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【私的読書生活】週刊読書録⑥(2022/2/5〜2/11)
暦の上では春というものの、またまだ寒い日々。
ぬくぬくと読書をすることが幸せな季節もまだまだ続きます。
今週は、連れ合いが映画を観る間に、近い雰囲気の本を読むという楽しみを覚えました。
そんな週の読んだ本はこちら。
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仕事も人生のほんの一部
働いていれば誰もが何度も思うであろう「働くって何だろう」の波が来ているので、ずっと積読してたのを読んでみた。
自分は幸い、こんなブラックな職場でもないし、ブラックやグレーな上司もたぶんいないので、恵まれていると思いつつ、それでも「休日」の使い方とか「自己研鑽」とか頭をよぎってすっきりしないことはある。
働き方というか戦い方(そもそもたたかいと表現していいかわからないが)は人それぞれだろう。
でも大事なことは忘れちゃいけないなと思う。
“会社のために自分があるんじゃない、自分のために会社があるんです”
ちなみに連れ合いの観ていた映画(以下、ツレキネマ)は『ベスト・フレンズ・ウェディング』
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その印はなんのため
妻を殺された刑事が、全てを捨てようとした時に直面した事件の被害者はなぜか妻の痣と同じ傷を持っていた…。
伊岡瞬の描くサスペンス。
サイコパスを描くのが上手いですよね。
そして胸糞悪くなりそうなところを、人物造形やちょっとしたエピソードで救ってくれるところが好みの作家さんです。
ツレキネマは『フロッグ』
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甘いの苦いのしょっぱいの
林真理子の恋愛短編集。
不倫や略奪、二股、より戻し、人の数だけ、どろどろとした恋愛模様。
まぁ、こういうのはね、フィクションの世界の中だけにしとく方がいいと思いますよ。
ね。
ツレキネマは『バレンタインデー』
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なぜこの子ばかりがこんな目に?
幼い頃、偶然、誘拐事件の被害者となった宮下愛子。その時間がきっかけで失明した彼女は再び誘拐されてしまう。動機は?犯人は?なぜまたこの子が狙われるのか?
荒唐無稽とも言える設定ながら、見えないことの描写が克明で思わず引き込まれる。
偶発的と必然が絡み合う中で、テーマとして描かれるのは「夢」。悪夢なのかそれとも。
主人公の宮下愛子も災難だけど、両親は余計にたまらないだろうな。
芦沢さんの叙述トリックが今回も冴えていました。
ツレキネマは『ハリーの災難』と『ファーゴ』
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さて今年はどんなドラマが?
『ドライブ・マイ・カー』のノミネートもあり、気になる2022年のアカデミー。
1989年までのデータなので最近の内容はないけれど、ちょこちょことしたエピソードは興味深い。裏も表もあるアカデミー。
今年はどうなりますやら。
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お手本のような恐怖
新しく住むことになったマンションは新築で便利で理想的な新居になりそうだった。唯一、その立地を除いては。
ずっと積読にしてたけど、ようやく読めました。明らかに不穏なのに淡々と始まる導入部。
わかりやすいグロもスプラッターもほとんどないのに、ゾクゾクする。
スティーブン・キングを彷彿とさせるモダンホラーでした。
ツレキネマは『エクソシスト』
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ベストセラーにはわけがある
古今東西のベストセラーを、現代の知識人の1人佐藤優氏が紹介する一冊。
本紹介を読むのが好きなのは、読んだ気にさせてもらえるのと同時に、読みたい本が増え、脳内に積読が増えていくことが、やや背徳的な快感だから。
佐藤優氏の解説から、改めて読み返してみたいなと思う本が増えた。
『吾輩は猫である』については、思わず「マジで!?」と声が出ました。
ちなみに私が読んでいた本とは関係なく、『エクソシスト』を観て怯えた連れ合いが、気を取り直して観たツレキネマは『プーと大人になった僕』
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読みかけたけどどうしても
失礼と思いつつ、どうしてもどうしても読もうとするたびに睡魔に襲われてしまい、今回は断念。
これ読んだあと、よしながふみの『大奥』の読み返しを目論んでいたのですが。
残念ですがまたいずれ。。。
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というわけで
今週の読了本は7冊!
結構読めましたね。
特にフィクション。
映画の音が世界観に浸るのによかったです。
同じ空間を共にしてくれた連れ合いに感謝。
さて、次は何を読もうかな。
皆さんも楽しい読書時間を送れますように。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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