先生インタビュー!No7~自分の決断を認める~
Moi!
先生インタビュー!
今回インタビューを引き受けてくださった先生は、4年生のスウェーデン語イマ―ジョンクラスの担任M先生です!
前回に引き続き、スウェーデン語イマ―ジョンクラスの担任の先生です!
(スウェーデン語イマ―ジョンクラスについては、前回の先生インタビューにて説明しています!↓↓↓↓↓↓)
M先生は、4年生のスウェーデン語イマ―ジョンクラスを持ちつつ、日本だと中学校にあたる8年生・9年生の社会科と倫理(と言えば一番近いかな、、、?)の授業も担当しています。
そんなM先生のインタビューです! どうぞ!
と、その前に!!
こちらを一読いただいた上で、インタビューを読んでいただけると嬉しいです。
では、以下インタビューの内容になります!
Q…なぜ先生になったのですか?
A…Because I like teaching.
大学に入学する前、1年間兵役についててね。その時、自分は武器の使い方とかを他の人に教えてて、そこで自分は教えることが好きなんだなって気づいたんだ。でも、その後も50年とか、ずっと軍にいたくはなかったから、先生を目指せる大学に進むことにしたっていうわけ。
Q…先生という仕事をする中で、一番大切にしていることはなんですか?
A…My policy is "If the students feel good atmosphere, they can learn"
とくに、クラスにウェルカムな雰囲気があってこそ、子どもたちは学ぶんだ。bad atmosphereだと、誰だって手を挙げたり、ディスカッションしたりできないできないから、いつまでたっても学べる時間はやってこない。だから、先にteachingから入ってもうまくいかないんだ。
Q…指導するときに意識していることはありますか?
A…子供たち一人一人、できることや持っているものは違って当然だと常に意識してるよ。スタートラインはみんな違うから、子どもが学ぶことも、先生が教えることも違ってくる。だから、他の人と競わせたりはしないね。その代わり、その子が以前のその子自身と比べてうまくいっていれば、なるべくpositive feedbackをするようにしているよ。
それから、Swedish immersion classということに着目して言えば、話すスピードについては気を付けているよ。いくらSwedish immersion classといえど、ネイティヴのスピードで話したらさすがに理解できないからね。だから、ゆっくりと話すように心がけているよ。
Q…子どもたちには、将来どうあってほしいとおもいますか?
A…難しい質問だね。笑
自分自身で決断できるとともに、その決断を自分自身が認められるようになってほしいな。それが幸せだろうし。
もし親とかが子供のやることを決めてしまっていたら、それはその子自身が本当にやりたいことではなくなってしまうからね。
Q…先生の役割とは何だと思いますか?
A…Teachとcoach、この二つのcombinationかな?
teachはもちろん、当然だよね笑
それに加えて、work as coaching。子供たちから、彼ら自身が目指すゴールを引き出して、どうやったらそのゴールにたどり着けるのかを教えたり、一緒に考えたりすること。
そして、これら両方を使いこなすことが先生の役割かな。
Q…学校の役割とは何だと思いますか?
A…to make people decent citizenだね。
つまり、モラルや倫理観、productiveに働くこと、集団の中で働くことといった、社会の中で生きていくための資質を身につけるっていうことだね。
それから、子どもたちはみんながみんな家族にgood modelを持っているわけではないから、そうしたgood modelを見せることも、学校の役割の一つだと思う。
Q…あなたが人生で大切にしていることは何ですか?
A…Friends and Family、それから、Some kind of way to express myself だね。
FriendsとFamilyは、当然だね。
それから、way to express myselfっていうのは、例えば、趣味とか。自分の場合は、空手がその一つかな。
これらはどれも大切なんだけど、特に大事にしているのはそのバランスだね。家族や友人といる時間と自分自身を大事にする時間のバランス。ちなみに、仕事をしている時間は、あくまでway to expressの一部でしかないと思ってる。自分で決めたことだからね。
Q…あなたが人生をかけて成し遂げたいことはありますか?
A…まず、家族についていえば、幸せな生活を送り続けることだね。
そして、仕事についていえば、もっと全体像を見据えた仕事に携わってみたいね。例えば校長とか。その方が学校の方向性を決めていくときとかに、より自分の意見を反映させられるし、自分の考えに近い先生たちを選んだりもできるしね。
個人的には、今の時代は変化が急すぎると感じるんだ。例えばデジタルなものとかは、最近過剰に使われすぎてるよね。自分はデジタルなものを学校に取り入れていくのは、そんなに大切なことではないと思ってる。新しいものをただただ取りいれて、何でもかんでも変えていけばいいってもんじゃない。時には古い物の方が良い時もある。だから新しくしていくことが必ずしもいいとは限らない。どうやってそれらが使われるか次第だから。
そういった意見を、自分はもっともっと伝えていきたいんだよね。校長先生みたいな、物事を大きな視点でみる立場にもなってみたいんだ。
最後に
以上、M先生のインタビューになります!
M先生は普段からすごく真剣に教育と向き合っているのが印象的です。いつも子どもたちと真正面から向き合うとともに、その背景にある家庭環境や教育のシステムについてもよく考えていらっしゃいます。おかげでM先生とお話しているといつも学びだらけです。
そして何より、空手の道着をピシッと身につけた姿がかっこいい。笑
ということで、今回の先生インタビューは以上!
ここまで読んでくださった方、M先生、
Kiitos!