#11 コミュニティデザイン:構造について
今回はコミュティをデザインする上での構造や注意点についてまとめてみました。
1.コミュニティの初期は熱狂的な人たちを集めて小さく始めることがポイント
・人が安定的な関係を維持できる人数の認知的な上限は150人
・サイズが大きすぎるとコミュニケーションが活性化しなくなる
2.失敗する目的実践型DAOの共通点
・コミュニティの急拡大についていけない
3.コミュニティの人数が増えると起こること
・一体感の減少、本質的ではない情報の過多
・全体の流れを追うことが困難となり、本来の目的が果たしにくくなる
■具体的に
・初めはヴィジョンに共感した熱量のあるメンバーで議論が行われる。
・興味本位で入ったメンバーが一気に増えると、コミュニティ内で本質的ではない議論が行われ始める。
・議論の交通整理やチャンネルの増加、情報を追いきれなくなっていく。
・認識合わせにも多大なコストがかかるようになる。
・初期の優秀なメンバーのコミットが減り始め、コミュニティがおかしくなっていく。
4.Nounsに学ぶ
・Nounsは世界で最もうまくいっているDAOの一つ
・一日に1枚しか発行されないNFTを持つ人だけが投票権を得られる
・高額なため、ある程度経済的に成功している人しか参加できない
【まとめ】
コミュニティは参加人数の拡大に焦らず、ゆっくりと育てる必要があります。
また、何らかの形で参加メンバーをフィルタリングし、高い質を保つ必要も。
目的に応じて、コミュニティの参加人数の設計を行うようにしましょう。
参考:
FeverBee
コミュニティマネジメントとはなぜか、なぜ重要か
国内外DAOを分析してみて得た知見についてまとめます
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