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天皇杯ヴィッセル神戸vs川崎フロンターレのピッチ内では何が起きていたのか
今日は天皇杯準々決勝を懸けた一戦だったヴィッセル神戸vs川崎フロンターレの前半立ち上がりの川崎ペースから、前半途中以降は神戸ペースに一気に様変わりした理由と実際にピッチ内で何が起きていたのかを書いていきたいと思います。
神戸は攻撃時は316、守備時は532の基本陣形は3142。川崎は4231。川崎は守備時は442にならずそのまま4231。下記の陣形になります。
川崎のサイドハーフの選手が相手のウイングバックを背中で見ながら左右のCBに前からプレス。カバーシャドウというやつですね。1人で2人を見ているのでそれだけ後ろに貯金ができます。そして、一番肝になっていたのが川崎のトップ下の脇坂。脇坂がサンペール番になって常にサンペールとデートをすることになります。それにより、サンペールはボールに触ることができず、神戸の攻撃が上手くいきませんでした。
しかし。前半途中に明暗を分ける出来事が。川崎の長谷川が負傷退場。代わりにフォワードの小林が投入されます。これにより、脇坂が左サイドハーフに入り2トップに。守備時は小林がサンペール番をするのかなと思っていましたが、まさかのサンペール放置。。。この采配に相手ながら僕は納得いきませんでした。ここまで上手くオーガナイズされていたのに、わざわざ壊す必要はなかったはず。ここからが川崎は悲劇の始まりでした。間違いなく神戸の攻撃の始まりはサンペールです。イニエスタがいる時もそれは変わりません。いかに3バックでボールを回しながらサンペールにボールを届けるか。それに対してサンペール番をするのは良策です。札幌もしてきて神戸に勝利しています。こう見ると、脇坂がサンペール番をしていたのは脇坂個人の判断だったのか?と疑ってしまいます。結果、神戸が3-2で勝利しました。
奇しくも、今週末にリーグ戦でまた川崎と対戦します。そこで、川崎はサンペール番をしてくるのか。そこに注目してもらうとより一層楽しめるかと思います。