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初出勤

運良く大学研究室の秘書として雇っていただいた私。卒業後の4月を待たずして研究室にアルバイトに来るように言われます。まぁどうせ授業もほとんどないフリーター生活。来週から週3で伺いまーすというノリで研究室への勤務が始まります。

最初の仕事はメールの書き方を習うこと。時代は情報社会の入り口。まだWindowsなんて存在しませんよ。PC98ですよ。黒い画面に白い呪文?(笑) データベースってなんじゃそりゃの世界でした。私にはデータ入力用のPC98とメール用にリンゴマークの一体型パソコン(画面は白黒!)が配給されました。2-3年前に発売されたMacintosh Classic IIというヤツ。当時100万円したそうですよ!!!

研究室の学生さん達(院生なので同世代または年上)に手取り足取り教えていただきまして、メールとは何ぞやWWWとは何ぞや(ちなみにWWWは、ブラウザはMosic(モザイク)というので、サイトはほぼ英語のページばかりで日本語サイトはほぼない時代)を教わったなぁ。

大学卒業後、4月に入ると教授の創設した学会運営を任され、7年間大学研究室内で学会運営に携わります。会員情報の管理、会費の請求、請求書の発行、発行物の編集など、仕事は多岐に渡りましたが、学会の若手の先生や、研究室の学生さんたちに助けられて、パソコンはほぼ使ったことが無い私でしたが、毎日お給料をいただいて勉強させていただいている感覚でした。お茶組み程度の仕事かと思っていたら、学会?会費?会報の編集???毎日パソコンと向き合う仕事。電話業務も多かったかな。

色々な大学の先生方や企業の研究者の方が役員に入っていて、時折大学で会議を開いていました。議事録なんて取れるわけがない、私はにこにこ座っているだけやったけでした、だって何を話しているのかまーったく理解できないんですもん。そんな感じで社会人1年目の4月は終わりました。

つづく

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