【旅行中に安心・安全をプラス~添乗看護師やってます~】


立て続けにご依頼を頂き、旅行に同行する看護師としてお仕事しています。
今のところ、160~250名規模の団体様にご同行させて頂きました。

「旅行に看護師がついて行って何をしているの?」
そう思われますよね。

旅行は楽しいだけではなくリスクもあると私は思っています。

*普段よりも多い活動量*
歩きっぱなしで足が棒。
せっかくだからとオシャレをして靴ずれなどのトラブルが多くなります
睡眠・休息時間も少なくなる方が多いです。

*慣れない環境*
24時間誰かと一緒のため、ストレスを強く感じます。
気候も違うので、熱中症になりかける方がとても多かったです。

簡単にこの2点を挙げましたが、
上記トラブルを未然に防ぐために
「あらかじめ声をかける」
という方法を私は取っています。

あらかじめ北海道と旅行先の気候や環境の差を把握し、
合流時のご挨拶の段階から面白おかしくお伝えしています。
少しでも聞き入れやすい雰囲気を心掛けています。

一番ウケてくれたのは、学生さんに
「元気ですかー!」
「水分はたくさんもってきてますかー!」
「坂道多いけど、歩きやす靴はいてますかー!」
と、かの有名なアントニオ猪木さん風にご挨拶させて頂いたときです(笑)

旅行中に「看護婦さん暑いからちゃんと水のんだよ」「ローファーできたから足が痛くて、行く場所調べてスニーカーできたらよかった」などと話しかけてもらえました。
知らず知らずのうちに対処法を学んでくれているなと感じます。

反対に、残念なこともあります。
お友達と喧嘩して過呼吸になってしまったり、ストレスから睡眠不足になり、体調不良からホテル待機を希望する子もいます。
もっと早く、もっとたくさん心身をコントロールするサポートができたらいいなと思う事案です。

せっかくの楽しい旅行を台無しにしたくない。
最後まで楽しく有意義に、素敵な想い出を作ってほしい。
だからなんでも先手で行きたいんです。
なるべく後悔はしたくない、させたくない。
そんな気持ちから、心理カウンセラーの資格をとりました。

起きたことを片付けるより、防いでいきたい。
未来につながる知見を得る機会になれたらいいな。
いつだってそんな気持ちで、お仕事をさせていただいております。

機会があれば、「添乗看護師」ご利用してみてください(^^)