私のおばあちゃんだったのに
私はおばあちゃんが大好きだ。
小さい時からおばあちゃん子で、おばあちゃんの家に遊びに行くのが大好きだった。
お小遣いをくれるわけではないけど、美味しいご飯を作ってくれて、いつも優しくニコニコしていて、私のことを大切にしてくれているのを肌で感じさせてくれる。そんな人。
そんな私も子どもを産み、おばあちゃんはひいおばあちゃんになった。
息子や、従兄弟の子どもたちがおばあちゃんに甘えているのを見ると、ふと胸がざわざわした。
私のおばあちゃんだったのに。
そんな感情だった。
私はもう抱っこしてもらったり、甘えられないのに
この子たちはおばあちゃんの愛にものすごく包まれてる。
うらやましいなぁ
なんか寂しいなぁ
大の大人になったのに、そんな風に思ってしまった。
でも、よくよく考えたら、それってすごく幸せなことだった。
私が結婚して子どもを授かったから
おばあちゃんがこの歳まで長生きしてくれてるから
私の子どもをおばあちゃんに抱いてもらって嬉しい。
負の感情はスッと消え、そんな感情に変わった。
まもなく90になるおばあちゃん、また遊びに行きます。
もっともっと長生きしてください。
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