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「札幌市100人カイギ」を知っているか?

2023.1.10
「札幌市100人カイギ」なるものに参加してみました。ゲストスピーカーの話を聞くのが主軸なんですが、ゲストがトータル100人になったら会を解散する、と言うシンプルなイベント。1回5人のゲストらしいので、全20回。今回は2回目と言う事で、あと18回このような機会が訪れるわけですね。
ゲストスピーカーや他の参加者とも気軽に話せる「ネットワーキング」の時間があったり、ゆるーく『初めまして』が溢れる会場でした。

撮影は自由。どんどんSNSで宣伝してください!とのこと。(主催者談)

会場の雰囲気

会場の雰囲気はこんな感じ。

シンプルなスクール形式なんですが、「うんうん、これ大事だよね!」と言うことが。

そう、BGMが流れていたこと。

これがあるだけで、会場は真面目過ぎない「いい感じの空間」に変わります。うんうん、そうだよね。BGMとっても大事。

アイスブレイクは「他己紹介」

来場者を1発で知り合いにする方法、アイスブレイク。こう言う配慮をしっかりしてくれるあたり、イベントへの想いが伝わりますね。
さて、今回のアイスブレイクは『他己紹介』と言うもの。簡単に説明すると、まずは1対1で1分ずつ自己紹介をします。次に2対2になり、1分ずつ先ほど知り合ったばかりの人を紹介し合う、と言うものです。
たった6分で、少なくとも3人と知り合える素敵なブレイクタイムでした。みなさん本当に多種多様な生き方をしている人たちでした。

5人のゲストスピーカー

一人の持ち時間は10分間。その中でどんな事を喋ってもOKというもの。トーク展開がみなさん違って面白かった。そしてとても個性的。素晴らしい。

大井弘幸 さん

さっぽろイノベーションラボ役員/株式会社ウェルモ執行役員

ワイルドなオジサマの生き様がまさにワイルド。
25年間赤平市役所で自治体職員を勤めていた元行政マン。当時、普及して間もなかったSNSを使用して赤平の情報発信を行っていた結果、それに共感した自治体・民間企業・学生・議員などから多くの声が届いてきた、と。その後、全道179市町村をまわるキャラバンイベントを実施し、2018に無事完了。そして公務員を退職。
現在は毎週土曜日朝6時からテレビ北海道TVH7ch「ぶっちゃけミエルカTV」にレギュラー出演し、全179市町村の首長を招いて、その街のセールスをしてもらう取組みを行っている。(Youtubeでアーカイブ視聴可!)
北海道は広くて知事は1人だけど、179の首長がいる。協力すれば北海道を日本一に導く事だってできる!というフレーズは本当に力がこもっていました。

辻豊大 さん

MouLa HOKKAIDO編集長

独特な着眼点で北海道の魅力を発信するライター。
道民だからこそ迷う「北海道の魅力って?」の答え。大自然だったり、ラーメンだったり、海の幸だったり。そりゃそうなんだけど、何か納得しない。カニなんて滅多に食べないし、豊かな自然を見て「明日も頑張ろう!」とは思わない。
道民だからこそ思う北海道の魅力。それは様々な生き方をしている「人」である。北海道に生きる「人」も、北海道の魅力の一つなんだ。たどり着いた答えにコミットして、道内の様々な人を取材している。そんな人。
オンラインメディアである「MouLa HOKKAIDO」は、様々な人がモウラー(ライター)となって、北海道の魅力を発信することができる。
現時点で163人のモウラーがいるけど、北海道はでっかいどう。ネタが多過ぎてモウラーが足りないそうです。自分のアカウントを連携してもOKだということで、モウラー絶賛募集中!!

川口ゆり さん

SAPPORO Incubation Hub DRIVEインキュベーションマネージャー/フリーランス司会・MC

一度見たら忘れない笑顔の持ち主は人と人/資源を繋ぐリーダーへ。
ミス・インターナショナル日本大会ファイナリストという経歴に納得しかない凛とした姿は、嫌味のないオーラを放っていました。(マジで。)
北海道の魅力は、離れてから再認識する人は多いと言うことで、昨年3年ぶりに東京からUターンしてきた、と。人に携わる仕事を多く経験してきた事を活かし、現在もスタートアップ関係の活動を続けている。ゆくゆくは、北海道全体のインキュベーションマネージャーとなり、北海道の官民連携企画と産業とをリードする存在になることを宣言!!また、国内外で北海道に魅力を感じている人をキャッチし、人/資源を繋ぐことで新事業の支援を行うことも、きっと近い将来に輪郭が見えてくるのではないかと思います。「帰らさる北海道をつくる。」このフレーズに郷土愛を感じました。
(なぜ川口さんの時だけ会場が真っ暗だったんだろう。。。)

浜中裕之 さん

NPO法人北海道エンブリッジ

この人の発する言葉は全て実現するんだろうという不思議な納得感がある。
大学2年の時にベンチャー企業のインターンに参加し、初日から飛び込み営業をさせられた。プレゼンはこんな話から始まった。最初はもちろん失敗だらけだったが、徐々に話術を身につけ、契約が取れるように。「こんな経験をしたい学生はいっぱいいるはずだ」という想いから、大学3年で長期インターンのコーディネートを、大学4年でNPOを設立するという実行力が素敵です。その後にNPOを法人化して、現在に至る、と。
札幌市において、企業の「やってみたいけど、始められていないこと」に若者を派遣し、本気の事業化を目指したり、若者の創業をサポートしたり。札幌市で出来るならとそれらを道内に拡大したり。極め付けは2026年に大学を設置することに取り組んでいるという。
「レールから外れる訓練ができる」「無責任に応援してくれる人がたくさん」「お金は出すけど、口は出さない」北海道を興味・関心を試せる場所にする。そのために支援する。なんだかもう実現する気しかしてきませんでした。

牧谷宇佐美 さん

元プロ野球選手/NPO法人北海道野球協議会

子どもたちの未来のために「本物」は走り続ける。
11年間プロ野球選手として膨大な経験値を積んだ後に、北海道日本ハムファイターズに入社。NPO法人北海道野球協議会へ出向。子どもたちに野球を教えることになって芽生えた違和感のお話。
今の世の中は本当に手に取るように世界中から情報を集めることができる。子どもたちは、目の前にいる指導者の言葉よりも、ネットの中の有名選手の言葉を信じる。そして、自分にはできないと思い挑戦することをしなくなる。。。
でも、大切なのは『やってみて「できない」と理解すること』なんだ、と。自身で経験して、良い悪いを判断できるようになってほしい。幹となる部分を大きくして、上よりもまず下へ下へと根を張り巡らせてほしい。そのためには本物に触れることが大事なんだ。元プロという本物の言葉は本当に強く刺さりました。

ネットワーキングタイム

ゲストスピーカーの方々を含め、参加者全員とフリートークできる時間。この時間って結構魅力的です。ただ、割と自分からガツガツ行かないと真髄を味わうことができないんじゃないかと思います。どこもかしこもおしゃべりだらけ。笑
「えんもたけなわではございますが〜」と1回〆た後のダラダラとおしゃべりが続く感じ。(あ、これ褒めてます。)うんうん、まだみんな喋りたいよね!のあの感じ。
でも気をつけて。21時を過ぎると主催が撤収作業を始めます笑

最後に

ネットワーキングタイムがもう少し欲しいなぁという印象を持ちましたが、想像以上に楽しめました。次回は2月7日と言うことで、すでに申込み済です!

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