる。
鮮やかに蘇る思い出にワクワクすると同時に、アウトプットを怠りがちないまの私も頑張らないとなあ、なんて思うのだった。
ただ一点、気になるのは、当時の私はなんだってシャープペンシルで書いたんだろうか。
こんなに素晴らしい(自画自賛してしまう)滞在記が薄れていってしまうじゃないか。
早めにデジタル媒体へサルベージしたいところだし、なんならこのnoteに保管しておくのもいいかもしれない。