【提言】アフターコロナにおける観光土産の生存戦略
こんにちは。がっきーです。
2020年、世界中で100年に一度と言われるパンデミックが流行している。
そんな中、僕は食品産業に携わる人間として今回の新型コロナウイルスを受けて今後の提言「こうしてはどうか」という提案をしたいと思います。
今回は「観光土産菓子」に焦点を当てて、コロナ前後の状況を整理した上で僕からの提案をしたいと思います。
①コロナ以前の世界
国内の旅行者はもちろんのこと、とりわけインバウンド需要によって、観光土産菓子は繁栄してきました。
例えば旅の思い出をカタチとして残す(記憶)、あるいはその思い出を身内や知り合いなど他人とシェアする(共有)と言った目的で買われてきました。
つまり、土産とは「日常生活品ではない」、「特別なもの」と言える。
従来はそこに「付加価値」があった。
しかし。。。。。。
②アフターコロナの世界
現在も世界中で猛威を奮っている新型コロナウイルスの影響により観光業はもちろんのこと、観光土産も大変厳しい状況が続いています。
本来であれば2020年は東京オリンピックが開催されるはずでした。
当然、インバウンドも通常の何倍も見込めていたであろう。
しかしだ。
ご周知の通りコロナパンデミックが世界を変えてしまった。
東京オリンピックの延期。(正直、来年開催できるかも怪しい)
結果として、オリンピック特需はおろかインバウンドを見込めなくなってしまった。
それだけならまだしも我々日本国民も県外の移動には抵抗感が生まれ、旅行者は激減。
観光業は大打撃を受けています。
この状況は今日、明日で変わる話でないと思う。
なぜなら「またいつ第二波が来るか分からない」「まったく別の新しいパンデミックが発生するかもしれない」から。
一過性の事象ではないことから、観光土産の「売りかた」を変えない限り製造業者は事業を継続できなくなると僕は見ている。
今、観光土産菓子には「変革」を求められている。
この波に乗ることができなければ船は沈没してしまうだろう。
そうなって欲しくないし、そうならない為に僕は次の提言をする。
③【僕からの提案】土産の専門ECサイトでの販売
結論から申し上げると「観光土産菓子の特化型・越境EC」と言う新たな売り方にチャレンジするはどうだろうか。
具体的には、Amazonではなく楽天市場の様な出店者が集まるマーケットプレイス型のECサイトでの販売です。
確かに今回のコロナを受けて、以下のニュースの様に土産菓子を全国のセブンイレブンでの販売と販路を広げるのもひとつでしょう。
しかしながら現実問題、業者としては「スーパーやコンビニ等で買える様にすると土産としての価値がなくなる」と考える人は多くこの販売スタイルはあまり普及しないと思う。
#批判しているわけではございません #きつい言葉でごめんなさい
だからこそ、「土産菓子」の価値を維持しつつも現地に来れない世界中の人が少しでも観光気分を少しでも楽しんでもらえる様に「土産専門のEC」を作るのである。
そうすれば「いつでも、どこでも」世界中から購入することが可能となる。
むしろ工夫次第では従来より増える可能性さえあるのではないか。
またECのメリットは多い。
例えば
・在庫を抱える必要がない(ロスの削減)
・新商品開発時のテスト販売のハードルが下がる
・予約販売ができる
・実店舗を持つ必要がない
などネット販売による恩恵がたくさんあることが分かります。
だからこそ、僕は繰り返しになりますが「土産菓子専門のEC」での新たな売り方と言う「変化」を提案しました。
僕は「白い恋人」も「東京バナナ」も「博多通りもん」も大好きです。
だからこそ微力でも応援したいです。
最後になりますが、今を否定しているのではなくこうした良いんじゃないでしょうかと言う僭越ながらのご提案をさせいただきました。
読んでいただきありがとうございます。