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『フリクリ』のストーリーや設定のわかりにくいところの解説

10/27追記:解説第二弾「作品全体の魅力について」も書きました。よろしくお願いします。

『フリクリ』自体の説明などは、これを読みにくるような人には必要ないので省略。

フリクリの1番わかりやすい解説記事を目指しているnoteです。

Googleでフリクリを検索すると、サジェストに「解説」とか「わからない」、「意味がわからない」とか良く出てくる上、解説してくれてるサイトもイマイチ網羅されてる感じではない。個人的にここの解説欲しいなぁってところがなかったりしたので、そういうところに触れている解説サイトを自分が作ってしまおうというノリで書いています。

※全話視聴済みが前提の内容なので注意※

あと、「物語のメッセージ性」「作品のテーマ」などは解説されてるものがいっぱいある上、解釈の仕様は人によって異なるものであるべきだと思うので、あまり触れません。合わせて、作画・演出の話なども作画アットウィキなりを見れば良いので基本触れません

基本的に話数・時系列順で、1問1答形式で書いています。目次で質問のとこまで飛べるようになってます。

1話

フリクリって何

Fooly coolly。今は解散してるバンドのアルバム名から。
(フリクリズムより)

利き手

→ナオ太、マミ美、カンチは右。ハル子、タスクは左。マミ美はタスクの影響でバットだけ左持ち(冒頭のシーン)。利き手の設定は4話で活きる。
(オーディオコメンタリーより)

ハル子は誰と話してるのか

ミユミユ。というか、ミユミユの脳を通じて。上司に現状報告をしてる。
(オーディオコメンタリーより)

マミ美が来たことを知ってなんでナオ太は走り出したのか

マミ美が、タスクのいないナンダバ家を初めて自分から訪ねてきたから。つまりここでナオ太は、今までタスクの代用品としてしか自分のことを見ていなかったマミ美が、初めて自分に興味を示してくれたと思った。
(小説版より)

ナオ太から出てきたロボは結局なんなのか

「カンチ」(ここではまだ名前はついてない)と2話のMMロボの「左手部分」。(まあカンチもMMのロボではあるんだけど)

バトルの経過

カンチ左手が出てくる。カンチが左手倒す。ハル子がカンチ殴って手下にする。(ここでカンチの頭の破片が散らばる。常時アトムスク化も解除されてしまい、ナオ太を取り込まないと赤くならなくなる)

結局ハル子って何者

→2話で言ってるように光域宇宙警察フラタニティ(後で解説)の宇宙捜査官(宇宙人)。新米捜査官らしいけど、ナンバーワン捜査官という設定もあるのでどっちだかわからない(新米でナンバーワン?)。実は人間の創り出したロボット最終兵器という話もあるらしい。
(コンテ集、フリクリズムより)

なんでナオ太にN.Oが発現したの

→具体的説明はなくて“そういう体質だったから”。まあ主人公ってそんなもん。発現したきっかけはハル子に殴られたからと考えるのが自然?だけど直接的なソースはなし。(一応、小説版では母親がフラタニティ所属(つまり宇宙人)という設定があるので、そこが関係しているのかも)
N.Oについては4話のところで解説。

1話でハル子は結局何をしようとしてたの

→MMに捕まったアトムスクを、ナオ太の頭を通じて取り戻そうとしていた。しかし、アトムスクはカンチの中に入っていて、ハル子はそれに気づかずカンチをぶん殴る。

マミ美関連の話がイマイチわからない

→1話で得れる情報を整理すると、
・マミ美はナオ太と放課後、高架下で秘密裏に会う習慣がある。
・マミ美はナオ太のことを「タッくん」と呼ぶ。
・マミ美はナオ太の兄タスクの彼女である。しかしタスクはアメリカへ行ってしまっていてもう居ない。加えて向こうで新しい彼女を作ってしまった。
・1話後半でマミ美は、薄々気づいていたタスクに捨てられたという事実を受け止めきれなくなってしまう。

などがある。

また、ストーリーが進むにつれ、これらの情報がさらに詳細になっていく。例えば、
・マミ美はタスクの彼女であったため、野球好きのナオ太のじいちゃんに嫌われている。
・タスクとの出会いは小学校が燃えた日のことである。
・「タッくん」のタは、ナオ太の“太”ではなくタスクの“タ”から来ている。つまり、ナオ太はタスクの代替品としてしか扱われていない。
・“バットを振らないタッくん”がいいのであり、そうでないモノは必要ない。

などがある。こうして見ると、4話の「バット振っちゃった」だったり、5話・6話のマミ美の態度・行動だったりが腑に落ちる部分が多いのではないかと。
(小説版では、そもそもタスクははじめからマミ美を彼女として認識すらしてなかったのではないか、という更に残酷な事実もあったり。)

2話

ファイスタって何

→マミ美がやってるゲーム「ファイア・スターター」の略。

ナオ太の頭はどうなってるのか

→ハル子の説明通り、脳味噌がなくなって、頭に空間ができている。ハル子はそこから欲しいもの(アトムスク)が現れると思ってナオ太に付きまとっている。
(オーディオコメンタリー、コンテ集より)

MM工場周りを爆走しているハル子

→MM工場に潜入捜査を試みている。
(フリクリズムより)

カンチがいろんな場所に行ってるのはなぜ

→1話でハル子にぶっ壊された頭の破片を探してる。良く見ると赤い破片を持ってるシーンがある。

マミ美はなんでいじめられてたのか

特別な理由はない。
(オーディオコメンタリーより)

結局放火したのは?

マミ美。アニメでは直接的な描写はないけど。漫画ではちゃんとあったりする。小説だと普通に言及されてる。

ナオ太が気付くシーンよく分からない

→コンテ集から文字起こししてみる
ナオ太のナレーション
「携帯ゲーム、ファイアスターター。悪友の街エンズビルがいつ生まれたのか誰も知らない。その街は生まれた瞬間から増殖し、拡大し、刻一刻と世界を蝕んでいく。君は、黒き炎の神カンティードのしもべとしてエンズビルの成長を阻止しなければならない。唯一の武器は炎。マッチ、ライター、火炎瓶、爆弾…。アイテムを手に入れて消防士のウラをかき警察官の目をかいくぐり悪友の街に火を放て。しかし、注意しなければならない。すべてをもやしつくしてはいけない。街のすべてが燃えてしまえば、君のいる場所はなくなってしまう。君は生きていけなくなってしまう。君の戦いに勝利はない。ただ街に火を放ち続けるだけ…。願わくば、君に黒き炎の神カンティードの祝福あれ。」

裏の会話というかセリフ
マミ美「あ、タっくん。サンダル持ってきて…。靴、流されちゃったんス」
ナオ太「高校生にもなって何やってんだカ」
警官「ねえ君。この辺であやしいやつ見かけなかったかな」
ナオ太「……知りません」
マサシ「放火でしょ?」
警官「悪いやつがいるねぇ。心当たりあるんじゃない?」
ナオ太「知らない!」
ニナモリ「やっぱストレスね」
マサシ「いじめでしょ。このあいだもここで」
マミ美「遊ばないの?」
ナオ太「街燃やしちゃうあぶないやつ」
守衛B「昨日の火事も放火だって…」
ガク「ほうか、ほうか」
マミ美「はまってるんす」
ニナモリ「バカっぽい女」
ナオ太「違う」
警官「彼女がやったんだろ」
ナオ太「違うっ!」
警官「いいや、彼女だ」
ナオ太「どこ行ったんだよ?待ってよ。悪いのは俺なんだ。気づいてやれなかった俺なんだ。」
ミユミユ「どこまでがウソでどこからがホントなのかニャ」
ナオ太「なんでミユミユが」
ハル子「脳みそカラッポ。どっかに落として来ちゃった?」
ミユミユ「それはおまえのコトだニャ」

ミユミユの声

庵野秀明。ちなみに2話最後のMMロボの爆発のカットも庵野秀明が担当している。(ついでに5話の爆発も1カット担当)
(オーディオコメンタリー、フリクリズムより)

ナオ太から出てきたロボは何

1話のMMロボの残り。1話で左手だけ先に出て千切れてるので左手の二の腕以降がない

3話

マルラバって何

→ 学園祭の劇が、『長靴を履いた猫』。その中でカラバ公爵というのが出てきて(ニナモリがその役)、それをフランス語読みすると 「マルキドカラバ」 になる。それを縮めて 「マルラバ」。それとナオ太とニナモリが小さな恋人になるので、ラバー、と言う感じ。
(オーディオコメンタリーより)

カモンマバセって何

→カモンが編集するミニコミ誌。ここに市長(ニナモリの父)のスキャンダル記事が載った。
(コンテ集より)

カンチは押し入れで何してるのか

→2話で集めてた頭部の破片をくっつけようとしてる。
(コンテ集より)

ニナモリが腹を下す(1回目)原因は何

賞味期限切れのチェリオを飲んだから。ナオ太の耳を触ったからではない。
(コンテ集より)

ニナモリからロボが出たきたのはなぜか

→中盤の頭同士がぶつかったところでナオ太のがうつっていたから。良く見るとぶつかったシーンで頭と頭の間に赤い光がある。さらに詳しく言うと、猫の耳はロボの脚部で、教室のシーンでは最初はナオ太のところにいたが、近くに別の出口(ニナモリ)を見つけたから急遽そこから出てきた。
(コンテ集、オーディオコメンタリー、小説版より)

「伊達よ」

「自分を騙すのは子供」「他人を騙すのは大人」と定義したマルラバ。ニナモリはそれまでは自分を偽って優等生っぽく、子供なのに大人っぽく偽って生きていた。ナオ太も。この事件でニナモリは変わった。自分を偽るより、他人を偽った方が大人かなと。そっちの方がよく生きられるよ。そんな気がした。女の人だったら男を騙した方がいいだろうと。秘密(普段はコンタクト)を共有したナオ太さえ騙す「いい女」になった。
(コンテ集、オーディオコメンタリーより)
小説版でのさらに詳しい描写↓

あの文化祭の劇のとき、コンタクトレンズの上にわざわざ伊達メガネをかけてみせたのは、実は“子供のふり”をしたのだった。コンタクトで外面を保ってきた自分は、大人のふりをしてきた自分。メガネをかけた顔こそが素顔の子供の自分。ニナモリは自分の中でそう整理してみたのだ。
そして大人のふりをするのが子供なら、成長した自分はその証に子供のふりをこそしてやろうと、あの劇のときは伊達メガネをかけた。
けれど、劇が終わってしばらくしてからさらに気づいた。実は“子供のふり”なんてわざわざしなくていい、ということに。
だって自分はまだ本当に子供なんだから。

小説版『フリクリ』3巻より

4話

フリキリって何

振り切り。野球回なので。
(フリクリズムより)

とりあえず全体の流れを知りたい

個人的にここは小倉演出も相まって本筋が掴みにくかった気がするので、ナオ太中心の全体の流れをまず確認。
カモンとハル子イチャイチャ(この時点でカモンはアンドロイド。急速に回り続ける電気メーター、カモンのケツに繋がっているコード、ハル子「電気代の足しにしようと思って」、カモンの頭だけ持ってるハル子などのシーンからわかる)

ナオ太はカモンに嫉妬(ついでにこの間でアマラオ登場したり野球関連の話が進展したり、ナオ太にマーキングがつく。詳しくは後で。)

カモンの口からハル子が出てきてミユミユにグチャグチャにされる。が、これはイメージ映像。ハル子にあこがれていたのに、自分が軽蔑している父親とくっつくことでハル子のイメージが汚れてしまった。(オーディオコメンタリーより)

ナオ太、テレビをバットで殴る。その衝撃で時計が吹っ飛んでカモン(アンドロイド)に直撃。カモンは壊れる。(ここで電気メーターが止まるシーン)

非常事態宣言(アバンでハル子の打った球のせい)
アマラオの取り調べ。カモン(本物)発見・復活。フリーズドライ状態だった。

打ち返すシーンへ

N.Oの説明の文字起こし

→「人間の右脳と左脳を対消滅機関に見立てて利用し、超空間チャンネルを開くのさ。無論、誰の頭にでも利用できる訳じゃない。」
まあ簡単に言えばワープ装置

アマラオ、キツルバミたちの組織は何

→内閣の入国管理局。MM、フラタニティとはまた別で、日本政府の組織。あのモニターがある部屋はマバセの地下にある。
(小説版より)

「バット振っちゃった」

→ バットを振るやつと振らないやつがいて、冒頭のナオ太は振らない。やる気が無いわけではなくて、バットを振ることによって結果が出る、つまり自分の限界を見ることになるから振らない。マミ美はナオ太がバットを振らない男だから自分のそばにおいていた。かわいい、タスクの代用品としてのタッくん。だけど振っちゃった。マミ美がイニシアティブを握っていたんだけど、ナオ太がバットを振る男だとイニシアティブをナオ太に奪われてしまう。マミ美にとってはそれが困る。
(オーディオコメンタリーより)

結局ハル子は何をしてたの

入国管理局(アマラオたちの組織)の人工衛星に向けて野球の球を場外ホームランでぶち当て、制御不能にする。カモンといちゃつくことでナオ太の嫉妬心を増大、衛生落下のマーカービーコンにする。実はこの人工衛星(爆弾)は入国管理局が用意してた保険(アマラオのセリフ)だが、製作にMMも関わっている(基本は日本政府製だが、1部パーツがMM製)もし落ちたらアイロン(MM工場)をぶっ壊せるのでハル子(フラタニティ)の勝ち(ハル子は超人なのでマバセの人がみんな死んでも多分助かる)。落ちなくても外交の牽制になる(アマラオのセリフ)。ナオ太からギターを引っ張り出して、ナオ太に持たせる。これは遊んでるというかナオ太を試している。
(小説版より)
ここは推測も多いので間違っているかも…

5話

ブラブレって何

brittle bullet、脆い弾丸の略。後のナオ太の運命を暗示している。
(フリクリズム、オーディオコメンタリーより)

キツルバミ(入国管理局)が直々にカンチ捕まえに来てるのはなぜ

MMカンチを捕まえようとしてるけど、その際の限度がなくなり(カンチの中にはアトムスクがいるため)、それにより惑星の治安自体も危なくなってきた(実際、このあと超巨大なロボを投入し、街に被害が出ている)。よってMMより先にカンチの身柄を捕獲する必要が出てきた
(小説版より)

アマラオもN•O使えてるのはなぜ

→ 数年前に、ナオ太とハル子のような関係で、アマラオの頭を使って何かしてたから。で、その時に、アマラオも迷惑を受けてたのにもかかわらずハル子が好きだった。好きだったのに、捨てられてしまった、と。ナオ太とアマラオは似ていると。同じような関係。
(オーディオコメンタリーより)

今回のMMロボは何してるの

→アマラオの言うとおりMM工場に向かっている。(カンチの誘引のためと小説にはある)

結局アトムスクって何

→そもそもMM(メディカルメカニカ)銀河系に存在する二大勢力の一つ。表は医療機器メーカー、裏は非合法な裏取引や闇の開発実験を続けていた。これを取り締まるのが二大勢力のもう一つ、ハル子属する光域宇宙警察フラタニティ
アトムスクはMMによる人体実験で作られたドナーの少年(今は成長してムキムキ)。めちゃクソデカいN.O能力を持っている(6話のアレ)。アトムスクは自らMMから脱走し、MMは彼を追う。アトムスクは二大勢力に属さず、いつも独りでMMの妨害を行っていた。フラタニティはMMを取り締まるためにアトムスクに協力を要請(非合法実験の証拠にもなるため)。しかしアトムスクは孤独を貫く。よってフラタニティとも戦闘に。この際フラタニティのハル子はアトムスクのライバルになり、お互いに憎からず思う関係に。その後ついにハル子はアトムスクを拘束(怪我してるとこを捕まえたらしい)、手錠で繋ぐが、その護送に利用した宇宙船がMMの息がかかった船で、アトムスクはMMの手に落ちる(この際手錠が残る)。この際、アトムスクはハル子を守るためにわざと捕まったとの噂も。アトムスクを捕まえるというフラタニティの任務のため、自らの激しい恋のためにハル子はアトムスクを追って地球へ…。
(小説版、コンテ集より)

6話

フリクラって何

フニクニ、フニクラから。意味はない。

「手」は何

アイロン(MM工場)を動かすための手。だけど5話でカンチに壊されたから真ん中に穴が空いてる。ここに「ターミナルコア」があって、それが無いから今は動いていない。(実際はターミナルコアだけでなくてアトムスクの力も必要。カンチのところで説明。)

アマラオたち(入国管理局)は何しようとしてるの

→どこかに吹っ飛んでしまったターミナルコアをMMより先に回収すれば、手が動き出す(=アイロンが動き出す)心配もなくなる上、MMと交渉する時に使えるので、ターミナルコアを探している。

「外の世界」云々がよくわからない

→設定的に世界が閉じている、とかではない。精神性とかテーマ性の話。ハル子は「外の世界」からきた存在である。ナオ太は、ハル子たちが帰ってきたことによって「外の世界」へ行く理由が特にない。ずっとここに共にいたいと思っている。ナオ太のそういう心情と、「煙で覆われた街」をリンクさせて描いている。(ほぼ全て推測 ソースなし)

アマラオの言う“ある映像”って何

ある惑星をMMがアイロンで更地にする映像。(6話でちょっとだけ映る)

カンチは結局何だったのか

→ アマラオの言ってる通りターミナルコアの一部。(ハル子に壊されたので)ナオ太と一体化すると、赤カンチ(アトムスク)の力が出せる状態。だからナオ太なしのターミナルコアだけが「手」に入った時に動き出すことがなかった。

ハル子がナオ太をターミナルコアにぶち込んだのはなんで

アトムスクを復活させたいから。地球がどうなろうと関係なし。

ナオ太に何が起こってるのか

→アマラオが言うに海賊化アトムスクの力を取り込んだのだと思われる。そのあと自分の意思で海賊化を解除。頭からアトムスク本人登場、といった感じ。

その他

アニメと小説と漫画の違いは

アニメと小説は細部は違えど基本的に話が同じ。アニメで語られてない設定や心情など細かく書いてあるのが小説(なので今回も情報源に小説を入れている)。補完用みたいなポジション。
漫画は話も結構違くて、アニメ・小説版より難解。でもちゃんと“フリクリ”している。ぶっちゃけこれが“ダークなフリクリ”。

小説版の追加情報について

→ちょっとだけ触れてますがナオ太の母の話だったり、全然警察っぽくないフラタニティの思想だったり、最後のハル子VSナオ太の時のハル子の心情だったり、この記事では触れてないフリクリの設定はたくさんあります。が、これはアニメ版では全くと言っていいほど触れられてない・描写されていないものなので、今回はあくまで「アニメ版の解説」として省略します。気になる人は小説版を買ってみてはいかがでしょうか。

各話数の原画パートまとめ

<1話>
[アバンのナオ太とマミ美]→大塚伸治
・アニスタ007に記載
・ギャグっぽいアクション以外の画は平松(禎史)さん(1話作監)が直しちゃってる(アニスタ007より)
・ナオ太のアップで1カットだけ白目のない顔があるが、これは原画段階では作監が入っていないもの(アニスタ007より)
[ベスパに轢かれるナオ太]→高村和宏
・フリクリズム++に記載(簡単なQ&Aでの回答なので怪しいかも)
[マンガパート]→今石洋之
・アニスタ007に記載
・ネームからペン入れまで担当(アニスタ007より)
[部屋の中で1人手紙を盗み見ようとするハル子のシーンからナオ太の頭からメカが出る直前まで]→西尾鉄也
・アニスタ007に記載
[メカ出現シーンから橋の上での戦闘]→吉成曜
・メカ出現シーンは原画集の文字から推測。そこ以外はアニスタ007に記載
・c310(叩きつけられた腕が体勢を整えるところ)以降の戦闘シーンのコンテ、敵メカのデザインは吉成が担当(コンテ集、アニスタ007より)
[煙の中のナオ太とカンチのカット以降の橋のシーン]→本田雄
・アニスタ007に記載
[ジュースを飲むナオ太]→大塚伸治
・原画集の文字から推測
[おまけ]
ほぼ登場順の原画マンズ(DVD1巻より)
●大塚伸治●高橋タクロウ●高村和宏●石崎寿夫●末冨慎治●山口健一●芳垣祐介●清水恵子●今石洋之●牛来隆行●菊池聡延●西尾鉄也●吉成曜

<2話>
[アバンのナオ太の部屋]→芳垣祐介

・アニスタ007に記載
・魚眼ミラーを見ながら作画した(アニスタ007より)
[カンチが手を広げて上昇するところ]→西尾鉄也
・アニスタ007に記載、原画集のタイムシートから推測
[Bパート最初のナンダバ家]→大平晋也
・アニスタ007に記載
・ほぼ原画通りで作監修正なし(コンテ集より)
[タッくん(猫)をキャッチするマミ美のシーンから電撃を喰らって落ちるハル子まで]→西尾鉄也
・フリクリックノイズに記載
・原画集のタイムシートから推測
[MMメカの爆発]→庵野秀明
・アニスタ007に記載
・デジタル初体験(コンテ集より)

<3話>
[食事シーン]→大塚伸治
・アニスタ007に記載
[ナオ太とニナモリの部屋のシーン]→高村和宏
・アニスタ007、フリクリズム++に記載
・平松(3話作監)「#3の部屋のシーンは、こだわりがあっていっぱい直してます」(フリクリズム++より)
[パジャマのニナモリ]→大塚伸治
・フリクリックノイズに記載
・上記の高村和宏のシーンと被りあり(詳細不明)
[ニナモリがナオ太の腕を掴むカットから放り投げられたナオ太がミヤジュンにぶつかるまで]→西尾鉄也
・フリクリックノイズに記載
[天井を走る敵メカからハル子がベスパを呼ぶまで]→今石洋之
・アニスタ007に記載
・佐伯(3話コンテ演出)「パンツまで脱がしたのは今石さんです」(フリクリズム++より)
[廊下に走るハル子とカンチから屋上の戦闘シーン前半まで]→吉成曜
・アニスタ007、フリクリックノイズに記載
・敵メカのデザインは貞本のイメージを元に樋口真嗣がデザイン、アニメ用設定を吉成が起こしている(アニスタ007より)
[ギターを持って飛び込んでくるハル子からその後の戦闘]→摩砂雪
・フリクリックノイズに記載
[ナオ太を取り込むカンチから爆発まで]→大平晋也
・フリクリックノイズに記載
・メカシーンは別の人な気もする(推測)

<4話>
[カモンを風呂場に運ぶナオ太]→今石洋之

・アニスタ007に記載
[ギターを構えて飛んでくるハル子からツインバッティングまで]→貞本義行
・フリクリックノイズに記載
[打ち返した後の衝撃波]→ 石崎寿夫
・フリクリックノイズに記載

<5話>
[冒頭からサブタイまで]→芳垣祐介
・WEBアニメスタイルのインタビューに記載
[サブタイ後のサバゲー]→大塚伸治
・アニスタ007、フリクリックノイズに記載
[ナオ太とマサシ達の会話シーン]→平松禎史
・アニスタ007、フリクリックノイズに記載
[Bパート冒頭オート三輪が川沿いを走るカット]→平松禎史
・アニスタ007、フリクリックノイズに記載
[スローモーションの銃撃戦]→摩砂雪
・フリクリックノイズに記載
[パチンコを撃つハル子]→西尾鉄也
・アニスタ007に記載
[銃身上を走るハル子]→吉成曜
・アニスタ007に記載
・今石君が最初から吉成原画前提で作ったアクション(コンテ集より)
[カンチに乗って戦うハル子]→渡部圭祐
・アニスタ007に記載
[一斉射撃直後の爆発1カット]→庵野秀明
・アニスタ007に記載

<6話>
[橋下のマミ美とタッくん(メカ)のシーン]→大塚伸治

・アニスタ007、フリクリックノイズに記載
[マンガパートと直後のわちゃわちゃ]→今石洋之
・コンテ集、フリクリックノイズに記載
[ニナモリの走り高跳び]→平松禎史
・アニスタ007に記載
・コンテから平松が担当(アニスタ007より)
[マミ美がガクたちに見つかるところ]→芳垣祐介か石崎寿夫
・フリクリックノイズに記載
・貞本「すしおか芳垣の絵だよね。」
[ナオ太VSハル子]→西尾鉄也
・アニスタ007に記載
[アトムスクのカット]→磯光雄
・アニスタ007に記載
・飛び飛びに担当

おわりに

間違っているところあったらどんどん言ってください。追加編集します。
何か気になった部分・不明瞭な部分あったらどんどん言ってください。できる範囲で追加編集します。

それでは、良いフリクリライフを。

参考文献

・フリクリズム++
・フリクリックノイズ
・アニメスタイル007
・フリクリ原画集
・フリクリ画コンテ集
・小説版『フリクリ』
・漫画版『フリクリ』
・フリクリ オーディオコメンタリー
・WEBアニメスタイル

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