バトミントンとチャリンコの出会い
ビジネスオフィスでの仕事を開始して1か月ぐらい経過して、引っ越し作業もひと段落し、陽気な天気の日でした。主婦兼起業したての私は、片道8kmぐらいを自転車で通勤していました。最初は地下鉄&JRで通いましたが、なんだか乗り換えが面倒くさい。(JRの大きな駅を経由するため構内移動が長い・・・)次はバス。市内を大回りするため、1本で通えるけれど雨の日などは1時間以上かかることも。で、結局たどり着いた通勤手段が自転車でした。銀行業務や昼ご飯の調達など、自転車は何かと便利でした。もちろんママチャリですよ。
オフィスに越してからは、ネットワークやパソコンに強いスタッフが欲しいね、ということで元々いた研究室の大学院生を二人、不定期でアルバイトに来てもらうことにしました。その学生さんたちと自転車で帰ることもありました。
話は戻って、とある日の昼下がり、ランチ後の運動にとビルの前の車寄せでバトミントンをすることにしました。なぜバトミントンが会社にあったのかは覚えていませんが(笑)、誰かが持ってきてたのかな。女子3人とアルバイトの学生さんと30分程度のバトミントン。週1-2回の恒例行事になりました。
このオフィス地区には大小500近い会社や事業所がはいっていました。カジュアルスタイルの若い男女がオフィスでバトミントンをしている光景は、、このエリアの住人には考えられないことだったのか、後日数名から声をかけられます。「あー、〇号館前のバトミントン部ね」「自分、よく自転車立ちこぎしているなー」と、、皆さん良く見ていらっしゃる。
ちなみに、ベンチャー企業の成功者として有名なH社も同じ時期に同じ地区に入居したけど、よくビル横でキャッチボールしてたよ。みんな体を動かしたいんやん。そこは夕方にしてたけど・・・。
中でも、交流会で出会ったITベンチャー会社のS社長にはなかなか辛辣な事を言われます。「仕事中にバトミントンなんかしているの、自分とこだけやで。朝の出勤時間も遅いし。(良く知ってるなー(苦笑))ベンチャー=ルーズ・自由とは違うで。まぁ、バトミントンすることが悪いのではないけど、なんか緊張感のない会社やな。やっていけるんか?」返す言葉もありません。
わたしはその場でS社長に弟子入り志願をします。するとS社長は「まずはゴルフやろうか」との返事。良くわかりませんが、S社長とそのお友達のゲーム会社の取締役の方と、ゴルフレッスンに通うことになります。その後、色々な場面でお二人には会社と私を救っていただくことになるのです。
つづく