自己紹介とほぼ独学でインテリアデザイナーになった話。
はじめまして。インテリアデザイナーの佐藤祐哉と申します。
数年前に登録して以降、全く開かずに放置していたこのnoteアカウント。(登録から時間だけは経っているので3年のバッチはちゃっかりゲット!)
ふと何か書いてみたいなと思い立ったので自己紹介を書いてみます。
まずは簡単に自己紹介!
東京都北区出身(在住)の36歳です。4人兄弟の2番目、現在は妻と息子(2歳)の3人家族。仕事はフリーランスのインテリアデザイナーとして約10年活動しています。趣味はサッカー、お酒、映画、読書あたりですが、最近は家事育児に忙殺されていてなかなか十分に時間が取れていません。(ほどほどにはとれてる!)
家事育児、特に家事は頑張っていて、掃除洗濯ご飯作りなんでもござれです。平日休日問わず子供とも毎日たくさん遊んでいます。(控えめに言っても超イクメン!!!)
デザイナーになる前は・・・
デザイナーになる前は上場企業で3年ほど営業職をしていました。都内の私大文系を卒業した後なんとなく就職した会社でしたが、主に産業機械向けの精密部品を作っているメーカーで、今から思えばその頃からものづくりに興味があったのかもしれません。(なかったかもしれない!)
それなりに大きな会社で仕事もそこそこ楽しく充実していましたが、ある日退職を決意する出来事がありました…。異動の辞令が出たことです。
ある程度の規模の会社にお勤めの方であれば当たり前のことだと思われるでしょうが、当時の私には非常にショックでした。突然異動先を告げられ、2週間後には異動先で勤務を始める、今考えればなんてことないような気もするのですが、当時はショックでした。当時はまだ実家住まいで転勤に伴い家を出ることになるのも嫌だったかもしれません。(実家大好き!)ちなみに異動先は山梨県の甲府市でした。(めちゃ近い!すぐ実家帰れる!!!)
退職を決める!
上記の異動から僕は思いました。自分の住む場所、働く場所くらい自分で決めたいと。そうなると転職しかありません!なんだったらフリーランスになるしかありません!(若さゆえの勢い!!!)そこから僕の転職活動が始まりました。
そこでやったのは専門学校行脚です。異動辞令をきっかけに会社勤務が嫌になっていた私はフリーランスなら自分のペースで働けるのではないかと考え(甘い!)、いずれは独立も目指せる専門職を目指そうと専門学校の説明会に手当たり次第申し込んでみたのです。
色々行きました。ジムのインストラクターやwebデザイナー、パティシエ(お口に甘い!)などなど。説明会は結構楽しくて、説明会に行くことが目的化していたほどです。
そんな中、実際に行くことになったのがインテリアデザイナーの専門学校でした。説明会当日が申し込みの翌日で、今なら間に合うと言われて勢いで申し込んだのがきっかけでした。(嘘ばっかし!)
僕が選んだのは『土曜日8時間、半年通うとプロのデザイナーになれます』との最短デザイナープラン!(もう嘘ばっかし!!!)なかなか決まらず焦っていた僕はただただ若さゆえの勢いに身を預けることにしたのでした。(文学的!)
ドイツへ!
その後、色々あってドイツへ行くことになりました!(話飛びすぎ!)
急な省略で、さては書くのに疲れたなとお思いかと存じますが、そうではなくそれぐらい急にドイツへ行くことになったのです。
理由はずっと海外に住みたいと思っていたこと、仕事のキリがよかったこと、ドイツならワーホリビザで簡単に滞在できること、彼女が一緒に行きたいと言ったこと(今のワイフ!!!)などなど。まあ、色々とタイミングがよかったのです。
デザイン専門学校を中途半端にしていくのは少し後ろめたかったのですが(ほんの少し!)、先生には個人的に相談できましたし、残ったカリキュラムは独学で身につけられそうだったので決心しました(本当に甘い!)。ドイツに行くまでは真面目に通っていたので単位的には問題ないと思うのですが、今でも卒業扱いになっているかは定かではありません。
ドイツでの生活
ドイツでの目的は、まずは海外生活を楽しむこと、ヨーロッパを旅行すること、あわよくばデザイン事務所でのインターンをすることでした。
1年間の滞在期間中、ほぼ住んでいたのはヨーロッパの玄関、フランクフルトアムマインです。日本人が多く日本語のサービスがそこそこあるため、まずは住む場所の見つけやすいフランクフルトに行ったわけです。
当初は日本人ばっかなんて嫌だとストロングスタイルを決め込んできましたが、住むと居心地がよく、またヨーロッパ各地へのアクセスが良いので結局一番長く住んだのでした。
滞在中はドイツ語や英語の語学学校に通ったり、旅行で各地を回ったりして楽しみました。旅行はドイツ国内各地、フランス、スペイン、イタリア、スイス、ポーランドと暇を見つけては行きました。(ほぼ暇!!!)
さて肝心のインターンですが、現地で学んだわずかなドイツ語力を駆使して幾つかのインテリアデザイン事務所に連絡を取ってみました。(無謀!)ドイツに行ってから始めたドイツ語(その時まだ二ヶ月!)、未完成のポートフォリオ(専門学校中退!!!)、当然すべて断られました。
そんな時に救世主が現れます。語学学校のスクールメイト、スペイン人のカルロス(仮名)です。当時、彼はフランクフルトの有名な建築事務所で働いていました。デザイナーを目指しているというと、手伝いに来てもいいよとのこと。ただ内緒で。(モグリ!)
ドイツにもインターン制度はあるんですが、日本と違って一定の給料支払いが義務付けられており、そのためにはちゃんと契約しなければいけないとのこと。(ドイツちゃんとしてる!)そのため、来てもいいけど自己責任でモグリできてねということでした(スペイン人ゆるい!)。
そこでは短期間でしたが模型製作を手伝ったり簡単なプレゼン資料の作成などをやらせてもらい、とても良い経験になりました。
その他にもミラノサローネで日本人デザイナーの出展の手伝いをさせてもらったり、日本の自動車メーカーのドイツにあるデザイン部門に見学に行かせてもらったりなど、それなりに色々と経験させてもらいました。
そして、渡独から約一年が経ち日本に帰ることになりました。
帰国後、デザイナーとして活動開始!
日本への帰国後、当初は日本のインテリアデザイン事務所に就職しようと考えていました。デザイン事務所で一定期間経験を積んで、その後独立しようと。(うん、絶対それがいい!)しかし、僕は考えました。ブラックで有名なデザイン業界、就職したら異動どころではなく昼夜問わず働かされて家にも帰れないのではないかと!
少し考え、そして決意しました。いずれ独立するのなら今独立しようと(ただただ無謀!!!)。そして、その日からインテリアデザイナーを名乗ることにしたのでした。
と言っても仕事がありません(当たり前!)。そこでかつて通っていたデザイン学校の先生たちに連絡を取ることにしました。いつの時代も優秀な人ほど無謀なバカに優しいものです。デザイナーとしてやっていく気があるならと仕事を手伝わせてくれました(本当にありがとうございます!)。
そんなこんなで先生たちの仕事を手伝っていくうちに知識や経験が身につき、少しずつお仕事を頂ける方や会社が増え今に至る、というわけです。
今の仕事
勢いで始めたフリーランスインテリアデザイナーの仕事ですが、現在で約10年になります。今振り返っても無謀だなと思いますが、夢中でやっているうちに少しずつ一人前のデザイナーに近づけているのかなと思っています。(まだまだ半人前!!!)
さて、そんな現在の私ですがインテリアデザイン、特に店舗のデザインを多くやらせていただいています。
小規模の個人店から多店舗展開のチェーンまで規模を問わずやらせていただいてますが、特に個人店のお客様から評判がいい気がします。
僕自身、専門教育が著しく欠如していたこともあり分からないことばかりでした。一から自分で調べて身につけていきました。なので、わからない人の気持ちは人一倍わかります。デザインの打合せや施工現場ではどうしても専門用語が多くなってしまいます。そこをわかりやすく、一般的な言葉でお伝えできるのが僕の強みかもしれません。
そんなわけで個人の、特に初めてお店を出す方からのご依頼が多いです。
個人店だと変わった商品やサービスも多いので、僕自身も楽しいです。
仕事を頼みたいよという方がいらっしゃいましたらお気軽にご連絡ください。(ちゃっかり宣伝!info@figuram.comまで)
これからの目標・やりたいこと
まずは現実的なところで法人化ですかね。来年を予定しています。どうしてもフリーランスではお取引いただけない会社さんもありますし、一人だと受けられる仕事の規模にも限界があるので人も増やしていきたいと思っています。
それから、チームを作りたい。店舗デザインをさせて頂く際に、webやロゴなどのご相談を頂くこともあり、そういった場合にトータルで対応できるよう、協業してもらえるwebデザイナーさんやグラフィックデザイナーさんを探したいと思います。(ご興味あればご連絡ください!)
あと、まだ漠然としてますが、初めてお店を作る方向けの開業支援プランのようなものを作りたいなと思っています。
コロナ禍で出店を見合わせたり、諦めている方がかなりいるようです。チェーン店もいいですが、多彩な個人店が魅力ある街を作ると考えているので、少しでもそういった方々の背中を押せるようなサービスを考えていきたいと思っています。
最後に
ちょっと書いてみるかと軽い気持ちで書き始めた自己紹介でしたが、気づいたら4,000字、不慣れな僕はこの程度の文章に3時間近くを費やしています。(ちゃんと働け!)
こうして書いてみるとなんだか、めちゃくちゃな10年だった気もしますが楽しく充実した10年だったようにも思います。これからますます楽しくなるよう精進してまいりますので、温かく応援していただければと思います。
素人の乱文駄文、最後まで読んでいただきありがとうございました。何かお手伝いできることございましたら、お気軽にご連絡ください。
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