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なぜ開発部門経営を分業化するのか: キャリアラダーとポートフォリオ経営

こんにちは。コミューンの高田です。
コミューンでは経営のスケールのため、開発部門経営チームを事業ごとに組成する取り組みを行っています。(事業部CTOVPoE募集中です!)
この記事では、なぜ経営の分業化とも呼べる取り組みをするのかについて記載します。

前提、創業期からCTOをやっている山本は普通に活躍していますし引き続きコミューンで頑張っています!w

開発部門の経営に関する2つの課題感

コミューンは、大学の同期3名で立ち上がった会社です。
(3名の雰囲気はこちらの動画を御覧ください!)
3名で始めた会社も、創業4年で気づけば社員100名以上の規模となりました。
経営者としての自分のレベルの向上、という課題は常にありますが、事業・組織が成長するなかで、より構造的な2つの課題を開発部門経営について感じるようになりました。

ひとつめは、事業が大きくなるにつれ技術的な経営と組織経営の両面で高い価値を出し続けるのは難しくなることです。
私は、自分の中でソフトウェア開発を建築/家造りに例えて考えています。
ソフトウェア開発がビジネスサイドと大きく違う主なポイントは、
①フローではなくストックなので、期間が経つほどすべての改善が新築ではなくリフォームになったりトレードオフが増えて複雑性/難易度が上がること
②既存技術を前提とした運用保守をするだけでなく、都度都度新たな建築手法を知り身につけ、実行することが必要で、自身のアップデートに工数がかかること
です。
これがゆえに、事業が成長すればするほど技術経営と組織経営の両面を同時に行う難易度や負荷が重くなります

ふたつめは、複数事業あると意思決定の速度、質を上げることが難しいことです。
特に技術スタックが違ったり事業フェーズが違ったり、はたまたビジネスモデルが違ったりすると、事業間で技術/開発に関するベストな意思決定が異なるため、難易度が上がります
*これはビジネスサイドでも一緒ですね。

以上2つの課題を解決するため、開発部門の経営体制について見直しを行うことにしました。

組織マネジメントと技術マネジメントを切り離し

まず行ったのは、開発チームのキャリアラダー(ランク表)の見直しです。
直近まで使われていたのは、社員10名ほどのときに作ったものでした。
こちらでは、エンジニアが一定ランク以上になるとマネジメントキャリアかエキスパートキャリアの2択でした。
マネジメントキャリアに進むと技術的なマネジメントと組織的なマネジメントの両面が求められる構造で、負荷と難易度がともに高いものでした。
また、エキスパートトラックにおける組織への貢献要否も曖昧でした。

今回、個々人の強みを最大限活かしスケーラビリティを実現するために、組織マネジメント、技術マネジメント、Individual Contributorの3つのラダーにアップデートしました。

組織マネジメントを牽引するのがVPoEで、EMからレポートを受けます。
一方で技術的な経営を牽引するのがCTOで、テックリードからレポートを受けます。
この枠組で当社がこだわる大事なポイントは、各ランクにおいては対等な関係であることです。よくあるのはCTO>VPoEという構造ですが、コミューンではCTO=VPoEという関係だと考えています。技術的な意思決定、技術的な経営とその実現のための組織経営は等しく重要であると捉えており、両者で開発部門の経営を行うべき、というスタンスです。

事業部CTO、事業部VPoEの設立

もう一つの取り組みが、「ポートフォリオ経営」による事業部経営チームの組成です。

そもそもポートフォリオ経営とは、各事業部を独立企業のように見立て、それぞれに大きな権限と責任を付与することです。わかりやすいところだと、独立での予実管理、経営会議、採用意思決定等を行います。
ポートフォリオ経営の考え方については、ラクスルさんの取り組みがとても参考になります。CEO松本さんのインタビューはこちら

コミューンには現時点で2つ事業があり、経営スピードと精度を上げるため、2022年後半からポートフォリオ経営を施行しています。

これにより、コミューン事業CTO/VPoE、SuccessHub事業CTO/VPoEという役割が誕生しました。
各事業の技術、開発に関する意思決定をよりダイナミックに、スピーディに、かつ精緻に行っていくことを目指しています。

commmune事業のCTOとVPoE、SuccessHub事業のVPoEを激募しています!!

全社CTOの山本さんはSuccessHub事業のCTOの役割も担っています。現在は事業規模が小さい(エンジニア5名ほど)のでVPoEの役割も山本さんがカバーしています…ので、こちらのVPoE超募集しています!自由度の高いスモールチームで一丸となってゼロイチをやっていきたいEM、VPoEの方はぜひこちらに!!

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  • 日本からグローバルNo.1を目指すソフトウェアの経営に取り組めること

  • 0→1が完了した事業で1→100にフォーカスして取り組めること

  • 30人超の強く誠実なエンジニアがすでにいること

  • ポートフォリオ経営として、CxO一人ひとりの裁量(権限)と責任が大きいこと

💰 待遇
1,600万〜 +SO

要件
✅ CTOとしての10名以上の牽引経験、あるいは肩書問わず30名以上の開発組織をマネジメントされた経験
…などこちらに色々と書いてありますが、なによりも大事なのはコミューンのビジョン、ミッション、バリューへのマッチングと体現への意欲です!!

コミューンは、企業とユーザーが融け合う社会を実現する、というビジョンを掲げ、企業とあらゆるステークホルダー(顧客、社員、取引先など)のコミュニケーションを最適化するサービスを提供しています。コミュニケーションの垣根や距離を解消し、みんなにとってよりよい関係性を構築したいと思っています。
会社説明資料はこちら
こちらの資料が、行動指針などわかりやすいです!!

ちなみに、CTO山本の思想とマッチする方だと相性が良いと思います。


コミューンでは、なによりも誠実に事業に取り組むことを是としており、誠実な社員しかいません。
誠実な仲間と、コトに向かえる環境で、大きなチャレンジをしませんか。
オープンには書けないのですが、大きな玉も仕込んでいます。
話だけ聞いてみたい、も歓迎ですので、下記Twitterかカジュアル面談フォームからお気軽にご連絡ください!!


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高田優哉/Commune
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