【#2】それ、蜂に刺されたん?
こんにちわ。おっくんです。
アトピー回想日記、書いていこうと思います!
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小学校一年生の二学期、
東京から兵庫に転居した僕は、
見事に友達を失っていました。
幼稚園の時に遊んだことがある、とか、
親が知り合いとかそう言う要素がないなかで
ぱっと見の印象は最悪そのもの。
・大きく腫れあがった患部
・血の付いたシャツ
・カサカサで粉を吹いている肌
子供の頃は本当にアトピーがひどく、
クラスに一人・二人いるアトピーっ子
それが僕でした。
おまけに、当時引っ込み思案だった僕は、
完全にクラスから浮き、放課後も一人遊びを
余儀なくされていました。
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一番印象に残っているのは、
初めての体育の時間。
体操服によって、
アトピーの部分が大きく露出すると
一気に注目の的に。
「それ、蜂に刺されたん?」
「いや、これはね、生まれつきで、
小さい時からの病気なんだよ。」
「えぇ、そうなんや。痛そう。」
「気持ちわる。」
「かわいそう。」
この時、僕の中に1つの衝撃が走りました。
え、僕って
生きてるだけでかわいそうなの…??
意識できていなかった、
周りの子とは違うんだという事実。
この時、初めて自意識をえぐりました。
そして、苦笑いしかできなかった僕は、
その後、アトピー以上に興味を持たれるものもなく、
ゆるかやに存在感を失っていくのです。
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初めて、アトピーである自分と
向き合ったおっくん少年。
しかし、幼いながら
このままではダメだということに気づいた
少年の逆襲がここから始まる…!!
乞うご期待。笑
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