兼業キャリコン、メンタルヘルス・マネジメント検定を受けてみる
こんにちは。
兼業キャリアコンサルタントのはしもとゆきです。
先日、3月20日にノリでメンタルヘルス・マネジメント検定のⅡ種とⅢ種を受けてきました。
みなさま、メンタルのヘルスの調子はいかがですか?
私はなんだか世界のあれこれで本当にぐったりです。
メンタルヘルス・マネジメント検定は、大阪商工会議所が主催する試験で、企業が社員のみなさんのメンタルヘルス対策に取り組むための情報や知識を確認したり、働く人たち個人個人が心の動きを知って自分でも対策していけるように理解を深めましょう、というものです(多分、ざっくり)。
Ⅱ種はラインケアのお話で、管理職用の試験。部下のみんなが心を病まないように気を配ったり、心が疲れてお休みした部下の方が現場に復帰するために管理職としてどんなことをしたらいいのか、みたいな内容。
Ⅲ種はセルフケアのお話で、一般社員のみなさんそれぞれが、自分の心のケアの方法やストレス対処法などを理解していきましょう、みたいな内容。
50問、4択、70点が合格ラインです。
なんでこの検定を受けることになってしまったのかというと、キャリアコンサルタントの講座を同じタイミングで受けていた友だちが「メンタルヘルス・マネジメント検定、キャリコンの試験と内容かぶってるから簡単だよ。勉強しなくても受かるって~、余裕!」って言うから、それを真に受けてノリで申し込んじゃったんですよ。
それで試験対策用の参考書を購入してみたら、なんだかもうきっちり難しい気配がして「全然余裕じゃねぇわ、マジあいつふざけんなよ!!!」ってキレて、参考書を放り投げて放置。
試験直前になって「受験料振り込んだんだから、受けなくちゃもったいない、受けるからには受からなければ」と体制を立て直して、約一週間で気合い入れてチェックし、試験当日を迎えたという流れ。
その後非公式で出された解答速報で確認した結果、Ⅱ種Ⅲ種とも無事に受かっていたようでひと安心です。
今回ちょっと出題傾向が変わったような感触があったので、不安だったんだよ。なんとかなっていて良かったなぁ……。ヒヤヒヤしたわ。
キャリコン取っていれば勉強しなくても受かるかというと、そんなことは全然なくて、新しいこともいろいろ理解していかなければならないものだけど、確かに“困っている人の心に気づいて、ケアしたり相談にのったりする”という流れの基本はキャリコンの講座で勉強していることもあり、すんなり飲み込める感じだったかもしれません。
ただ法制度の名称とか、細かな暗記系があってそこがしんどかったなぁ。あと医学的なメカニズムの話も少し入ってくるので、そのへんが壁というか。
でも勉強していてとても面白かったのも事実で。
働きすぎとうつ病の関係とか、仕事ではどんなことにストレスを感じる人が多いのかとか、なんとなく知った気になっているけれど自分と違う人や世間一般的な数値を頭に入れることは大切なことだと思うし。あとは社員のメンタルケアに対して、企業として取り組むべき義務があるもの、推奨するものとか、それに対する法規制についてとか。
あー、あとフリーランス歴が長い身としては、産業医の役割ってのをやっと知りました。産業医という人、私、見たことないもんな……。
いろいろと「あー、そういうことになっていたのか!」と思うことも多く、テキスト読み進めていく過程で発見もありました。
社員がこの検定試験の勉強をしていることを嫌がる企業もありそうだな……と思ったりも……。気づかれたくない制度、規制、企業としての義務があるような気がしますがいかがでしょうか??
だからこそ働く人は知っておくといい情報があったってことです。
合格率としてはⅡ種が50~60%、Ⅲ種が70~80%とのことなので、難易度はそこまで高くないっぽい。暗記ものも多いけど、“これはどういうことだろう。この言葉の意味はどういうことだろう”ってことを考えていければ選択肢の中から正解を選べる系も結構あるという感触かな。
この検定試験の受験を企業として推奨して、支援しているところもあるみたいですね。そういうところは、社員のみなさんのメンタルケアに親身かつ冷静に対応していくよ、って表明でもあると思う。どうだろーねー。
メンタルのケアって、優しさとか気合いとかだけじゃだめで、ルールだけでもだめで、理論をしっかり踏まえた上で一人ひとり、環境それぞれに合わせてどんな対応をしていくのかってことなんだな、って改めて思いました。
キャリコンで受験しているかたも多いみたいですが、それも納得です。学んだ内容に一部被りもあるから、チャレンジもしやすいね。
だけどやっぱり、勉強しないでも余裕で受かる、なんてことはないよ!
ちゃんと大変でした。もー。