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「夫婦写真撮影会」をやってみて

昨日、「夫婦写真撮影会」というものをしました。
まず、「夫婦で撮りたい」って思うことが最高じゃないですか?

結婚40周年、というお二人も2組来てくださいました。
これは娘様からのご予約です。おそらく強引に誘導してくれたのでしょう。

めちゃくちゃ、めちゃくちゃ嬉しいです。

そのお二組も、「結婚式以来やで、二人で撮るのは」と言われる。
若いご夫婦でも、結婚式以来やなあ、と会話をしてる。

お子さんを含めた家族撮影で、タイミングさえあれば僕は「ちょっと今!ふたりで撮りましょ!」って勢いで(拒む余裕を与えず)撮ることはあるのですが、いや、だいたい誰も拒まないのですが、

そういう何かのついでに夫婦で撮るではなく、「夫婦で撮ろうと思って行動する」ことには、夫婦愛が詰まってます。

我が夫婦も撮影会後に誰かに撮ってもらいたかったけど、タイミングが合わず。

告知文にも書きました。

「家族写真には”家族のため、子どものため”という想いがありますが、この企画では”自分のため”を意識してお申し込みください」

だから、夫婦で撮るつもりでちょっぴりどきどきしながら来てくれるあの様子が、たまらなく嬉しい。

家族写真ならスポットは自分たちに向いておらず、きげんよく撮れるかなの客観的思考なのが、そうじゃない。家からスタジオに向かう全ての一歩一歩で、自分たち夫婦にスポットが向くことを意識しながら、なんだか変な感じで自分たちのことを考える。

こうしてヒトに撮られるのはいつぶりか、何年前の結婚式か。

これはもう、新しい体感です。
めちゃくちゃいいイベントだったので、大きく改善して続けていきます。

今考えてるのは

■今回は参加費500円、データ&プリント1枚付き。
セレクトしてプリント、ご夫婦へのデータ転送をひとりでやっているので大幅に時間がかかっちゃった。(adobeのライセンスを新しくしたためにmacbookの設定が不十分だった、そのため時間ロスが出まくったのが大きな反省)

→これをアシスタントと分担作業にして1,000円くらいの有料にするか、
プリントをやめて500円のままやるか。
今回の組数16は、なかなか忙しくなってしまった。次からはゆったり8組かな。

■参加費500円か、500円相当の何かしらのモノ
という物々交換を体験してみたくてお願いしてみたら、案の定それ以上のものをもらいすぎてしまった。嬉しいのだけど、気を遣わせてしまっている、それを狙っているかのようで自分が気持ち悪い。
だけど、それぞれみなさんのボケや個性をいただき、3兄弟が使ってきた木のおもちゃをもう使わないから、とスタジオに提供してもらったり、フリーザみたいなフィギュアをいただいり(ガソリンスタンドでもらってきたというボックスティッシュも)、「お金」に設定していたら確実に生まれなかった交流、感動があり、とっても勉強になりました。

→でもこれは最後でいいかもしれないな。書いてみて思うのは、自分への得が大きい感じがする。「もう、絶対に1,000円以下のもの、1点だけ、それ以外は受け取れません」とか、ちょっと価格を上げてそうしてみるのはアリかも。

■この企画を起点に、リピーターさんとの関わりを持つ場として考える。
スタジオは三重県のまんなかあたり、津市というところにあるんですけど、北は桑名、南は熊野、これまで何度も撮らせてもらってきたご家族が、100Km以上もかけてこれだけのためにわざわざ来てくださいました。なのに話す時間もあんまりなく、もどかしい。だけどめちゃくちゃ嬉しい。
それで、この企画の効果を「新規開拓なのか顧客満足度アップ」(そういう目で考えてはなかったけど)なのかで考えたときに、どう考えても後者のほうが好き。

この企画を機に、うちの方向性はおもいっきりそっちに切っていこうと思いました。スタジオに来ていただくお客さん家族に、こんなことしてるので来てくださいね、と言える場に。この企画以外でも、根本的にそういう路線でいこうと思えるきっかけになりました。だから、告知は限定的に、開催の頻度は高めにをモットーに、けっぱります!

お読みいただきありがとうございました。


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