真夜中の飛行場

まだ飽きない。飛行場ターミナルビル制限エリア内で過ごす時間には飽きない。まず景色が飛行機なので楽しい。外が暗い時間であっても楽しい。

ちょっと値段も高いけどビールも有る、空いている場所ではベンチも快適だ。だから待ち時間が長いほど、空いているあちこちのベンチに移動する。

Wi-Fiも有るから動画を見てても問題無い。

その間、だいたい僕は、ずっと人間観察をしている。嫌な感じにならない様に気配を消して観察しているつもりだ。遠くから聞こえて来る会話の内容からその人の生き様なんかを想像しながら。

仕事。旅。逃避行？放浪。今、何をしているのか、何をしに来たのか？俺は何でここに居るのかな？とかも含めてね。

声を大きく、なんやら無神経な話題を自慢気に話している人達は、だいたい同じ人種の人達で、僕の好きな人種では無い。そしてそういう人達は、日本人に多いと感じているのは僕だけだろうか？

小学生の頃、何度か飛行機に乗った記憶は飛行機ではなく飛行場に有る。ボーディングブリッジを歩いていくワクワク感。途中の窓から間近に見えてくる飛行機。

広〜いターミナルビルの中。

そうだアノ頃は搭乗時にカウンターでチケットに席番号のシールを貼って渡してくれたよね。そのシールを貼る光景を興味深く見ていた記憶も有る。

あ、こりゃ昼間のターミナルビルの光景ね。

真夜中の深夜便。待ち合いのスペースはなんともまったりしている。

平和なこの風景が何時までも続いて欲しい。