カビキラーは思い出の香り
水回りをカビキラーで掃除している時、すごく懐かしい気分になる。特有のツンとした香りが子供時代を思い出させるのだ。漂白剤とかも同じ。小、中学生あたりの光景がフラッシュバックする。
これまで特に疑問を感じていなかったが、ある日妻にこれを伝えると「なんで!?」と言われた。
確かに。カビキラーの香りが懐かしいって何か変。薬品感満載だし、あまりいい香りとは言えないかも。
でも個人的には「いい香り」に分類されている。食欲が湧くとかそういった類の良さではないが、思い出の香りなのだ。
その理由は、母親がしょっちゅう家の掃除をしていたからだと思う。
今でも築30年を超える実家は隅々まで掃除が行き届いており、リフォームもほとんどしていないのにめちゃくちゃキレイ。実家を出て10年以上たった今、その異常さに気がつく。換気扇は新品みたいだし、水回りも輝いている。狂気的な清潔感に溢れているのだ。
今、自分の家でカビキラーをするのは数ヶ月に一度程度。「ちょっと気になるな」と思ったタイミングでするだけだ。
しかし子供時代を思い返すと、母親は毎週のようにしていたような気がする。そして、今もそうなんだと思う。
家をキレイに維持するのって汚くなってからではなく、日頃からの心がけや行動が大事なのかも知れない。今更ながら母親の掃除力の高さ(異常さかもしれない)に気が付いた。
30歳を超えた今でも、カビキラーの香りから掃除をする母親の姿を思い出す。どんだけ頻繁にしてたんだって話。
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