スケイヴンユニットの話その17〜ヴァーミンロード・デシーヴァー〜

ナイトロードに捧ぐ。いや、捧がない。

■基本性能
ポイント:400
兵数:1
負傷限界度:13
勇猛度:10
セーブ:4+
移動力:†
■射撃戦武器
ドゥームスター 12mv/D6回/3+/3+/-1/2
巻きつく尾 6mv/††/3+/3+/-1/1
■接近戦武器
ワープスティレット 1mv/6回/3+/†††/-3/2
■基本情報
ウィザード:このユニットは自分ヒーローフェイズに2つの呪文を唱え、相手ヒーローフェイズに2つの呪文を打ち消せる。
■アビリティ
ホーンドラットの加護 加護5+
ドゥームスター ヒットロールで修正前の出目6が出た場合、2点の致命を与えて攻撃シーケンスを修了する。
影の衣 9mvより遠く離れた相手から射撃の対象にならない。
暗殺者の主 エシンのユニットが接近戦フェイズ中に接近戦を宣言した場合に発令可能。ヒットロールとウーンズロールに+1の修正を与える。
恐るべき地走り 詠唱6、射程18の呪文。射程内の13傷以下のスケイヴンヒーローを対象。そのユニットを戦場から取り除き、あらゆる敵から6mvより遠い地点に配置する。
キーワード
ケイオス、スケイヴン、エシン、デーモン、ヒーロー、モンスター、トーテム、ヴァーミンロード、ヴァーミンロードデシーヴァー、ウィザード
マッチプレイロール:リーダー、ベヒモス
◾️ダメージテーブル
ダメージ
:0-6/7-8/9-10/11+
†:12/10/8/6
††:4/3/2/1
†††:2+/2+/3+/4+


ユニット概要

対10傷以下程度の特攻兵器。
6mv配置と貫通3でほぼ確実に1キルは決めてくれます。
<影の衣>で防御力もまずまず。

強い点

魔法さえ通って仕舞えばほぼ確実に相手の不用意にうろつくヒーローを仕留めてくれます。
相手はこれを前提に立ち回るので、ヒーローを守るために余分な戦力を回す必要が出てきます。
そのため、ヒーローを暗殺するのが仕事かと思いきや、実は前線支援的な役回りがほとんどです。
ある程度慣れた相手にはまず暗殺は決まらないので、ボードコントロールを意識して動かしましょう。
ワープスティレットは、<殺戮の達人>込みならほぼ2+/2+/-3/2なので、それに<燃える武器>を組み合わせて12傷くらいまでが一撃即死圏です。
<殺戮の達人><燃える武器>なしでは、5〜6点にとどまるため、相手のバトルラインなどに突撃させるのはあまり有効ではないでしょう。
固有ではないことも強みです。
ジェネラルにして<比類なき殺戮者>でキルできるヒーローの幅を広げたり、<悪辣なる敵対者>で火力を上げるのは単純に強力です。
<想像を絶する敏捷性>をつけることで、<逃ゲるが勝チ!>を有効に扱えます。移動→突撃→<逃ゲるが勝チ!>と動かせば、最低でも27mv、上手くいけば36mv先にまで移動できます。

弱い点

ポイントの高さが辛いです。
相手が200pt以上の比較的値段の高めなヒーローを複数入れてれば牽制として有用ですが、低コストな低傷ヒーローばかりの場合、その戦況に絡まないヒーローを捨てられてしまうと何もできなくなります。
詠唱+もないため、<恐るべき地走り>の信頼性がわずかに低めなのもマイナスでしょう。
耐久力もあまりなく、加護と<影の衣>があるとはいえ13傷しかないため、集中砲火をされるとあっという間に沈みます。

アビリティ評価

ドゥームスター

射撃のクリティカルアビリティ。とはいえ射撃にはそんなに期待していないことや、<殺戮の達人>の第1目標に対しては2+/2+であることから、あまり意識する必要はないでしょう。

ホーンドラットの加護

あるとえらい加護アビリティです。5+は十分な数値。13傷しかないですが、これがあるため実質的に20傷くらいの耐久力はあります。
とはいえ耐久力は所詮その程度です。

影の衣

9mvより遠い位置からの射撃をカットする能力です。
射撃の対象にならないので、射線無視の射撃にも有効な反面、射線自体は通っているので魔法やアビリティは防げません。

暗殺者の主

ヴァーミンロードシリーズに搭載された指揮アビリティです。
以前のリロール効果からヒットとウーンズへの修正に変化したため、やや使いにくくなりました。
エシンユニットにはヴァーミンロード以外に超高火力なユニットがほとんどいないため、あまり活躍しないかもしれません。
あえて使うなら15体編成のガッターランナーに対してだけど・・・そんな編成することはあるのだろうか・・・。
一応2+/2+/-1/1で31発だからまぁまぁ強いとはいえ・・。

恐るべき地走り

ヴァーミンロードデシーヴァーを特徴つける魔法です。
自身を敵から6mvの位置に再配置できるため、相手への牽制として非常に優秀。
ただし、1回暗殺した返しに死にかねないので、400ポイントのユニットを特攻させるかというのはよく考えて。
基本的に400pt級を打ち取るほどの火力はありませんし。

おわりに

特攻させてしまうとポイント相応の働きはできないので、ちらつかせつつ相手の動きを牽制するコントロールユニットとしての使い方になるでしょう。
相手が迂闊な動きをしたときには、容赦なく狩りに行くのが大事です。
戦局眼と相手へのブラフやボードコントロール能力を高めることで真価を発揮できると思います。

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