
59歳になったオジの1人旅 7 チェンマイで、 ソンテウに乗ってみた。
ドイステープ寺院にはどうやって行こうかな
ツアーを申し込んで、ついでに近くの寺院にも行ってみようか? Grabを呼んでいこうか? ソンテウに乗っていこーか?
チェンマイにおける寺院の象徴的なその場所はドイステープ山という標高700メートルの山頂に佇む、1300年創建の寺院で有る。
なのでそこまで行く交通手段は限られるのであーる。ソンテウで行きたいんだけどねぇ。
ソンテウ? これがソンテウ。バスでは無い
東南アジアでは定番の地元民の足だ。

ピックアップトラックの荷台に乗る乗合バスでチェンマイ市民の主な交通手段だから、勿論安いのも有るけど、経験として乗ってみたい。で、ドイステープへ行く朝、朝食を取りながらも交通手段を悩んでいた僕は結局Grabを呼んだんだ。暑さにも負けて。
5分も待たず配車された車が来たんだけど
運転手の彼が僕に言うには、帰りも乗ってくれとか言うんだね。理由としては片道で行くには少し遠い、ガソリンが高いので片道では行きたく無いって言うのね。(多分ね)
そう高圧的でも無く、優しく交渉してるよーな感じだったからイヤな思いはないんだけど、さて?どうするかなと 一瞬悩んだ結果
この車をキャンセルさせて貰った。
成り行きでこのまま行っても良いかなとは思ったんだけど、何となく帰りにソンテウに乗ってみたい気持ちが勝ったと思う。そして運転手の彼も何事も無かった如く走り去った。
そして直ぐにGrabからキャンセル確認メールが来た。あんたがキャンセルした理由は何ですか? あ、こんなの来るんだと思いながら
4択表示のキャンセル理由を見て何気に自己都合をポチッとしてしまった。
するとメールでキャンセル料金は30バーツですと案内が来た。あ、キャンセル料金発生するのか、そらそうか、あ、でも自己都合じゃないよな理由は。でも、あー面倒くさいから
マイペンライで終わるとしよう。
以後気を付けようか。ね。
今日も暑いし一旦ホテルへ帰って休もうかなんて考えたいたオジサンは思い直した。
ここからドイステープ行きのソンテウ乗り場までは歩いて約20分もあるから、ソッコー再びGrabを呼んでノースゲートのソンテウ乗場近くまで行ってもらうと、通常料金にプラスされて30バーツのキャンセル料金もしっかり請求されてのでお支払いした。
上手いこと出来たシステムだなぁ〜と感心。
今の所、Grabの料金は現金払いだ。クレカはまだ登録していないからね。
朝、8時のチェンマイ旧市街内は渋滞しているようで、僕が乗ったGrabは裏道を走り廻った。観察していると、渋滞の原因は学校へ子供達を送迎する親達の車が多いと感じた。認識は合ってるかな?

さてと、アッタ!ソンテウ乗場見っけ。僕が選んだ乗場はノースゲート北側なんだけど、後で調べたら別の乗場の方が良かったみたいだったね。地元の人も含めて、そっちからの乗車人数の方が多いみたいだったよ。
ドイステープ行きのソンテウは定員一杯になったら出発するシステムなので、果たしていつ満車になるのか?で、40分程待って、やっと1人来たけど、待ち人は僕を含めてまだ2人
今日は予定変更してドイステープへは明日出直そうかなと腰を上げて歩き出そうとしたら乗場の渋い声のオジサンが、何やらどうやらこうやら話だした結果。結局2人乗車、表示価格プラス10バーツ料金で出発した。
看板料金は、往復160バーツたけど、最低6人乗車が条件。だからまずは片道90バーツで出発出来たのは、マァ良しだなぁ。トータル待ち時間は1時間位有ったよ。
ソンテウの乗り心地はトラックの荷台だった
6人以上乗った方が乗り心地はもう少し良いだろうね。5分程走れば、標高1000メートルの山道を登りだした。ドライバーさんの運転は、ディーゼルエンジンを低回転のまま早目のシフトアップでエコ運転をしている。
走り慣れた道だろうから曲がりくねった道を軽快にハンドルを切る。スピードは一定だから登坂車線の有る場所では早い車が横を抜いて行く。すぐ横をエンジンブン回して抜いて行く。しかし。。。
山頂近くの小さなコーナーが続くあたりになると、なんとさっき横を抜いて前を走る車に追いついて来た。勾配も大きくなるので、だんだん仕方なくアクセルも踏まざるを得ない
ブレーキは踏まない、トルクの効いたディーゼルエンジンをアクセルワークと知り尽くしたコーナーを横Gはなるべく少なく(乗合バスなんでね)タイヤも上手く道路と接地させて、トルクフルにコーナーを抜けて行く。
スローイン!ファーストアウトの超安全運転は、気持ちよーいね。
ほどなく、降車場所に到着すると僕は迷う事無く歩く、見上げてると寺院入口まで続いている200段有る登り階段の前を素通りして、少し歩いて横に有る小さなケーブルカーの入口に立っていた。
拝観料金込で40バーツ。おーこりゃいいや!
エアコンも効いてるぜ。
約90分後、帰りは階段を下りて来た。
何か食べようかなと、ふとソンテウ乗場を見ると沢山乗っているぞ、係のオジサンがチェンマイ!シティ!って叫んでる、しかもそろそろ出発しそうな雰囲気だ。こりゃいいや乗ろう! オジサンに手を上げて乗るよーなんて近寄るとなんと、助手席に乗せてくれた。
これは本当に最後の1人だ。直ぐに出発した。運転席にもエアコンは無い。エアコンぽい操作レバーはあるけどね、勿論下り道も安全運転だ!ブレーキは踏まない、シフトチェンジとエンジンブレーキだけで軽快に下っている。
ドライバーさんと、助手席に座る僕の運転感覚とがシンクロしているから乗っていて余計に気持ち良い。
ええ感じの下りドライブじゃーん!
助手席サイコー!!
ドイステープ山下り途中で2箇所止まった。Googleマップを見ると寺院のある場所だった
降りたのはローカル人ぽいね。後で降車場所の寺院を調べて俺も降りたかったぜと思ったぜよ。
程なく、乗車した場所に戻って来た。
僕が乗ったこのソンテウは、ドイステープ寺院とチェンマイ市内を往復だけする路線便なんだ。チェンマイ市内には流しのソンテウが走っていて特に乗場は無く、走って来るソンテウに向って、地元の方々は片手を下向きにヒラヒラさせて乗る意思を伝えている。
走る方向性が有るみたいなのは解った。
料金も一定?な感じも有るが、どう見ても旅行者は乗って無い感じがした。

ダメたよね、オジサンは少し面倒だと思うと避けてしまうからね。この様な交通システムは、何時まで残るんだろうかな。
旅行者にとっては、1つのアトラクションみたいな乗り物なんだけどね。
楽しかったです。
おわり。