知ってもらいたい!「心」に対する運動の効果🕺
こんにちは。
やまゆう(@Yuyama)です。
「運動不足な人のきっかけ作り!楽しく!正しい行動と運動で元気な人をたくさんに!」
そんな目標を掲げて日々仕事をしています。
理学療法士の知識や大学院で研究をしてきた経験を活かして、世界の研究論文の紹介や日々の生活での工夫案を伝えるため、note記事を書いております。
人との対話の中で、人生をよりよくしていきたいと思っています!宜しくお願いします✨
今日は「有酸素運動が心に対して、良い影響があるの?」というテーマで、論文紹介も兼ねて書きたいと思います。
🚶心の状態について
皆さんはこんなことが日々の生活でありませんか?
「気分が上がらないなー」
「やる気が出ないなー」
「マイナスなことばかり考えてしまう」
こういった状態は誰でもあるとは思います。
『気持ちがしずむ、楽しいことがない』
➡憂うつ
『気持ちが落ち着かない・どきどきして心細い』
➡︎不安緊張
という状態です。
このような状態は必要なときもありまですが、できれば頻度は少ない方がいいですよね。
また、憂うつ・不安緊張状態になった時に、少しでも緩和する方法を知っていると気持ちも楽になると思います。
※特にきっかけもないのに憂うつになったりすることは、
「病的な不安」
のこともあるようです。
そういった時は下記の厚生労働省ホームページ等を参考に適切な対応をされてください。
気持ちが下がったりする状態に対して、運動をすることが有効であるということを研究したものがあります。
日々の生活でも参考になりそうでしたので、その内容をご紹介します✨
🚶有酸素運動の「心」に対する即時的な効果について
〜研究論文の紹介〜
皆さんは運動をした時に気分が良くなったり、前向きになったりする経験をされたことがありますか?
私は趣味でランニングや筋トレをしたり、最近だとピラティスをYouTubeを参考にしながらやったりしています。笑
こういった運動をした後には、なんだか気分が高まったり、前向きになったりすることがあるんですよね。
なんでだろう?って思っていました。
エビデンスとしてもあるのかどうか、調べてみました。
そして、今回見つかった論文の内容は、「有酸素運動」をすることで、心に対していい影響があることを確認した、最新の研究情報です。
『有酸素運動とはなんぞや?』って方はこちら!
↓ ↓ ↓
今回紹介する論文
アメリカのフロリダ州立大学を中心とした研究チームが2020年に発表した研究論文です。(★引用した文献はこちら)
研究の内容は下記の通りです。
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平均21歳の男女66名(平均年齢 21 歳)が対象です。
対象者に対する心理面の検査の結果、3割の人が抑うつ症状を持っていました。
下記の2つのグループに分けています。
①【30分間 中くらいの負荷量でサイクリングをする】運動グループ
②【30分間 映像を見ているだけ】座っているグループ
どういう検査をしたかというと、
▶︎画像を
快なもの(笑顔、赤ちゃんの写真 など)
不快なもの(悲しい顔、暴力的な画像 など)
どっちでもないもの(真顔の人、家具 など)
の3パターンみてもらう。
↓
その時の脳波を測定しています。
結果として、
★運動グループでにおいて、どの画像を見た時にも心は前向きな方へ、脳も活動していた!
★特に、「快な画像」をみた時の脳の反応が運動グループで増していた!
★個人の抑うつがある・ないに関わらず、効果は一定していた!
ということがわかりました。
本研究の著者たちは、考察の中で
👱過去の研究では、高負荷の運動を行なっても良い結果が確認できていなかった。
👱今回の研究のように、個人に合わせた中等度の負荷量の運動がいい効果を出すために必要かもしれない。
と述べています。
気持ちいい!っていうくらいの、中等度の運動が望ましいかもしれませんね♪
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今回の研究では1回で30分という短時間の有酸素運動でも、気持ちを前向きにする効果があることを示しています。
ぼくが運動をした後に気分が高まるのは、どうやら科学的にも正しい反応である可能性があります。
皆さんも、気分が高まらない時に、とりあえず体を動かす!30分くらい散歩してみる!ということをしてみてはどうでしょうか?
もちろん、無理は禁物です✨
体調に合わせてでお願いしますね。
なお、今回の研究では1回の運動のみの効果でしたが、日々運動を習慣としている場合はもっと、心へいい影響がありそうですね☺️
日々の生活の参考にされてみてください♪
それでは、最後までご覧頂きましてありがとうございました。
少しでも「タメになったー!」って思われた方は、「スキ」「フォロー」していかれてくださいねm(__)m
また宜しくお願い致します。
やまゆうでした。