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地方を転々とする援農という生き方

どうも、26歳で無計画に会社員を手放したゆうやです!

私は会社員を辞め、今年で2年が経ちました!

その間、何者かになろうとブログやSNS発信などに手を出しましたが、どこか見栄を張っていたり、自分らしさを感じられず、違和感がありました。
そして結局、どれも継続することができず何者にもなれないままに今に至ります。

「何も続けることができない自分はダメな人間だ。」そう自己嫌悪に陥っていたところ、ふと私でも継続できていたことがあることに気づきました。

それが「援農」です。

みなさん「援農」ってご存知ですか?
私がこの言葉を初めて聞いたの会社員を辞めた2年前でした。
私は会社員を辞めてから、この援農と出会い、知らぬまに2年間援農生活を続けていたのです。

今回は、私でもありのまま2年間継続できた、援農生活についてお伝えできればなと思います。


援農とは何か?

そもそも援農がなにかも分からない方が多いと思うので、要点をまとめて説明していきます!

援農とは書いて字の如く「農」家を応「援」すること

援農とは、農家さんを助けることで
とっても簡単いいうと、農業のバイトです!


農業業界の現状

農業業界って、常に人手不足な印象ありませんか?
実際に人手不足や後継者問題は、ほとんどの農家で常に起きています。

ただ、その中でも特に人手が足りない時期があって、それがいわゆる「繁忙期」ってやつです。

農業でいうと、「収穫期」であることが多いですね。
とういのも、農家が相手にしている野菜や果樹たちは、当然人間たちの都合で収穫を待ってくれません。

収穫以外の管理作業(肥料や間引きなど)は、多少作業時期が遅れたりしてもなんとかなりますが、作物の一番美味しい旬の時期を逃してしまのは、農家にとって致命的。

だからこそ、「その時期だけでもなんとか人手を集めて乗り越えたい!」となるわけです。

そこで活躍するのが援農者なわけです。


普通のフリーターと何が違うの?

普通に話を聞いていたら、
「それってただのバイトなんだからフリーターと一緒じゃん‥‥」

そう思いますよね。


はい、そうです!
私はフリーターです!笑

ただ私はこれを「農業系フリーランス」と名乗っています!
(モノは言いようです。)

とはいえ、実際にただのフリーターとは違う点もあります。


援農生活の種類

フリーターとの違いを知ってもらうためにも、まずは援農をしている人のタイプを知ってもらう必要があるかと思います。

援農者には大きく分けて以下の2タイプがあります。

①家から通える範囲で農家を探す

一番イメージがしやすいのはこれかと思います。

家から通える範囲の農家を探して、お手伝いをする。その農家の繁忙期が終わればまた別の繁忙期の農家のところに行く(もしくは別のことをする)。

これの繰り返しです。

ただ、家から通える範囲で農家を探すって意外と難しいと思うんです。

特に、援農(農業)に興味がある人って、

「都会の人間関係に疲れて、自然の多いところで働きたい」

って思ってる人が多いから、都会に住んでると思うですよ。(←めっちゃ偏見)

そのため、個人的にはこれから紹介する②のタイプの人が多い印象です。

というより、「援農」という言葉は②のタイプの人を指して使われていることが多い気がします。

※以下、本記事での「援農者・援農」という言葉は②のタイプを指します。

②全国の農家を転々としながら生活する。

このタイプの人は働く農家を家から通える範囲に絞らず、全国の農家を対象に仕事をする人たちです。

「季節労働者」という言葉の方が聞き馴染みのある方もいるかもしれませんね。

このタイプの人は、北は北海道、南は沖縄まで、自分の興味がある農家に行って、働いています。

察しの良い方はわかるかと思いますが、私は完全にこの②のタイプです。

例えば私の場合だと
夏は京都でお茶農家🍵
秋には奈良で梨農家🍐
冬には和歌山でみかん農家🍊

といった感じで、平気で県を跨ぎます。
なんなら私は関西圏が多いので、移動範囲で行ったら狭い方です。


援農がただのフリーターとは異なる点

上記の援農タイプを踏まえた上で、援農生活が一般的に言われる「フリーター」との違う点を紹介していきます。

大きく分けると以下の2つが挙げられるかと思います。

  1. 通年の仕事がほぼない

  2. 全国どこでも働ける

①通年の仕事がない

ここまででなんとなく気づいた方もいるかと思いますが、援農生活には通年の仕事がありません。(基本的には)

というのも、農家って一年中仕事はあるものの、一年中人手が足りない訳じゃないんです。

前述したように、どうしても人手が足りないのは主に繁忙期で、他の時期も仕事はあるけど、人を雇うほどではないってことが多いんです。

その結果、ほとんどが1〜3ヶ月程度の中・短期的な求人になります。

中には収穫期がズレるよう複数品種を育てていたり、6次産業化等で生産以外の業務があったりして、例外的に3ヶ月以上の求人もありますが稀です。

だから、通年で同じ農家にお世話になるのではなく、いろんな農家の繁忙期を手伝いに行く!これが援農者の働き方です。

②全国どこでも働ける

これが一番の特徴であり、一般的なフリーターとの違いかなと思います。

って言いたいところですが、
「別に普通のバイトも働こうと思えば全国どこでも働けるでしょ!」
そう言われそうですよね。

そうなんです。
別に誰でもどこでも働くことなんてできるんです。

じゃあ実際に働きますか?ってなると、
おそらくみなさんお答えは‥‥

「NO」

ではないでしょうか?

それもそのはず。
だって現実的じゃないんだもん。

そもそもさ‥‥

家はどうしてんの!?

これが一番気になるかと思います。

というより、一番の違いはここかもしれませんね(笑)

ただそこまで書くと、とても長くなってしまうので援農生活の住居については以下の記事で詳しく書きました!
気になる方はぜひ!

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