【Cookieレス】新卒広告運用者の視点
noteを更新しようと思ったら下書きをみつけました(2024/01/13)
途中で切れてますがせっかくなのでアップします🙌
日本でもCookieレス時代がとうとう来てしまうのかと話題になっていますね。
Cookieってなんだろう。Cookieレスになったらどうなっちゃうの?、Cookieレスになったら今後どこを強化すればいいの?などを自分で見返すつもりも含めてまとめました!
はじめに〜Cookieとは〜
Cookieとは、ホームページに訪問したユーザーの行動入力情報を、ブラウザへ一次的に保存する仕組みのことです。これにより、例えばIDやパスワードの入力の手間が省けたり、興味のある広告が表示されます。
Cookieには3種類あります。
①ファーストパーティーCookie(1stParty)
自社が取得するデータです。
お客さまと自社でのやり取りのみになります。
②セカンドパーティーCookie(2rdParty)
他社が取得するデータです。
他社とお客様でのやり取りがあり、お客様の情報が他社から送られます。
他社のファーストパーティーが自社に渡されることです。
メディアなどが自社で収集したデータを広告主に販売したり、自社が集めたデータを子会社やパートナー企業と共有したりといった形で流通しています。
③サードパーティーCookie(3rdParty)
自社とは関係のない第三者機関が取得したデータです。そのため、調査対象の属性が、自社の目的と合致していないことが多々あります。また、信憑性の面でも、発信元の信頼度は十分か確認が必要です。
広告運用ではサードパーティーのデータをリターゲティング広告に用いてきました。
例えば、自社サイトAに初回訪問したユーザーに対して、ユーザーが無関係サイトBを閲覧しているときに自社サイトAの商品を広告として表示する、
自社サイトAに再度誘導をし購入に至らせることを目的とするものです。
具体的には、「自社ホームページを訪問したことがあるユーザー」「商品ページを閲覧したユーザー」などでリストを作成し広告出稿を行います
このように購買意欲の高いユーザーに絞ってアプローチできるメリットがあるので、多くの企業で採用されているんです!これが廃止になってしまったら困りますよね。
なぜCookieが問題視され、廃止の動きとなっているのでしょうか。
Cookie廃止の歴史と問題
サードパーティーCookieは、ホームページを訪問したユーザーの意思に反して個人情報を取得することがあります。これが「個人のプライバシー侵害につながる」とする見解が広まってきているのです。
こうしたことから、サードパーティーCookieに対する規制が欧米諸国では進んできました。
日本でも、Cookieを「本人の同意なくデータが第三者に提供する恐れがあるもの」として問題提起する動きが出てきました。後述する2022年4月施行の「改正個人情報保護法」に繋がっていきます。
各社のCookieの廃止と規制
すでに各社のサービスではCookieの廃止と規制が進んでいます。
このようにCookieへの規制が強まっています。
日本でもCookieに対する法が試行される予定です。
日本におけるCookieに関する法律
日本のCookie規制に関する法律には「改正個人情報保護法」と「改正電気通信事業法」の2つがあります。
①2022年4月:改正個人情報保護法施行
「個人関連情報」という概念が新設されました。
個人関連情報とは、厳密には個人情報として該当しないものの、個人情報の取得につながり得る情報のことです。
個人関連情報の例として、以下が挙げられます。
Cookie
IPアドレス
端末固有ID
広告IDなどの識別子
位置情報
閲覧履歴
購買履歴
こうした個人関連情報を第三者に提供し、個人情報を紐付ける際には、ユーザー本人の同意が必要であるとされました。
Cookieについては、取得自体は問題ないものの、提供先で個人情報と紐付けられる場合にはユーザー本人の同意が必要になると定められました。
ユーザー本人の同意を得る方法として、ホームページ上に「Cookie使用について同意」と記載したポップアップの表示が挙げられます。
この同意が義務付けられているのは、Cookieの提供元ではなく提供先です。
②2023年6月:改正電気通信事業法試行
改正電気通信事業法では、サードパーティCookieデータを含むユーザー情報を第三者に提供する際に、ユーザーからの同意など義務付けられている対応があります(詳細)。
広告運用者が心得てCookieレス時代に大切なこと
こちらの記事を参考に執筆しています!
①サードパーティーCookieに依存しない
ファーストパーティーCookieのような代替手段を用いることが説かれています。
資料請求フォームや自社サイトへのタグの埋め込み、オフラインイベントでの名刺交換などがこれから必須になるはずです。
②新規ユーザーを効率的よく獲得する手段を検討する
自社サイトを認知した購買力の高いユーザーへのアプローチなど、効率の良いコンバージョンを狙っていく必要があります。
CVRを高めるためには、LPが直結するため広告費用よりもLP制作費にお金を回すことも増えてくるかもしれません。
③広告クリエイティブの質を高める
クリエイティブ自体の質を高めて、多くのユーザーにクリックやコンバージョンをしてもらう施策です。
④「コンテキストターゲティング広告」や「Googleファインド広告」を使用する。
これまで、コンテキスト広告媒体
参考にしたもの
参考にしたサイト
・身になるナレッジ、「Cookie規制とは【前編】|日本ではいつから始まる?どう対策すべき?」、2023年5月11日。
・プライバシーナレッジ、「世界最大級のプライバシー事件「ケンブリッジ・アナリティカ問題」とは何だったのか」、2022年10月3日。
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