40歳は区切りらしい。
さあーーー、写真の用意にずいぶん時間がかかったゾ。
あれも書きたいこれも書きたい、となると、あの写真とあの写真がいる、となって、
それらを編集したのち、まずお礼を兼ねて先方に送ったりして、
そういうことしてるとあっという間に時間が経ってしまうのですが、もともとそういうのが好きだったよな、と思い出します。
8月15日から個展を始めるはずだったのを、今回撮った着物と大門商店街の写真では、作品的には好きなんだけど、自分のことの表現にもならないし、むしろこれだけを見てジブン、と思われてしまうのもなんか違うよなーって、
釈然としない気持ちがあって
今回の展覧会主催の友人に僕の気持ちや焦りを相談するうちに、
それじゃあ無理してやることもない、もう少し時間をおいて、自分を伝えれるものにしよう、と強引に持っていくことができ(汗、
8月26日に、自分展をすることに勝手に変更となりました。
認めます、作品という作品は撮ってきてないし、仕事や家族を撮るだけで満足だし、
そこに(自分から言ったんだけど)オマエ、作品展をしろ!というのがそもそも間違ってるんだ。
でも今回で、作品を作るということにずいぶん興味がわいたし、これからはそこに時間を割いてみようとも思う。
それと、自分の仕事や家族を撮る写真だって、作品と言えば作品だし、全てにおいて作品を作る、という気持ちで取り組んでいくともっといいジブンになれるのでは、ということも改めて味わいました。
あ、書きたいことはそんなことじゃなかったんですけど、熱くなって前置きが長くなるクセがあるので、
あとは今度書くとして、写真でさらっと報告しておきます。
上2枚、iPhone14にて。
今日は企業様にて出張スタジオ開催。
この撮影企画をメインに、社員さんがいろいろな夏祭りらしい出し物を考えてくれ、さらに普段来れない家族に会社内、工場内を見学してもらい、家族満足度をあげてもらうという福利厚生企画。
出張スタジオが忙し過ぎて、工場見学風景が撮れなかったのがミス。でも社長にも、たくさんのご家族にも喜んでもらえた。
そもそも「企業に入り込んで撮影企画をする」という考え、自分の中では相当新しかったのに、
やってみると単純に「これまでたくさんやってきた出張スタジオを企業さんの中でやってるだけ」ということにだんだん気付いてきました。
なんかおかしい。
なんかおかしい?
それでもつくづく自分は「写真で喜んでくれる人に1人でも多く出会いたい」というDNAが実装されていることを感じることができました。
↑この写真は、スマホのPhotoshopアプリで自動でレイアウトしてくれるやつ、最近便利なので多用してます
そういうお仕事を終えて、妻が実家で子どもたちを見てくれているので自分は珍しい夜フリーな状態、
家にこのまま帰ろうかと考えたけど、友人でアーティストでキッチンカーをやってるかずてる君が、本日2件目の場所でキッチンカーやりま〜すとインスタグラムで告知していたので、行くことに。
たった1人で場所を切り拓いて、その日限りの拠点を作ってそこに人が集まる。なんだかめっちゃ羨ましく映ります。
がんばってる彼を見て、刺激を受ける。その地域ごとの出会いをたくさん味わい、自分もそこに行くことでそれを享受することができる。
今夜の拠点は、津市内のフランシスさんという、美容室の駐車場。オーナーの小浜さん。
何度かお会いしていたけど、ナイトキッチンカーのおかげでこんなにゆっくり話すことができた。
小浜さんもスゴくて、多店舗展開をしながら、40歳を機に「ひとりでやりたく」なって、
かなり広いこの店舗を、ひとりで運営している。
もともとはスタッフさん数名とやっていたのを、スタッフさんには他店舗へ移ってもらったのでしょう。
「今になって、ひとりでやれるって、めちゃくちゃ贅沢じゃないですか?」
自分も最近、「今自分がひとりだったらどんなことができる?果たしてスタッフの誰よりも輝けるか?どこまで遊びたおせるか?逆になにもできないか?」
(もちろん会社をやめて、ということではなく、会社が在りつつ独立した行動をしてみたら、の発想です・・)
自分を試すことになるだろうし、それができるのは贅沢な話。なるほどなあと思いました。
40歳はひとつの区切り、という話もあり。
8月26日の自分展では、過去を振り返ったあれこれを写真より文章主体で考えていて、つまりそれは過去を振り返っているわけでして・・
最近、昔からお世話になっている先輩方に偶然出会うことも多く、ここらで一回自分を見つめ直す、よい機会という気がしてなりません。
そうです、これから40歳を迎える方々にお知らせしておきます、
40歳になってもまだまだ新しいことに挑戦はしていくだろうけど、40歳になるまでどういう糧を得てきたか、というのはめちゃくちゃ大きいと思います、
僕はほぼ無計画だったけども、40になるまでに、思い浮かぶ限りのあれとこれとそれを経験して、失敗も成功も済ませておくと、それから先がまた大きく開くと思うのです。
自分展のタイトル、「過去にしがみついて何が
悪い」、くらいでいいですか?
長くなりました。
それでは!