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退職時に年休を使わせてもらえない時にすることー看護師編ー

あるあるですよね(笑)
今回の職場は30日の年休のうち退職前に消化できたのは2日でした(笑)

そんな職場でしたので、反面教師として
とことん嫌な思い・嫌なことをここで学ばせてもらおう!
という意味で、多くの看護師さんが悩むであろう
「退職時の年休消化」
について調べて実践してみようと思います!!!

こんなこと記事にしてたらもう病院では雇ってもらえないでしょうね(笑)
えぇ、それでも覚悟を決めたのですよ私は。
こんな記事が必要なくなるまで病院には戻らないと心に誓い外に出るのです。

※社会人として好ましい表現ではないことを十分承知しています
※職場のことを配慮しなければならないのはよくわかっています
※本当に申し訳ないとは思っています。
※でも社会問題解決という視点で必要だと思うので、述べます

.*看護師の病院退職時の年休もらえないあるある


自分自身多くの科や組織形態を学ぶために多くの病院に就職し、
知人のお話も多く聞いてきましたが、
とにかく、年休を使い切らせてくれる病院はまあ本当に少ないです(笑)
(病院だけでなくどの業種もそうかもしれませんが)

もちろんどの病院も人員不足の事情もわかります。
残るスタッフへの配慮が必要なこともわかります。
が、私自身年休消化をしきれたことは一度もなかったのが、事実です。

事情は事情、事実は事実。
解決すべき問題であるというのが結論。
本記事では退職に伴う年休消化問題について焦点を当てますが、

今後は
・年休消化ができない原因は人員不足
・人員不足には必ず原因がある
・私が明らかにした人員不足の原因
についても伝えていきたいと思います。

.*退職したいと思ったらまずすること

「仕事やめたい」
常に看護師の職場では口癖のように飛び交っている言葉です。
多くの人がそう言いながら仕事を続けています。
※最長10年選手もいました(笑)

まず一番最初にすべきなのは自分の意志の確認です。

自分は本当に退職したいのか?
なぜ退職したいのか?
何かが嫌なのか?他に何かしたいのか?
退職してその後どうなりたいのか?
その自分の意思を再確認しておくことで、
その後の生活や人生が有意義なものになるはずです。

退職時期とその先のビジョンを持つことで計画が立てられます。
いつ退職に向けて職場にアプローチを始めるか?
余裕をもって調整することで、希望の退職日や年休消化の交渉がしやすくなります。

そして余談ですが、退職後の大まかな計画を立てることで
お金の準備にも視点が向くようになります。
せっかく時間ができても、先を見て節約するのでは本末転倒です。
素敵な退職になるように、是非計画をしっかりしてほしいなと思います。

.*退職に向けて行ったこと

さて。計画がたったらいよいよ行動開始です。
まずは規定と法律の確認をしました。
・労働基準法:原則として14日以上前に退職の意思表示
・職場規定:3か月前に退職の意思表示
「法律的には14日前!」というのも間違いではないですが、
一応雇用契約を結んだご縁もあるので、職場規定に則るのがbetterかと感じます。
それは泣き寝入りしろということではなく、逆算して行動につなげてくださいということです。

他にも意思表示の期間だけでなく、
他にも細かく就労期間や退職理由による退職金の規定や違約金など、
職場によって決まりは異なるのでまずは規定を確認する必要があります。

その点から、都度の面談の機会に意向はつたえつつ
正式に10月、退職の意向を伝えました。
その際に年休消化を少しずつしたいと伝えました。

今回私はあらかじめ計画的に退職の意向を伝えていたので
退職届を書かせてくれない、受理を渋られることはなかったのですが、
そのような病院も多くあるということは余談ですがお伝えさせて頂きます。
この辺のやり取りで下準備の真価が問われると思います(笑)

法律を持ち出すことは、脅しでも何でもない。
決意があるんだよという表現です。

ただ、権利だけを主張するのも多分ちょっと違います。
自分の義務としてそこでの役割は何か
そこを離れた先にどうなりたいか
その辺の意図を常に明確にすることを忘れてはいけないと思います。

.*実際の病院の対応

結局勤務表に組み入れてくれた年休は、30日程残っていた年休のうち、計二日のみでした。

その年休は、他県での資格取得のために希望した休みでした。
土日に行う資格試験は週休扱い。移動日として前後1日ずつほしいことを伝えましたが、往路の便が18時だったため夜勤明けにされました。
資格取得と、就労準備で年休消化は2日のみ。
そして仕事が少ない日は、退職者ではなく在職者に対し一日に何人も年休を与えています。
その他数日突発的になんとか年休を消化しましたが、それは待機で呼び出された際の振替代休でした。

退職が受理されて約半年。ついた年休はたった二日。
「これでも配慮した」と言いくるめられた最後の勤務表。
正気かと疑いました。それが現状です。

今月末は土日で終わり、月曜日から4月を迎えます。
なのでたまたま土日が休みでしたが、本当にギリギリ最後までフルで勤務を入れられていました。

本当にわたしは信じられなくて、驚き過ぎて涙がでました(笑)
どうしても春からの準備とお休みのための時間がほしかった。

.*どうしたらよかったのか

遠慮せず休みを指定すればよかった。
法律で規定されている権利を有効に使えばよかった。
それが必要ない位、日常から健全に義務と権利のバランスを保ち
それが当たり前であるよう職場環境や信頼関係を整えておけばよかった。

仕事は一人でしているわけではない。
単純に自分の事情だけで進められない事前提で、
やはり違法が当たり前のままになっている現状はおかしい。
そう言える社会であってほしいし、そうでなくてはならない。
必要なものだから法律として定めた。
不要なら変えるべき。

私が言っていることは理想論だと社会は言う。
ただ、法律に則ったことが理想になっているのが、おかしい。
おかしいのが普通なのが、おかしい。

少しずつ、整えていけたらいいな。

【*.まとめ.*】

*退職する前に自分の意思とその後の計画を明確にする
*自分の計画を逆算して退職に向けて動く
*職場規定と法律を確認しておく
*日頃から職場での信頼関係を築いておく
*職場制度を整えていく

現実的には難しいことも多いですが、
「できることはやる」
ことから始まるのだと思います。
それに尽きると思うのです。
それを繰り返して自分にできることが増えていくと思うのです。

私も何回も一人で失敗したからこそ
たくさんの人に還元しようと思い
社会起業という形に辿り着きました。

毎日コツコツ。できることから一歩ずつ。

私のちっぽけな経験が
誰かの心を救うきっかけになったらいいな。

それでは、また!