国民年金・健康保険と社会保険
今日は保険の話。個人事業主(自営業)としてスタートしてからは、私もスタッフさんも、全員、国民年金・健康保険加入者でした。つまり給料から自分で全額払って、国民年金と健康保険に入っていました。(中には健康保険に入っていない強者もいました、若かったから良いけどさ)
オフィスビルに入居して1~2年経つと、当初の売上1200~1300万/年間だったのが3000万円近くなりました。個人事業主の収入(つまり私の収入)は
売上-経費(スタッフさんたちの人件費含む)=収入
なんですが、すべてを自分の収入とは思わずに、将来的に会社にしたいと思っていたので、月々決まった金額だけを給与代わりに引き出して、後は口座に残しておくようにしました。
気がつけばスタッフさんは私を含め4名+アルバイトになっていたし、私の国民健康保険料がねー、MAX近くになっちゃうんですよ。自分はそんなにもらっていないのに(笑)。STAFFさんの雇用保険や労災保険の手続きも必要だし、それならいっそ社会保険に入っちゃえ!ということで、個人事業主だけど社会保険への加入を検討しました。当時(20年前)個人事業主は従業員7人以上で加入義務があるのですが、申し込めば少人数入れることが判明しました。現在は従業員を5人以上雇用したら加入義務が発生するらしいです。
当時は自宅住所で開業届を出していたので、自宅近くの社会保険事務所に手続きに行きました。労災・雇用保険に入るために労働基準局にも行きました。労働基準局は自宅の管轄局に行くと、実際に仕事を行っている場所の管轄局に行ってくださいということで、出直し。申請手続きに何か所か手続きに走り回ったように思います。無事加入が認められて、晴れて社会保険に加入の運びとなります。
し、しかしですよ、社会保険料は半分は自己負担ですが、半分は会社負担なんです。会社負担をなめちゃいけません。こんな小さな会社なのに、給料安いのに会社負担分だけでも20万円以上かかっちゃう。会社の口座に残るお金は良くて月々数十万、数万の時もあったけど、今までに必要なかった経費が新たに月に20万円以上。順調に仕事ができている!なんてちょっとでも思っていた自分が恥ずかしかった。
そんなこんなで、会社経営の道はまだまだ試練が続くのです。
つづく