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誰でもベンチプレス140キロの筋肉マンに腕相撲で勝てる方法

どうもこんばんは。
今月はマジケがありましたね〜。
僕は現地行ってないですが、オンラインでちょこっと買ったので、またそのうちレビューしようかなって思ってます。

今回はマジックなんてマジで関係ない記事ですので、一般人の方も興味ある方は読んでくださいね〜。

現地行かずに何してたかというと、ベンチプレス140kgの友人、手嶋海嶺氏に腕相撲勝負を挑みに行っていました。
手嶋海嶺とはこの人↓

ちなみに手嶋氏は表現の自由に関して、非常に思慮深いnoteも書いてるので、表現者であるならば読むべきですね。

https://note.com/teshima_kairei/

まぁ宣伝はこの辺にしておいて、僕がお会いしたことある人って、あんまりいないでしょうが、筋トレとかしてないので、どちらかと言うと線の細いヒョロ男なんですよ。
ベンチプレスとかやった事ないので何kgとか詳しく分かりませんが、まぁ男性の平均くらい(50kgらしい)だと思われます。

記事タイトルからお察しの通り、めでたく勝利できたので、今回はその方法論を書こうかなと思っています。まぁ誰でも勝てるは言い過ぎ感ありますが、少なくとも140kgのベンチプレスあげるよりは簡単でしょう。

一応マガジンに入れてますが、マジックになんの関係あるねんって話ですね。身体技法流行ってますし、いいじゃないすか。(ベンディングには多少活かせるんじゃないかな)

念の為言っときますが、ルールの穴をついて勝つとか、特殊な状況に追い込むとか、そういうのではなく、普通に力で倒しに行きます。なお、僕はアームレスリングの正式なルールを知りませんので、大会とかで使えるかはわかりません。
立って、もしくは椅子に座って向かい合い、台に肘をついて力比べする、いわゆる遊び程度の腕相撲で、自分の倍くらい強い人なら倒せるようになるんだなぁって思ってください。

一応勝った証拠動画貼っときます。↓


基本的な仕組み

腕相撲の解説をする前に、基本的な仕組みの概要を説明します。
ベンチプレス140kgの人に腕の力で勝負すると100%負けます。何だったら腕へし折られます。なのでこちらは、武術的な身体の使い方を用いて、出来るだけ多くの筋肉を使い、140kgの腕に対抗します。座った状態なら主に、上半身の力を出来るだけ動員させます。立った状態なら下半身も含めてまさに全身で勝ちに行きます。動画はお互い座ってますが、最初は立った状態の方が色んなところを使えるので勝ちやすいです。ちなみに世の中には寝転んだ状態かつ指1本で、自分より力の強い人に腕相撲で勝利する達人がいますが、今のところ僕はできませんし、仕組みもよく分かりません。

全身を上手く使うための考え方

ここは武術的な解説なので、分かりづらい可能性が高いですが、軽く読み流す程度で大丈夫です。具体的にどうするかは、後ほど書きます。
色んな古流武術を調べてる中で、多くの武術に共通するのは「身体を繋げる」という概念です。なんやねんその意味わからへんやつってなるのはすごくわかります。僕もなりました。要は身体の「あそび」をとって、全身が連動して動けるようにするのですが、口で言うほど簡単ではなく、そこに至るためのプロセスも武術ごとに異なります。

例えば沖縄拳法空手では、末端から動くことにより全身を連動させるという教え方をし、その感覚を養うためにナイハンチなどの型の練習を繰り返します。(末端から動くと全身が連動するというのは、ゆるゆるの紐も、先端を引っ張ればピンと伸びるというイメージです。)
日本の古流剣術も、刀から動くというのを意識するので、それにより全身が連動します。

中国拳法は後ろ重心で立つことが多いですが、それにより臍下丹田に力が入り、重心が下がり、脚の筋肉も程よい緊張状態になるので、結果として全身がまとまります。

各武術の細かいこと言い出したらキリがないのでこの辺にしますが、とにかく何とかして「身体を繋げる」ということをすれば、普段より力が出せるんだなぁ程度で理解してください。

身体を繋げて腕相撲するためには

さて、それがわかれば、いかに腕相撲に活かすかという、具体的な方法をここで書いていきます。

1、姿勢

おそらくこれが一番大事です。腕相撲をする際、大抵の人は力を入れようと前かがみの姿勢なりますが、腰や背中の力、胸の力が伝わらないのでいけません。まっすぐ、首が上に引っ張られるように胴体を伸ばします。この際に肩が上がらない様に注意してください。肩が上がるとそれだけで、力が逃げます。肩は落とす方がいいですが、首が上に引っ張られると、肩は自然に落ちるはずなので、上がらないように意識すれば充分です。一般的な「背筋が伸びたいい姿勢」とは若干違うので、そこは注意してください。
なお、この姿勢は藤原将志先生の秀徹を参考にしております。初期の秀徹では、骨盤を前傾させるという説明をしていましたが、腰を反ってしまう人が多く、今は首が上に引っ張られるイメージという説明をしているようです。(完全な小話ですが、骨盤を前傾させる武術と後傾させる武術が存在します。どちらに傾けても、上半身の筋肉に適度な緊張が生まれるので、傾ける向きはあまり関係無く、適度な緊張が生まれる事が重要ということなのでしょう。ただ、重心の位置が若干変わるので、そこからの動きやすさなどで、違いが生まれているようです。)

2、腕の使い方

胴体の姿勢が出来たら腕を出しますが、その際に、肩甲骨を思いっきり外に広げながら出してください。背中と胸の上部辺りの筋肉に緊張が生まれていれば成功です。これで、胴体の姿勢で作った力が、より腕に伝わるようになります。

また肘の位置は肩より内側に置き、出来るだけ重心に近いところに置くようにします。肘の角度は90度が望ましいです。(動画上は椅子が動かせるタイプじゃなかったので、ここは不完全ですね。)

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