番外編:サラリーマン以外という選択肢
私の創業・起業の話を中心に書いておりますが、人と話す機会が少しづつ増えてきて(いや意図的に増やしているのですが)とても元気になったり、考えさせられたりすることもしばしばあります。そんな話をちょいちょい挟みます。
少し前、20年前から何度も仕事を御一緒させていただき、ここ数年ご無沙汰していた旧知の友人の研究室へ会いに伺いました。5年以上前から自宅近くの大学に勤務されていますが、実は初訪問。
S大学は何度か仕事関係で伺っていますが、8年ぶりぐらいに構内に入りました。まー、なんて綺麗に整備されて素晴らしい施設になっているじゃありませんか。外から見ていても、その発展は目覚ましかったのですが、構内の建物も私が知っている建物はすべて建て替えられていて、統一感のある濃いグレー調の講義棟や研究棟になり、学生さんもたくさんいらっしゃいました。(昨年はかわいそうに入校禁止だったもんねぇ)
彼女は地方官僚からインキュベーション施設のインキュベーター・コーディネータを経て、キャリアカウンセラーになり、キャリアアップを重ねて現在大学の現代社会学部の准教授になられています。具体的には何を教えているの?と聞いたら、演習型の授業が多くて、田舎に行ってプロジェクトを一緒にやったり、アンケートから新たな事業を立ち上げたり。ん?アントレプレナーっちゅうやつかな?成果物や報告書も見せていただいたけど、私の学生時代はこんな授業なかったなー。とにかく楽しそう!。
一昔前は就職率の良いサラリーマンを作るための学業が多かったと思うんだけど、終身雇用制度が薄らぎ、離職率も高い現代で、生きることの大切さや、生き方の多様性を演習を通じて教えているんだなと感じました。(間違ってたらごめんなさい)「サラリーマンになるだけが人生じゃない、人には色々な生き方があることを知って欲しいと思っている。」と彼女も言う。元公務員でバリバリのキャリアやった人が言うか(笑) いや、だから言うのかも。
うーむ、深いなぁ。就職経験のない私には妙にうなづける話。人と違う生き方をしているって何だか楽しい。私はね。就職したくなくて生き方を模索した結果、何も知らない分野に入って、それがまた何だか楽しくなってきて。慣れてくるとまた違う事がしたくなる。そうか、私も元々サラリーマンには向いてないっちゅうことやな。しかし、演習楽しそうやなぁ。私もそんな活動の手伝いが出来たらなぁと感じた1日でした。