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Study Report 25 / 『アフォーダンス 』
1day1study
どうもJBです。
今回は、「アフォーダンス 」についてです。
アフォーダンス(affordance)
まずはアフォーダンスの意味です。
アフォーダンスとは、環境が動物に対して与える「意味」のことである。Wikipedia引用
もうちょっと短かない身に置き換えると、
環境やものなどの外的要因が、人間に対して与える「意味的な」影響と置き換えられると思います。
アフォーダンスとはジェームズ・J・ギブソンが作成した造語であり、この造語を用いて提唱した理論をアフォーダンス理論という。
ちなみにアフォーダンス理論とは、
物が持つ形や色、材質などが、その物自体の扱い方を説明しているという考え方。worldcolor参考
また、今日的な意味合いを持たせるとするのならば、「行動を示唆するために必要なきっかけを与えること」だと思います。
、、、と自分はこれまで思ってました。
ですが、これは間違いでした。
noteを書きながら気付いてしまったのです。
これはシグニファイアとアフォーダンスを勘違いしていたということを。
むしろ他にも間違えてる記事結構ありました。笑
皆さんはどうだったでしょうか?
ではここからはテーマが変わります。
『アフォーダンスとシグニファイアの違い』につて書かせていただきます。
シグニファイア(signigier)
まずは定義からです。
シグニファイアとは、対象物と人間との間のインタラクションの可能性を示唆する手掛かりのことである。Wikipedia引用
どうでしょうか。
先ほど僕が述べたアフォーダンスの今日的な意味と似てませんか?
「行動を示唆するために必要なきっかけを与えること」
ほぼ同じですね。笑
危うく間違った情報を配信するところでした。
ごめんなさい。
まあ、ここまでで、何が言いたかったかというと、今日までアフォーダンス理論として例えられてきたものは、全てシグニファイアなのです。
男女トイレのあのマークも、
コンビニのゴミ箱も、
ドアノブも全てです。
では、アフォーダンスの本当の意味を見てみましょう。
アフォーダンス(訂正版)
先ほどお伝えした意味をまずはおさらいしましょう。
アフォーダンスとは、環境が動物に対して与える「意味」のことである。Wikipedia引用
これはあってます。
ですがこの解釈を僕が間違えていました。
D. A. ノーマンの『誰のためのデザイン?』ではこう表現されています。
アフォーダンスという言葉は、モノをどのように使うかを決定するもっとも基礎的な特徴の意味で使われる。
ちょっとまだ固いなと思うので、簡単にいうならば
『もの(環境)の特徴から受け取れることのできる情報』という意味ではないでしょうか。
簡単に物で例えてみましょう。
一つのなんの変哲もない長椅子があります。
この椅子をみたときに皆さんはどう捉えるでしょうか?
たぶん「座る」ものだと思いましたよね?
もう少しイメージしてみましょう。
公園に長椅子があって、手荷物があった場合は「ものを置く所」という捉え方ができますよね?
では、ホームレスだったらどうでしょうか?
「寝る場所」だと捉えるかもしれません。
この情報こそが、アフォーダンスなのです。
・座る
・寝る
・置く
椅子を見たときに、得られる情報(形や色材質などから推測されるその物自体の扱い方)がアフォーダンスであり、それを選択することを「椅子に対して座るというアフォーダンスを選択した。」と表現します。
結論
このようにアフォーダンスとは物自体の意味は変わらないはずが、物の見方や捉え方によって変化する物の扱い方の情報のことを表しています。
ものからどのようにアフォーダンスを選択するのかは人次第です。
要は、人によってアフォーダンスは違うということですね。
そして、シグニファイアとはそんな様々なアフォーダンスをデザインによって規定することだと思います。
一言まとめ
「言葉を疑うことは大切だ。」
以上
最後まで読んでいただきありがとうございました。
詳細はこちら↓
拝見記事
https://swingroot.com/affordance/
https://www.cresco.co.jp/blog/entry/7780/