3版スケイヴン書きなぐり
3版スケイヴンがどんなアーミーか、何となく評価。
スケイヴンの特徴
低コスト・多数・低傷・低防御。
ぶつかったときには攻撃力で後れを取ることは少ないが、防御力では大きく後れを取る。
結果として、殴り合うと一方的に競り負けることが多い。
それを克服するために数をそろえる必要がある。
氏族の評価
ペスティレンズ
特徴は圧倒的な近接火力と、圧倒的な低防御、豊富な致命ダメージ。
ペスティレンズだけで編成をすると1ラウンド目が終わるころに戦場は焼け野原となる。当然、そのままでは勝ち目がないため、ペスティレンズ以外を入れる必要がある。
また、ペスティレンズは魔法が使えない代わりに祈祷が使える。特に祈祷のボーナスがつく戦闘特性は優秀。
指揮特性は祈祷+1か、共通指揮特性での祈祷リロールを選べるが、戦闘特性を考えると祈祷+1のほうが優勢か。
ヴァーミンロードのポイントが一番低い。それでも360点だが。
唯一バトルショックを無効化できるプレイグファーネスがあるため、ポイントに余裕があるならそれだけでも入れておくとよい。
スクライア
特徴は圧倒的な射撃能力。
ギャンブルをすることで性能を倍以上に伸ばせるユニットがほとんど。
半面、ギャンブルをした結果が悪いとユニットが死亡する。
どこで賭けに出るのかの見極めが重要。
魔法に頼らずホードアーミーを瞬殺できるほぼ唯一の勢力でもある(ワープファイアスロワー)ため、あらゆる相手に対応が可能。
半面、個々の能力は低いためどのようにカバーをするのかが課題。
特にウェポンチームのユニットはほぼ例外なく傷3セーブ6+である(一部5+)。守るのか、切り捨てるのかの見極めも重要。
反動や爆死が多いため、事前に計画していた動きをできることはまれ。
状況に合わせた臨機応変な対応も必要。
エシン
特徴はヒーロー暗殺に特化した能力。
といいつつも、ヒーロー暗殺というよりスピードに特化している印象。
ヴァーミンロードのコストは重いが、敵の6mvにテレポートできるため本当に困る相手を暗殺するには向く。
ガッターランナー・ナイトランナーともに防御力が低く戦線維持は不可能に近い。
一方で、初期配置をいじれることから、相手に対して四方八方から圧力をかけることが可能。よくも悪くも相手との心理戦が重要な氏族。そういう意味で、ユニットの性能や戦闘特性・指揮特性がこのクランの性能に及ぼす影響は他と比べて少ない。
ブラフや相手の思考誘導などが苦手な場合あまり活躍できないかもしれない。
モウルダー
特徴はスケイヴンとしては珍しくまともに殴り合いができる性能。
ただしその性能の大半をラットオーガとヘルピット・アボミネイションに頼っている。
モウルダーといえばラットオーガといっても過言ではないほどにラットオーガが優秀。
他にも60ptながら貫通2を持つジャイアントラットなどがあるが、防御力を考えるとやや厳しいか。
パックユニットは復活が前提であるため、指揮ポイントの確保が重要。
全体的に数が少なくなりがち。ラットオーガがいくら強くても囲まれればひとたまりもない。ヴァーミヌスのユニットなどで守ることが重要。
ヴァーミヌス
特徴は圧倒的な数。
とにかく数が多いクランラットが軸。
クランラット・ストームヴァーミンを支援できるクロウロードの戦闘特性・指揮特性が非常に優秀。
どの氏族を選んでも中核に据えるべきはクランラットであるといえるほど。
マスタークラン
グレイシーアの氏族。
魔法に特化している。
また分類されなかったヴァーミンロードもここに分類される。
指揮特性で指揮ポイントに干渉する、スケイヴンの攻撃回数を増やすなど、触れる幅が広がる。
それぞれのユニットで得意なことが全く異なる。ユニットの理解が非常に重要。
基本的にはほかのクランを編成した後に、不得意な部分を補強するために入れる。
全体として
敵をバンバン倒していくようなアーミーではない。
近接はそこそこできるが前述のとおり防御が低いため、接近戦で敵を薙ぎ払って勝つような動きは無謀。特に防御の低さは特筆もの。3+以上のセーブを持つユニットが1つしかいない。主力ユニットの大半はセーブが5+以下。また、ベヒモスユニット以外に加護もない。
射撃はどれも一長一短でクセが大きい。射撃で敵をすべて倒していくような動きをするのも難しい。
一部のユニットは一級線の戦闘能力を持つが、それだけに狙われて撃沈しやすい。強力なユニットが囮として死ぬまでの間にクランラットで目標を確保してポイント勝ちをするのが基本。
指揮ポイントや指揮アビリティを妨害するなど、普通のアーミーでは干渉できない部分に干渉ができる。
できることが非常に多いため、あれもこれも詰め込むとコンセプトが散らかって結局何もできなくなりがち。やりたいことは1つか2つに絞ったほうがいい。
単氏族編成はマゾの極み。あきらめて複数氏族混成をするほうが良い。複数氏族編成でもスケイヴンの理解度が低ければ容易には勝てない。
相手の得意なことを見抜いたうえで、それを妨害しつつ軸をずらした戦いをするのがカギとなる。
特に相手の得意な領域で戦えばほぼ確実に負ける。