兵庫県知事のニュースはまるで集団攻撃

兵庫県民になって11年。それまでの井戸さん人気はなかなか丹波市でも高かったとは思うけど、それでも3年前に若い知事になってイチ県民ながらいろいろと変わってきてるなと思うことが多くてとても期待をしていた。

対抗馬の副知事を破っての当選ということもあり、はじめのうちは周囲もこれまでの体制派も強いだろうし、おとなしくしているという印象。
それでも、県の財政の方向性が今までより経済活性に向いてきたこと。若者や教育への投資に重点を置く方向に舵を切ったなということは感じていた。
地方での活動を支えている市民活動への予算をバッサリと切った部分では、割と不満を言ってる声はよく聞いたので、そこはもう少し上手にやればいいのになと思った。まぁでも「経済なき道徳は寝言」という言葉もあるように、やはり補助金頼みになってしまっていて全く自活できていない活動が何年も続くのは、税金を食い潰すだけなので、必要なことではあるのだけど。
維新ということと、今までの井戸さんのときにやりやすい体制をつくっていた人たちからの反発もあり、批判的なコメントをよく見たので、敵を作りやすい立場なのだろうなと。

任期の半分が過ぎて、県民局でも企画の部署が躍動推進室に変わったり、いろいろ動き出したのかなと思っていた。その矢先に色々な問題が勃発。
本当のところの人間性はよく知らないし、丹波県民局の職員さんは自分の職務に尽力するのが第一という感じで動いてくれているので、私がとやかく言うことではないのだけれど。
だけど、最近の報道は明らかにくだらな過ぎて、そしてその報道に何も知らない私の母とか、東京にいる知人までも、その記事を鵜呑みにして何か言い出す始末に、これがよくある芸能人を自殺に追い込むネットの誹謗中傷と何が違うんだろうって思う。

私の視点から見た斎藤知事について
まず、丹波の木材で作られた椅子を持ち帰った件については、私も実際のその場にいたけど(おそらく知事ワーケーションとかって青垣のフォレストドアに来たときだと思うので)、丹波の事業者が宣伝になるのでぜひ持ち帰ってくださいって言ってて、知事がおねだりしたという感じではなかったと思う。
というか、事業者がいろいろなものをPRにお土産に持って帰って欲しいという想いを持っていて、それを断る方がどうかと思うような空気だったし、知事が椅子を気に入って褒めていたのは確かだと思うけど、それはすごく嬉しいと感じる空気だった。だから、あそこに参加していた人がおねだりしたというような証言をしていたというのも、記事を疑う訳でもその証言した人を否定する訳でもないけど、なんだかなーとは思う。
産地のものを手にしてくれたら喜ばしいことだし、どこの知事も調べてみればみんなやってることではないのかな。その実態は全然メディアでは報道されずに、カニだのコーヒーメーカーだの色々報道されてるけど、井戸知事のセンチュリーに比べれば大したことなくない?
県の取り組みとか、会議の仕方とか、見ていても明らかに無駄なことを省いて、ITにも理解があるし、ワシントン州知事とも英語で語り合う姿も、若い知事になって本当によかったなと思うのに、年寄りの政治的な面で潰そうとしているのが明らか過ぎて本当に辟易する。
県民局長が抗議のために自殺したっていう話については、人の命のことなので迂闊なことを言えないけれど、それが明らかに知事1人を悪者にする報道なのはどうなんだろう。本当に県をよりよくすることに視点が向いていれば体制とか庁内の文化とか仕組みとか、そういう論点に話がいくべきではないのかな。

選挙とか政治とかって、結局は人の思想とか考え方次第なので、市とか県とか国とか自分が担当する範囲での全体最適解を出せる人が1番適任だとは思うけど、実際には人気取りだったり声が大きかったり、今回の兵庫県知事みたいに何かの力が働いてメディアによる意向も働いたりして、やっぱりAIとかDAOとかもっとテクノロジーを使うべきだし、むしろ人間に判断させない方がいいのではないかなとか思っちゃうよね

とにもかくにも、メディアはジャーナリズムの原則を思い出して欲しいし、個人は自分が実際に見た真実や自分自身の考えを基に行動して、事実を知らずにくだらない記事を拡散しないで欲しいなと願います。

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