初観戦のハードエンデューロは【○○型イベント】だった
こんばんは。
トライアルライダーの吉良祐哉です。
先日、二輪オフロード界隈で盛り上がっている【ハードエンデューロ】のレース観戦に行ってきました。
ハードエンデューロは初観戦だったのですが、そこで感じた【全員参加型イベント】というテーマで書いていこうと思います。
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▼ハードエンデューロとはなんぞや?
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そもそもハードエンデューロという競技をご存知でしょうか?
不整地(オフロード)に設けられたコースを、専用のオートバイを使って制限時間内にいかに早く走るかを競うものです。
不整地を走るといっても、土の上や砂利道をただ走るだけではなく、
・岩や崖登り
・沼を走る
・丸太やコンクリートブロックを越える
など、設定されたコースの中にいくつもの難所が用意されています。
観戦した国内最高峰【G-NETクラス】は、制限時間3時間での勝負となっており、3時間ぶっ続けで走る体力を要求される、正真正銘オフロード界の鉄人レースでしたw
#練習なしで走ろうものなら開始2分で腕上がりすると思います笑
#バイクだけ発射され打ち上げ花火になっている光景をよく見ました笑
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▼ハードエンデューロ(HED)が人気の秘訣
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実は今回、僕もG-NETクラスにライダーとして参戦する予定だったのですが、あまりの人気でエントリー開始6分で定員(130名)に達してしまい、エントリーできずに参戦見送りとなってしましました。
#ハードエンデューロの洗礼
なぜここまでハードエンデューロが人気なのか?
バイクを投げたりエンジン全開で沼の中を走ったりで、かなりバイクは消耗する。
押したり引き上げたりを繰り返すあまり、機関車トーマスのように蒸気を上げ体力尽きている方も多く見ました。
#ハードエンデューロ用語で『仕上がる』と言うそうですw
側から見ていると、地獄に飛び込んでいく人たちのように見えてしまったのは僕だけでしょうか?笑
しかし、ここがトライアルと一番違うと感じた部分でもあるのですが、レースに参戦する人たちの【理念】に違いがあるように思います。
トライアルの場合、参戦している人の根本にあるのは【勝つ】だと思います。
レースではとにかくベストリザルトを目指して走る。試合中に楽しむことは二の次で、結果が良ければ楽しい。
といった感じで、結果至上主義であるが故、競技中は楽しく乗るは後回しになっていると思います。
ハードエンデューロの場合は、参戦している人々の根本にあるのは【楽しむ】だと思いました。
もちろんベストリザルトは目指すけど根本にあるのが【楽しむ】なので、
・バイクを発射してしまった
・沼にハマってしまい脱出不可能で戦線離脱
となってもみんな笑顔なんです。
#とにかく楽しむこの雰囲気が最高に好きです
トライアルのような結果至上主義が悪いとも思わないし、ベストリザルトを目指して走ることが僕も好きですし今でもやっています。
しかし競技に新規参入する方々としては、結果だけを追い求めてストイックにやっている雰囲気よりも、失敗してもみんなで笑ってるくらいの楽しそうな雰囲気の方が敷居が低く、結果的にハードエンデューロを始める方が多いのだろうと思いました。
また、観客も楽しめるようになっていると感じました。
コース自体が長くトライアルのようにゆっくりレースが進むわけではないので、1人のライダーを追っかけて全て見ると言うのは不可能です。
どこか一箇所に待機して応援しているライダーの到着を待ったり、全てのライダーが走るのを見たり、さまざまな観戦方法があります。
自分がいるポイントまでライダーが来たら全力で応援する。
ライダーによってそこに到着するまでの時間は違います。
時間がかかってようやく到着したライダーは、ウェアーも泥々でバイクもどこか壊れている状態のこともあります。
その姿を見た瞬間に、それまでのその人の頑張りが透けて見えて応援にもさらに力が入ってしまいます。
駅伝やマラソンを応援しているような感覚に近いと感じました。
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▼会場にいる全員が参加者である
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そしてもう一つ人気の秘訣として感じたことは、会場に来ている方みんなが参加者になれるというところです。
イマイチ理解しにくいと思うのですが、、
最高峰のG-NETクラスといえど沼にハマって脱出不可能になることもあります。
そうなってしまった場合、周りにいる観客の方が『汚れることを顧みず、見返りを求めるわけでもなく』自ら沼に飛び込みライダーと一緒になってバイクの救出作業をしています。
バイクに乗れなくても、ライダーと一緒に救出作業をすることでレースに参加している気分を味わうことができます。
また、応援しているライダーが居ればその人と共同作業ができるわけです。
それこそ、キムタクが沼にハマったら迷わずみんな沼に突っ込んでいくでしょ?笑
#共同作業したい人ランキング1位 キムタク(YK調べ)
※奈良トラ名物の『奈良漬け』と『綱引き』
また、泥々になった自身やその周りの人たちと記念写真を撮ってSNSに上げているのも見ました。
これはSNSの発展によるものですが、みんな発信がしたいんです。
#YouTubeチャンネルを国民1人1チャンネル持つ時代
ハードエンデューロという競技には、観客でも参加できる余白がきちんと設計されていて、発信するための素材(体験)がたくさんあるので、観客にとっても、かなり楽しめる競技だと感じました。
しかしながら、僕自身は今回観客として行ったわけですが、ある程度乗れる人は観客よりもエントリーして参戦することをオススメします。
#まだ出たことないけど 笑
観戦してると、乗りたくてウズウズしてたまりませんw
参戦してスッポリ沼にハマった時は全力で救助要請をするので、そのときは助けてください!笑
ということで、今シーズンどこかのタイミングでハードエンデューロに出たいとおもいます。
今回出れなかった分、暴れます!
#暴走はダメよ〜ダメダメ
最後に、競技の特性の違いはあれど僕がやっているトライアルにも転用して【全員参加型イベント】をやっていかなければなぁと思っています。
他にもやりたいことはあるのですが、ひとまずそれを考えます!
オモロいイベントやります!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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