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中学3年のとき起立性調節障害になった話

こんにちは。

最近、テレビなどで「起立性調節障害」が取り上げられることがあり、
症状として認知されてきたなーと感じています。

現在、わたしは34歳のおっさんなんですが、15歳のときにこの症状に悩まされました。

当時は、今みたいにインターネットもない上、テレビでも情報がなく本当に大変だったことを覚えています。

この記事を書いている理由は、現在この症状で悩んでいるひとの参考に少しでもなればなと思ったからです。

まずは、この症状になった経緯などから紹介します。

なぞの体調不良

あれは、中学3年の夏。
2001年のこと。
今から20年も前の話です。

アメリカ同時多発テロが起きた年。

当時わたしはサッカー部に所属しており、夏の大会を終え、
受験勉強に本腰をいれないといけない時期に差し掛かっていました。

夏休み中は塾の夏期講習のため、自転車で近くの塾に通う日々。
そんな、日常のなかで、ふとした違和感を感じはじめたのです。

「なんか、食欲がないな」
「なんか、体がだるい」

最初は単なる風邪なのか、ちょっとした夏バテなのか、その程度にしか考えていませんでした。

続く症状

しかし、まったく症状は改善されないどころか、悪化していく一方。

思い出せるだけで、当時の主な症状は、こんな感じ。

・早朝覚醒
・朝の吐き気
・全身の倦怠感(なぜか夕方から夜にかけてマシになる)
・食欲不振

今でも鮮明に覚えていることがあります。

夏休み明けに、体育大会の練習で行進の練習をしているときでした。
行進の最中に急に視界が外側から暗くなっていったのです。

テレビの画面が外側から徐々に暗くなる感じ。
冗談じゃなく、本当に視界ゼロでした。

「全体の行進の最中に大ごとに発展させたくない」
「でも、これはさすがに"ヤバイ"」

とっさにとった行動は、前で行進している友達の肩をつかんでなんとか歩くこと。

20年経った今でも、覚えているくらいなので、マジできつかった。。。

歩いていると徐々に暗かった視界が明るくなっていき、なんとか行進練習を終えることができました。

そんな感じで、「よくわからない」体調不良は収まる気配はありませんでした。

病院での診断

今であれば、インターネットでググったり、ヤフー知恵袋、ツイッター、書籍、いろんな情報ソースがあるため、すぐに病名はわかったでしょうが、当時は20年前。

何が原因で体調不良が起きているのかわからず、そこが一番怖かったです。

まずは、近くのクリニックに行きました。

そこでは簡単な診断をしてもらい、結果は

「風邪ですかねえ」

そんな程度でした。

確か風邪薬だけもらって終わった記憶。

あとで、わかることですが、原因は起立性調節障害なので、
風邪薬で治るわけもなく、症状は続きました。

わたしは食欲不振の症状もひどかったため、別の大きな病院で胃カメラもやりました。
当時の胃カメラはカメラも太く、また鼻から入れるタイプではなく、口からのタイプだったので、メチャメチャ気持ち悪かったです。。。

診断結果は、

「きれいな胃をしてますねえ。」

つまり、胃の異常で食欲不振になっているわけではありませんでした。

ますます、なぞは深まるばかりでした。

物事には通常、原因があって結果ある。
原因が何かわからなければ、対処のしようがない。
この状況がしんどかったです。

病名発覚

そんなこんなで原因不明の体調不良に悩まされつつも、学校は通常通り通ってました。

ただ、食欲がなかったので、いかに給食の時間をやり過ごすか、だるさを隠して友達と関わるか。など、無理はしてましたね。

そんななか転機が訪れます。

胃カメラを受けた地元の大きな病院で、再度別の検査を受けたときでした。

覚えている限り、検査の概要を記します。

・10分くらい?(時間は覚えていない)ベッドに横になる
・その後、ベッドから起き上がる
・横になっているときと、立上げったときの血圧の違いを測る

おおよそこんな感じの検査でした。

そして、ベッドから立ち上がった瞬間に「こと」は起きました。

なんと、起き上がった瞬間に吐いてしまったのです。
さらに、血圧もかなり低く出ていました。

そのときに医者からはじめて「起立性調節障害」という聞きなれない言葉を聞いたのでした。

これが、わたしと起立性調節障害の出会いでした。

その後

一旦、ここでざっくり時系列でここまでを振り返ります。

・2001年7~8月頃:違和感から体調不良へ発展
・2001年8~9月頃:日々様々な症状に悩まされる。
 そして病院に何度か通い、最終的に起立性調節障害が発覚

そして、その後どうなったか。

結論から言うと、11月頃にはだいぶ症状が改善されました。

当時はオンライン学習なんてものはない上、受験生でしたので、無理やりにでも学校に通いました。

通っていた学校は田舎の学校で、家から7kmくらいの距離があり、自転車で片道40分くらいかけて通学していました。

正直、体のだるさを考えると、車で送ってもらった方がラクでした。
実際、車で送ってもらったことも何度もあります。

しかし、当時何となく自分で考えていたことは、「できる限り体を動かそう」ということでした。

なんとなく、無理してでも体を動かした方が、体が慣れてくるんじゃないかという、ロジックも何もない思い込み理論でした(笑)

それが功を奏したのか、時間が解決したのか、11月頃にはだいぶ体調が回復していたのを覚えています。

ですので、実際は発症から4ヶ月くらいでだいぶマシになったことになります。(もちろん、ベストコンディションではなかったですが)

最後に

結局何が伝えたいのかというnoteになってしまいましたが、一応伝えたいことを最後に。

まず、わたしは今まで起立性調節障害以外にも同じような自律神経の乱れに起因する症状を過去何度か発症しています。
重症ではなかったため、病院に行かずに自然治癒したパターンもあります。

そんなわたしが振り返ってみたときに、体調不良を起こすときの共通点があるのに気づきました。

それは、

運動習慣をやめたとき

これは間違いないです。

わたしは割と運動は好きなタイプなので、運動習慣はあるほうです。
しかし、受験などなんらかの理由でそのリズムが崩れたときに体調に異変を来たしています。

人間結局動かないとダメな生き物なんだなあと感じます。

なので、今リモートワークですが、ジムに定期的に通ったり、1日に1回は外を歩くなどしています。

要するに伝えたいことは、

なるべく運動をしよう

ということです。

結局、薬とかに頼るより、運動をしっかりして、ちゃんと寝て、ちゃんと食事をするという生活習慣が大事なんだなあと感じます。

もしあなたが今、起立性調節障害に苦しんでいるのでしたら、
この病気は不治の病でもなんでもなく、いずれは治ります。
そして、普通に運動したり、勉強したり、働いたりできるようになります。

ご質問やコメントがありましたら、わたしの経験を踏まえながら、返信しますので、お気軽にコメントください。

最後まで読んで頂きありがとうございました!

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