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発作のトリガー

私のパニック発作のトリガーは
「1人」
「暑さ」
「狭さ」
です。

今は認知行動療法に取り組んでいるので少しずつ落ち着いて来ましたが「1人で夏の暑い車内」はまだまだ苦手です。

心療内科の先生に「何か思い当たる節はありますか?」と聞かれて考えてみると、強い症状が出だしたのは「夏の暑い車内」「暑い狭い部屋に1人」の時でした。

当時は長男が大学受験生でした。
うちは狭くて、1人で静かに勉強に集中できる環境ではなかったので、親戚の家で勉強をさせて貰っていました。
週に1回ですが塾にも通っていて、その他に自習室も借りて通っていました。

毎年夏は猛暑で、この年もかなり暑く、息子は自転車で30分程の距離にあるこの三か所を汗をかきながら通っていましたが、大事な時期に熱中症になるのも怖かったので、私が車で送迎しようと思いました。

私は出来る限り送迎をし、仕事と家事をしながら息子に持たせるお昼ご飯や夜ご飯を作っては届けたりとかなり忙しく過ごしていた時期でした。

もともと体力のない私は「しんどいな」と思いつつも「まだ頑張らないと」と思っているうちに体が限界になっていたのでしょう、
ある日の暑い夕方に、親戚の家へ夜ご飯を届けに行こうと車に乗り込んだ時に息苦しくなって来ました。

最初は「暑いせいで熱中症気味かな?」と思っていたのですが、息苦しさは強くなり、動悸も激しくなって来ます。異常な汗も出るしおかしいなと思いましたが、そんな時でも行く事をやめずに息子の為にと根性で届けました。

その他にも、夜に塾へ迎えに行き、車を駐車して待っていると、急に1人でいる事に不安を感じ始め、動悸がして来ました。当時乗っていた車は古くてエアコンの効きが悪く、夜でも暑かったのを覚えています。
だんだんと強い不安が襲って来て水を飲んだりして気を紛らわそうとしていたら息子が来ました。その瞬間安心したのか発作は治って行きました。

それからその夏は常に「暑い」→「息苦しい」→「怖い」→「強い動悸」のパニックの繰り返しで挙げ句の果てに1人で外へ出られなくなったりと、1番症状が酷かった時期です。

今振り返ってみると「そりゃそうでしょ」と分かることがありました。

原因は、色々重なって忙しい時に自分が限界状態になっているにも関わらず、それに気付かないし自分を労ることもなくさらに頑張ろうとしていたから。

きっと体が「いい加減に気付いてよ!」と言ってパニック症状が出たのではないかな?と思っています。

それからは暑さを感じた時や狭い空間や、1人になると発作が出るようになってしまいました。

ついつい頑張りすぎてしまう皆様も、どうかご自身を大切にする事を忘れずにいて欲しいです。
「まだ頑張れる」と思った時は既に限界が来てるかもと気付いて、一旦休息を取って下さい。

そして日頃から自分の体の変化やストレスに気付き、軽いうちにリフレッシュしたり自分を甘やかすようにしてあげて下さい。

最後まで読んで下さり、ありがとうございました。


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