4版ルールを眺めて

Xではいろいろと文句いってるけど、とりあえず整理してみる。

コアルールの28ページに以下の記載がある。

独自のバトルパックを構築
ウォーハンマー:エイジ・オヴ・シグマーには、進行中のキャンペーンに連動した物語主導のバトルに焦点を当てた栄光への道・バトルパックから、バランスと対戦プレイに重点を置くスピアヘッド・バトルパックやマッチプレイ・バトルパックまで、多くの遊び方が存在する。
公式のバトルパックを使用するだけでなく、このセクションに収録されているルールを一揃いの機能として使用し、その中の要素を組み合わせて、独自のバトルプランやバトルパックを作って友人とプレイすることをお􀗧めする。
集めてきたミニチュアで友人と大規模なバトルを繰り広げたり、どの怪物が頂点に君臨するのか試してみたりと、きっと色々な遊び方を想像するだけでワクワクするはずだ。固有のバトルプランやスペシャルルールをデザインしたい場合もあれば、弟や妹に遊び方を教えるためにルールを単純にしておきたい場合もあるだろう。これらのルールは、個々の要望に合わせて自由に用いることのできる枠組みを与えてくれる。
ここでいくつかのアイデアを紹介したい:
・上級ルールを用いてアーミー編成をする代わりに、お気に入りのブラックライブラリーの物語に基づいて、または自らが作り上げたシナリオに基づいて、アーミー編成をしてみるの
も楽しいかもしれない。たとえば、5 体のストームキャスト・エターナルの英雄たちが、巨大な混沌の怪物を相手にどこまで戦うことができるのかを試してみるのはどうだろうか?
・戦場を各プレイヤーの領地に分割し、作戦目標を配置し、バトルで起こる展開を一考し、自分だけのバトルプランをデザインしてみるのもいいだろう。楽しみながら、色々なアイデアを試してみよう。固定した場所に作戦目標を配置するのではなく、プレイヤーで交互に作戦目標を配置してみたり、三つの小さな戦場を境界門でつなげてみるのはどうだろうか?
・上級ルールは、バトルにルールを一つずつ取り入れながら学んでいこう。たとえば指揮アビリティのルールをまず試してみて、その次に魔法を加えてみる。最後にそれらを組み合わせて相手を出し抜き、戦術目標でポイントを獲得してみたりするのも良いかもしれない。

この文章から僕は、このゲームはどちらかというとよく知った友達とのコミュニケーションツールとしてデザインされているというようなメッセージを受け取った。
実際のところ、こうやってバトルプランを作ったりして遊ぶというのはとても楽しいし、TRPGプレイヤーなのでワクワクするところはある。
じゃあなんでいろいろと言っていたのかというと、そういう遊びが日本に根付いていないと思っているから。
ハウスルールで遊んでいるプレイヤー、実際のところほかにあまり見たことがなく、どうしてもルールの枠からはみ出ないような遊びが多いように思う。
ガチでマッチプレイをやってしまうと、4版はうまい下手の差が如実に出てしまうし、「自分の好きなミニチュアが活躍しない」ということも多々発生してしまうと思うので、ここに書いてある通り自由に遊ぶのがいいかなと思った。
ついでに以前に出ていた記事の内容も記載してみる。

“Modularity is born from the idea that Warhammer Age of Sigmar is much more than just a game,” continues Matt, the man in charge of the rules. “It’s essentially a platform that supports many types of games. People play Warhammer Age of Sigmar as a narrative experience, a competitive tournament game, at sizes ranging from huge mega battles with hundreds of miniatures to smaller format games like Spearhead, and everything in between.

https://www.warhammer-community.com/2024/03/28/warhammer-age-of-sigmar-what-are-modular-rules-and-what-do-they-mean-for-you/

翻訳すると『モジュール性は、『ウォーハンマー・エイジ・オブ・シグマー』が単なるゲーム以上のものであるという考えから生まれました。「本質的には、様々なタイプのゲームをサポートするプラットフォームなのです。ウォーハンマー・エイジ・オブ・シグマー』は、物語を楽しむゲームとして、あるいは対戦型のトーナメントゲームとして、何百ものミニチュアを使った大規模なバトルから『スピアヘッド』のような小規模なゲームまで、またその間にあるあらゆる種類のゲームをプレイすることができます。』

と書かれている。ここからもAoSゲームは対戦ゲームとしての側面以外を推していこうという意図が見え隠れするように思う。

というわけで

4版はナラティブ・ハウスルールで遊び、マッチは3版でやるのがいいかなと思う。
ハウスルールなのでラットリングは自爆するし、ワープライトニングキャノンはおみくじします。
対戦する方はそういうつもりでお願いします。

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