Seminar 〜資本家マインドセット
久しぶりのブログです。
今日はNewsPicksアカデミアにて大手町グローバルビジネスハブ東京へ。
初めての場所ですが、大手町っぽくないオシャレな場所でした。
昔ながらの会社が多いイメージでしたが、行きがけにもセミナー会場っぽいところがあり、私のイメージが古臭いのかも。
さて、セミナー内容は資本家マインドセット。
「サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい」の著者、三戸正和さんのお話でした。
もともとはVCに勤め、市議会議員を勤め、市長選挙に落選し、投資ファンド会社を作ったという変わった経歴の方でした。
ファンドのビジネスモデルの優位性を以下にあげています。
1.資本金がいらない
2.在庫(売るもの)やオフィスすらいらない
3.粗利益が高い
生涯100年時代突入の中で、サラリーマンはどう生きていくべきかということで、同一性社会からひとつ抜きんでる為に株主業が良いと話しました。
ソフトバンクの孫さんは時給でいうとどれくらいなのか?
実は役員報酬が1.3億円らしく、2000時間で割っても6.5万円です。
高いようにも思えますが、意外に少ない・・。
がしかし、
2兆円分の株を持っています。
配当金でいうと年100億入ってくる。これが株主の凄さであると。
三戸さんはこの株を「金の卵を生む鶏」と表現しています。
以下に鶏を持つかが大事とのこと。
Forbes調査にある高額所得者ランキングの中で、もちろん孫さんが入ってくるわけですが、このランキングの中には自身が会社を設立した方が多いのですが、二代目以降の経営者も混じっており、自分で設立しなくても高額所得を目指すことができるよっていうことを言いました。
今、中小企業の後継者がおらず、潰れていく会社が多いそうです。
将来的には10年で埼玉県規模のGDPが消えゆくとか。
M&Aキャピタル会社の従業員の年収が高いことから、
事業継承はブルーオーシャンとのこと。
会社を買うマインドで重要なのは3つ。
1.お金と人に働いてもらう
社長業と株主業は違う。オペレーションはできる人にやってもらうこと。
2.バランスシートの視点を持つ
これはちょっと概念が難しかったのですが、要は資本価値を見極めて総合的に利益を出すこと。
例えばシャネルがお店を出すときその周辺の土地も一緒に買っておく。
シャネルの店舗進出により、その周辺のブランドが上がり、結果その土地が高騰する。そのシャネルの店舗自体は大赤字だが、土地の高騰分ですでに大きな利益を出している、みたいなことらしい。
3.ポートフォリオ
この場合、金融資産の組み合わせを指す。つまり複数会社も持ち、リスクヘッジをせよということ。
中小企業を買うメリットとして、価格が言い値で決まることによる、
アービトラージ取引が生まれるとのこと。
普通の大手企業では市場に公開されるので、全体のニーズに沿った適正価格で売買されます。しかし、中小企業は会社の売却にネガティブな印象がある為、あまり公開にはしたくない傾向があり、対面での交渉(言い値)が多いと言います。
つまり、通常よりも安く買い得るということです。
言い値で買ったものを市場に公開するだけで価格が高騰するので利鞘が出るとのこと。
また、中小企業は東京で当たり前のようにやられているソリューションを全くやっていないことも多い。
FAX文化も当たり前、Excelなんて使ったことないみたいなのもザラ。
数十万したなんとかサーバを使ってて、よくよく聞いてみるとdropboxで代替できたみたいな笑い話も。なので、事業再生に大きなヒラメキ、革新的なことがなくても対策を打てるみたいなことがあるようです。
また中小企業は愛社精神も強く、自己分析を深くやっていことも多く、問題意識は高いらしいのです。その問題を東京のソリューションで解決できちゃうよって話。
じゃあ買えそうな会社を探そうよってことですが、個人的にはここが一番難しいと感じました。
とにかく、東京のソリューションを使ってないってことなので、インターネットで探したりは結構望めなく、人のツテをひたすら辿っていくような地道な行動となるようです。
これはもうやりながら試行錯誤でたどり着くしかない!って感じでした。
リスクがあるんじゃないの?って話に関してはそりゃリスクはあるでしょって話で、自動車に乗ってスピードを手に入れてるんだから事故リスクは当たり前にあるよねっていう考え。
なので、リスクは期待値で考えろと。
のようなお話でした。
お金の話は結構苦手意識が高く、今回も専門用語や価格感についていくのがやっとでしたが意外に面白く聞けました。
自分の能力ではやれないなーと思いながらも、なんというか発想の新しさ、一から立ち上げなくても事業や経営はできるよっていう新鮮さが面白かったのだと思います。
あとは結構頷いたのは、
声が大きいやつは成功しやすいよ
って言ってたことでした。これは物理的な声の大きさね。
やっぱりハッタリみたいなのは結構大事みたいです。これは仕事の経験上でもよくわかりますね。強く押し通せば理屈が弱くても勝っちゃうみたいな。
以上。