かつてあったというエンドタイムス。どうやら世の中的にはファンタジーバトルが消え、オールドワールドが消えるという一大イベントだったそうですね。
そんなエンドタイムスにおけるスケイヴンを描いたらしい一冊がこちら
The Rise of the Horned Ratです。とりあえずこれを読んだり、これまでに知っていた情報をまとめて見たいと思います。
スケイヴンとは?
スケイヴンとは、混沌の勢力です。ですが、その在り方は他の混沌のものとは大きく異なります。
コーンにしろナーグルにしろ、4大神と呼ばれる混沌の神々は基本的に混沌の領域(Realm of Chaos)にいます。それに対して、スケイヴンたちは、混沌の領域を切り取って作った破滅の領域(Realm of Ruin)にいるそうです。
全てのスケイヴンは最悪のナルシストであり、自分より優れたスケイヴンは存在しないと思っています。また、彼らの辞書に道徳や思いやりという言葉はなく(そもそも辞書もないですが)、他人から奪うのは強く優れたスケイヴンの証であるため、褒められるべき行為とされます。さらに、彼らは生まれながらにパラノイアであり、自分以外のあらゆる存在に対する拭えない猜疑心を抱いています。
彼らの社会は極端にして完璧な階層構造です。頂点には神である<角ありし鼠>がおり、スケイヴンはみな<角ありし鼠>の仔です。<角ありし鼠>はスケイヴンたちの繁栄を願っており、それ以外のことにはほとんど興味を示しません。
スケイヴンたちは氏族という単位で存在し、その氏族の中でも有力な12の氏族が集まり構成される13評議会(Thirteen Council)を頂点としています。13というのはスケイヴンにとって神聖なる数字です。そして13評議会の第1の席は<角ありし鼠>のものであり、常に空席となっています。
氏族は常に一定ではなく、健忘術数や、場合によっては血生臭い争いによって入れ替わります。彼らが協力を覚えた時、世界は破滅すると言われていますが、スケイヴン同士が協力することは不可能に近いので世界の安全は保たれています。
ヴァーミンロードという存在
スケイヴンたちの社会にはヴァーミンロードという怪物が存在します。コーンのブラッドサースター、ティーンチのロードオブチェンジに該当するグレーターデーモンです。
ヴァーミンロードたちは氏族に寄り添うもの、幾つもの氏族を煽動するものなど様々です。
ヴァーミンロードたちは影の13評議会(Shadow Thirteen Council)を構成し、<角ありし鼠>の悲願を達成するべく暗躍しています。
ヴァーミンロードの中で頂点に立つのは、おそらくヴァーミンキング・スクリーチです。スクリーチはかつてある事件で閉じ込められた12の氏族指導者が溶け合って生まれたそうです。
そんなヴァーミンキングですが、結局はスケイヴンです。
つまらない自尊心を満たすためには、パフォーマンスも辞さない小物。ヴァーミンキングも本質的にはなんら変わりないのです。
今回はひとまずこの辺にしておきます。プロローグでも語れることはたくさんありますが、あまり書いても長ったらしくなってしまいますし。
そうそう、これを読むために楽天KOBOをわざわざiPadに入れました。でも使い勝手はKindleの方が上かな・・。