体力が無くて心配性の30代女性がフジロックに初めて行くには2023〜服装・当日編〜
今回は服装と、当日の様子や自分の行動について振り返って行きます。フジロックは準備と情報が大切!
服装
当初準備していたのはユニクロの長袖シャツワンピ(黒)、ノースフェイスのゴアテックスハット(黒)、インナーにモンベルのジオラインの半袖とスパッツ(黒)、そしてウィンドブレーカー(黒)という全身真っ黒コーデでした。
(インナーカラーを入れるつもりだったので、差し色にするぞー!とか調子に乗っていた。黒いアイテムは普段遣いもできそうと何も考えずに……)
ただ、直前に黒は蜂に刺される危険が高いし、暑いからやめておけっていうツイートを発見して絶望したので、広く知られますように。当たり前かもしれないけど…。
ウィンドブレーカーを急遽白に変えて、後はそのまま。
結果として、蜂には刺されませんでしたー!よかった!
幸運だっただけかもしれませんが、あんまり森や川に行かずに、基本赤・緑ゾーンに居たのも良かったのかなと思いました。
ただ、暑さ対策としては黒は熱を集めてしまうのであっっっつい!
それから裾がひらひらしているものや長めのものはトイレの時に本当に大変だと思います。ユニクロのシャツワンピですら裾が汚いとこに触っちゃったかも〜!と泣きそうになった瞬間がありました。正解のお洋服ってなに……??
モンベルのインナーは汗をかいてもぐちゃぐちゃにならず、夕方から気温が下がっていっても全く問題なく快適で本当に良かった。
一応ウルトラライトダウンも持って行ったのですが、今回は幸運なことに出番はありませんでした。きっと深夜まで居たり、雨が降ったら必要だったんだと思います。(以下に書きますが早朝は寒い!)
靴は、夜行バスの中ではスポーツサンダル。会場では日本野鳥の会の長靴に中敷きを入れて、同じく日本野鳥の会のドライ&サポートタイプの靴下を履きました。
今回は雨が降らなかったし、川にも入らなかったので、トレッキングシューズでも良かったかもしれません。でも荷物としてかさばるし重かったので…次回があるとしても迷うところです。
当日
6:00
オフィシャルツアーのバスが苗場に到着。バスから降り立って、空気が美味しい!爽やか!湿気がない!涼しい!ちょっと寒い!と感動しました。ぺらっとしたウィンドブレーカー1枚を羽織ってもなお涼しい。
でも20分後くらいに日が昇ってくるともう暑い!すぐウィンドブレーカーを脱ぎました。湿気がない分太陽光が突き刺さってくる。うなじ部分の日焼けは油断しないでください。
既にクローク(会場から遠い方700円 近い方は1000円)はオープンしていたので、日焼け止めを塗って、メイクして、虫除けスプレーをした後、荷物の整理をして預けました。(会場から遠い方に預けました)
預けたのはバス内で使った・使うもの、ウルトラライトダウン、着替え、蚊よけ、カイロ、予備にたくさん持ってきていた物です。
友人が大きなトートバックを持ってきていて、そこにまとめられたら1つとして預かりますよ〜。ということでした。
クロークは0:30くらいになると混雑するということだったので、早めに帰ってこようと決意。
7:00
荷物を入れたり出したりメイクしていたりしたらあっという間に1時間以上経っていました。クローク近くのお手洗いを使い準備万端。で、会場入口は?
公式アプリを見るとツアーバス乗り場から予想以上に歩く!しかもこんな時に限ってスマホの方位磁針機能がわやくちゃだ…。ということで会場入口にたどり着くまでに1時間くらいかかっていました。全然20分くらいで着きます。
会場入口付近で誰かが落として砂だらけになったマキマさんのラバストを見つけて、私達もきっとこうなるんだと怖くなりました。
8:00
屋台と椅子・テーブルがフードコートのように並んでいるエリアを通り抜けて会場入口付近に到着!
開場はまだですが既に入口前には結構な列が……!
午前は会場内を見て回るつもりだったので、列に並んでダッシュしなくても大丈夫なはず。それよりお腹が空いてきた〜と思ったらさっきのフードコートのようなエリアのお店が少しずつ開いてきた!事前に買っておいたお菓子やおにぎり、サービスエリアで買ったパンを食べながら待つ構えでしたが、その他にも屋台のイカ焼きやビール(IPA美味しい!)、いちご削りで朝ごはんをゆっくり食べることができました。椅子やテーブルは汚れていたり、雨に濡れたりしているので気をつけてウェットティッシュで拭いてました。食べ終わって席を離れるときは自分の食べこぼしがないかもチェックです。
このエリアでペットボトルの水を買って、アミノバイタルの粉を入れ、ちょこちょこと飲むようにしました。
9:00
引き続きビールを飲んだりまったりしている間に、ついに開場時間に!辺りもにぎやかになってワクワクが高まっていきました。
会場からしばらくして、ゆったり入口に向かうとゲートがかわいい!すかさず記念写真を撮りました。
ゲートで大きなゴミ袋が2〜3枚くらい配布されているので、それを受け取って(調べた通りだ!)と思いながらリュックにしまいました。
10:00
入場してすぐは会場を見て回って、すごい〜フジロックだ〜!と感動していました。会場の移動はどこを通ればいいのか、行ってみたいお店はどの辺にあるのか、お酒の出店が多い…あ!来る前に読んだブログで紹介されていた五平餅だ!とか。赤のステージから漏れてくるNIKO NIKO TAN TANの音にワクワク。緑のステージではnever young beachがリハーサルしてる!リハでもしっかり歌ってパフォーマンスしてくれて、聴いている人たちに話しかけてくれたりとなんて優しい人なんだと感動しました。最前でしっかり聴くことができて満足感がありました。
11:00
絶対乗りたいと決めていたドラゴンドラへ。
赤のステージ辺りからちょろっと行けると思っていたら、全然乗り場に着かない!見えてこない!なんで!ここ登るの???という、とんでもない坂を登らなくてはいけなくて、汗が噴き出しました。
このタイミングだと空いていて、ほぼ並ばずに乗れたのですが、13時頃になると行列ができていたので注意。
ゴンドラで乗り合いになった方は一人参加で10年ぶりのフジロックという男性。
誰がおすすめですか〜?という話をしたり。初めての参加なんですっていう話をしたら、このタイミングでドラゴンドラに乗ってるということは上級者かと思いましたなんて言ってくださったり。
この隙に日焼け止めを入念に塗り直しました。
あっという間の片道25分で、上に行くと本当に涼しい!
DJが音楽をかけていて、思い思いに音楽を楽しんだり、草原に寝っ転がったり、あっという間にこの空間大好き!になりました。
メスカルのスイカジュース割を購入してひと休み。
入口でもらった大きなゴミ袋を敷いてレジャーシートのようにして、長靴も靴下も脱いで、早くも疲れ切った足をマッサージしました。サポート靴下のおかげか、むくみはしなかったのですが、重い荷物と急な坂は普段歩かない足に大ダメージでした。YARD ART ちょっと聴きたいね〜なんて言いながら、ゴミ袋のレジャーシートの上に寝っ転がってうとうと…風が気持ちよくて、遠くに音楽が聞こえて…
12:00
熟睡してしまって飛び起きました。
飲み水を補給できるところがあって、ペットボトルと保温できる水筒に補給しました。冷たいお水というだけで癒やされます。ペットボトルに入れたものはすぐにぬるく、というか熱くなってしまうので、水筒は必需品だと感じました。水をたくさん飲んで、男梅を食べて熱中症予防。
この時点でここのお手洗いは比較的きれいだったので、用を足しておくのがおすすめです。
リュックのポケットに入れていた目薬をさしたら、熱々になっていて、逆に目が痛くなったので、注意です。
13:00
ドラゴンドラで会場に戻ってSUPER BEAVERを聴きに。モッシュされる勇気はなく近くに椅子を置いての参加でしたが、思っていたより近い!楽しい!さっき寝たので元気も回復していました。
トンボがすごく沢山いて、指や帽子にどんどん止まってくるので、楽しいやら怖いやら。
14:00
ご飯!ということで楽しみにしていた五平餅やさんへ。美味しいし、ひとつ食べたらかなり満足度が高い。満腹感も続いて、なんてフジロック向きの食べ物なんだと思いました。やっぱりお餅が最高。
15:00
白のステージの様子を見に行って見よう!と向かったところ、既に疲れが溜まっている私にとって片道で絶望するほど道が長く(赤と緑のステージの距離くらいだと思っていました……)、行って帰ってくるだけでぐったり。しかも白ステージにはご飯もののお店が少なく、お酒と飲み物のお店が中心で回復もあまりできませんでした。
16:00
緑のステージに戻ってくる途中でよく冷えたペットボトルの水を購入して、冷たいうちに水筒に7割ほど入れておきました。
緑ステージに戻ってきてビール!お酒も水もこんなに飲んでいるのに全然お手洗いに行きたくならず、頻繁にお手洗いに行く不安はあったのですが、こちらの可能性は考えておらず更に不安に。
(お酒は水分補給にならないと理解しつつも…)
多めに水も飲んで、男梅を食べてシャッキリしました。気付け薬のような使い方になってる。
モニターがギリギリ見える後ろの方に陣取って、椅子を置いて大きめのゴミ袋を敷いて裸足になって休憩。
ここまでに数回日焼け止めを塗り直しているのに、七分袖の袖口からグラデーションのように手と腕が日焼けしていることに気付いてショックを受けました。チケットの腕輪の部分だけくっきり白い〜!
17:00
YUKI!ふがいないやを生で聞くことができて、涙がこみ上げてきました。可愛い声なのに生歌のパワーがすごい。うるさくない、心にぶつかってくる声でした。たくさんの人が集まっていたように感じました。
18:00
友人が白のステージにBLACK MIDIを見に行くということで、自分の体力のなさを鑑みて友人と別れ、緑ステージ周辺で休憩。男梅、水、大粒ミンティアのループに突入。大粒ミンティアは口寂しいときにも、のどが渇いたときにも、眠いときも、ちょっと気分が悪いときも、口を洗いたいときにも便利でした。
19:00
BADHOP 友人がおしえてくれたライブに保育園の先生を読んだエピソードを思い出しながらノる。
20:00
友人と合流して赤ステージでのFKJに向かうものの、大盛況で入場制限されていました…。漏れ聞こえる音楽や歓声を聞きながら屋台に並びます。
たこ焼き食べよ〜と思ったら大人気で一番並びました。この時間は一番屋台が混雑していた気がします。たこ焼きにたこせんべい、友人が買った麺も食べて満腹に。ここで最終補給の想定でした。
21:00〜22:00
LIZZOを見に急いで緑ステージ周辺に向かい、場所を確保したもののなかなか始まらずソワソワ。周囲もザワザワしはじめました。「フジロックでこんなにスタート押したアーティスト居ないんじゃない?」なんて。
でもはじまってみたら大盛りあがり!みんなノリノリでした。私も裸足になって草原で踊る踊る!バラードではライトをつけてペンライトのように振っている人も多く、私達も慌ててライトを出して楽しみました。
LIZZOがマイクをこちらに向けてくれたときに会場がシーンとしてしまった
ことだけが心残り。
23:00
LIZZOを聴き終わってたくさんの人が出口とお手洗いに向かいます。私達もそろそろ会場から出る準備に移ろうと、入場のときに決めていました。(クロークが混むこと、余裕を持って帰りのバスに乗ることを考えて)
お手洗いがすごく汚くて、臭うので、仕方ないと思いつつマスクをつけていても気分が悪くなりました。裾が壁や床についてしまうと精神的なダメージを受けるので気をつけて。
手洗い場にある提供のハンドソープもなくなる時間なので、紙石鹸を持ってきていて良かったです。
チケット(夜行バスチケット?)についてきた割引クーポンを使ってお酒をひっかけて、バス乗り場へ。
0:00
帰りは無事クローク&バス乗り場までたどり着くことができました。クロークもこの時間だと意外と空いていて、私達の前に2組、後ろに1組程度の並びでした。
荷物をリュックに詰め直して、帰りのバスの列に出発1時間前で前の方に並ぶことができました(集合は0:40)。30分前になったらお手洗いに行っておこうかなんて思っていたら、もう乗り込みの案内が!しかも一度乗ったら降りられないからお手洗いには行っておけとのこと。せっかく前の方に並びましたが列を離れてお手洗いへ。お手洗い列もかなりのもの。
無事に帰りのバスにお手洗いを済ませて乗り込むことができました。
1:00
バスが会場から出発。長くてあっという間の楽しい一日でした。
翌日、翌々日は休みを取っていましたが、本当にぐったりして全然回復しませんでした。2日休みを取っておいて良かったです。次は絶対体力をつけて臨みたい。でも現地に宿をとるのが一番な気もします。現地はしんどいのに、現場にいる人達の一体感や脳内物質がガンガンに出て楽しくなってまた来たくなるというのは、少しコミケにも似ているような気がしました。始まる前はどんな過酷な環境かと不安で一杯で、はじまってみたらすぐ疲れて休憩も多く取りましたが、終わってみると夢のような時間でした。