限られた環境の中で…
3月14日、原則外出禁止措置がスペイン全土で発令された。
理由は説明するまでもない、新型コロナウイルスが原因である。
原則ではあるので、そうせざるを得ない理由であれば外出は可能。
しかし正当な理由がない場合、罰金が科せられる可能性がある。
なので不用意に外出することはできない。
退屈ではあるが、自分の身を守るには最善の策と言える。
現在(18日午後7時20分)スペイン全土で確認された感染者数は累計17.147人。
スペインで感染者数が急増したのは3月11日からであった。
その前日まで約1000人ほどだった。
現在と比べるとおよそ20分の1に及ぶ。
現在の日本の感染者数は累計924人。(クルーズ船を除く)
ということは1週間ほど前から既にスペインの感染者数の方が日本を上回っていたことになる。
これらの事実から発生源との国家間の距離は関係ないと言える。
国の政府の対応が感染の拡大に大きな差を生んだ。
二国間を比較するとよくわかる。
決してスペイン政府を非難しているわけではない。
パンデミックの中心地が今回たまたまヨーロッパになっているだけ。
誰一人この事態を予測できなかったわけで、誰かを責める必要はない。
いつか起きることだったかもしれない。
現実を受け止めるしかない。
とにかく感染を阻止する為には各自が自覚を持ち、衛生面に注意する必要がある。
日本が感染拡大を最小限に抑えることができているのは、国民性と島国という2つの利点があると思う。
国民性でいうと、他人を尊敬する日本人は公共の場で無責任な行動をしない人が大半。
その行動が自分の身を守ることに繋がると理解している。
衛生面でいうと手洗い、うがいを徹底できている。
外国人は手洗いはできていても、うがいをする習慣がそもそもないと思う。
もしかすると、その差が関係しているかもしれない。
日本人の常識がパンデミックの中心地になるリスクから免れている。
しかし、油断はできない。
ヨーロッパのように1つの国から一気に感染が拡大したように、いつどこで何が起きるかは未知である。
私は今まで起きたことを書いているだけであって、これからの話は何もわからない。
しかし、私はパンデミックの中心地で生活をしている中で、現在起きていることを知ってもらいたい。
そして、限られた環境の中で今やれることを自分の中で整理したい。
私の直近の目標は、今日から500日後までにスペイン3部相当以上のチームとプロ契約を結ぶこと。
この目標はどんな状況になろうが変えるつもりはない。
冒頭に書いた通り、世界は深刻な状況でパニック状態に陥っている。
ヨーロッパの医療施設は、ウイルスの感染拡大の影響でパンク状態になり、人手が足りていない。
それでも日々、感染するリスクを負いながら人々のために働き続けている人がいる。
だから私たちは生き続けることができている。
スペインでは、夜8時になると住民たちにベランダに集まる。
医療関係者に向けて感謝の意を込め、拍手を届けるという習慣が外出禁止法が出されてから毎日行われるようになった。
この感性には本当に感動した。
素晴らしい。
これまでに新型コロナウイルスが原因で亡くられた方々を思うと本当に胸が苦しくなる。
今は恐怖よりも1日でも早く平和な日々が再び訪れることを強く願っている。
医療関係者と政府が中心となり1つの問題に立ち向かっている。
食料には困ることなく、ほぼ毎日食材や生活用品が搬入されている。
本当に感謝の気持ちで一杯だ。
そういった人々の支えがあることを決して忘れてはならない。
だからこそ家の中で暢気に生活する理由はない。
家でやれるトレーニングはたくさんあるし、言語学習もできる。
食事と睡眠にはより一層気を配ることができる。
自分と向き合うには最高の期間だ。
やることが限られているなら、その限られていることを追求していこう。
今はワクワクがとまらない。
限られた環境の中で今やれることを!
Hasta luego 👋
03.19.020 Yuya Omura
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