AoS日記その64〜ネズミと腐敗と〜
部隊員:崩壊の先触れ
カル=ゴ=フロックス
スロピッティ・バイルパイパー
ナーグル神の望みをいち早く理解し、それを世界に伝えるために使わされた。
リバーラッシュ
スポイルポックス・スクリヴナー
手に持った羽ペンで《崩壊の先触れ》がもたらした影響を書き留め続ける。
ノック・ノック
ピュートリッド・ブライトキング
バトルプラン:力の結節点
世界を病に包む。
ただそれだけがカル=ゴ=フロックスの生まれた理由だった。
病の旋律を吹き続ける彼は、自らの神がなにを欲しているのかを理解していた。
遥かなる昔、ラストリアと呼ばれていた地域にやってきたその鼠人間たちは、病に倒れていった。
神はそれを見て、満足していた。
だが、やがてスケイヴンたちは、病を克服していった。
神はその時ーー
開戦
カミナというクロウロードがいた。
ボマードというボンバーディアがいた。
カル=ゴ=フロックスにとってどうでもいいことだ。
だが、神はどう思っているのだろうか。
敵ではないのかもしれない。
仲間というわけでもない。
結節点に建てられた櫓。
それを奪い、力を蓄え、世界に破滅をもたらすのだ。
クランラットたちが前に出る。
彼らは、一般的なスケイヴン・クランのそれとは異なり仲間意識が強い。
スケイヴンがもし仲間の意識を手に入れたら?
そこに残るのは悪夢だ。
召喚されたプレイグベアラーでクランラットを足止めにかかる。
幸いにしてストームヴァーミンはクランラットによって道がふさがり動けない。
カル=ゴ=フロックスと、リバーラッシュの支援を受けたプレイグベアラーたちが健闘するが、多勢に無勢、ランサーズの槍の前に倒れ伏す。
一方、時間を稼いだことで結節点を手に入れることができたが、結節点から湧き出た魔力でノック・ノック隊の1人が地に伏す。
それがこちらの破滅の始まりだった。
ランサーズに比べて、こちらの被害は軽微だ。
だが、あまりに数が違いすぎる。
少しずつ押し込まれ、結節点を手に入れるのはもはや不可能。
カル=ゴ=フロックスは敗北を悟り、撤退するのだった。