2020年を締めよう
前回のnoteに意外と反響があり、ちょっとウハウハした。いろんな感想を聞く度に、ちょっと嬉しかった。ほら、単純な性格が出てるぞ。
初投稿、というよりは、あれ一回きりにしようとしていたため、不覚にも二作目に取り掛かっているところである。
正直なところ、あのようなスタイルで文字の羅列として自分の感情を吐き出すことによって、かなりスッキリしたのを覚えている。なんか、いろいろなことで病んでたんだろうが、案外すぐに切り替えることができるのだなぁと実感した。
これから打ち込む文章は、前回の後日譚というか、2020年がもうあと少しで終わりそうな今だからこそ書き表せることを、徒然なるままに打ち込んだ末に出来上がった何か、そうなると思う。最後まで読む気力がある人はどうぞ、そうじゃない人もすぐにブラウザバックせずに、流し読みでいいから、ね?
コロナが目に見えて落ち着いた。第3波の危険性も囁かれているが、それでも春よりは幾分かマシにはなった。危険レベルが下げられ、制限されていたものが次々に復活した。吟詩部の学内大会は紆余曲折あったが成功を収めた。その1週間前には、ノリで申し込んだ行政書士試験を受験した。結果が発表されるのは、年明けのことになるのだが、自己採点の結果だけ見ると恐らく今年度はダメだったと思われる。来年度も受験するかはさておき、法学の勉強や法律試験の対策は一朝一夕で身に着かないことを思い知らされた。日々精進、日々精進!と言ったところか。4学期からは一部の対面授業が再開された。理系の学部と比べると、法学部の専門が対面授業の形を再開させるのは、少々時間を要した。法学部特有の「一つの講義室に大勢の学生を詰め込む講義スタイル」に対応させるのは難があるので仕方ない。それでも、自分が浪人していた頃から望んでいた「講義室で授業内容について、他の学生と議論できる学生生活」に、遠からず近づいてきている事実には、期待が高まる。
「大学卒業したら、どうするん?」そう聞かれることが増えた。一回生のうちは、「まぁ、公務員か就活ですかねぇ…」そう答えていただろう。だが、ここ最近になって、突然頭の中をウロウロし始めたのは、「自分は就活をしたくない」という我儘だ。「個性のある大学生を採用したい」と企業側は口々に広告を打ち出すのに、就活のマナーとしてはスーツに整えた髪、面接では「御社!御社!」の大号令。そのような画一的な就活で、果たして自分の「個性」を主張することはできるのだろうか。法学部生として法学を学んだ傷跡は、資格や検定で証明するしかないのだと思わされた。
「法曹プログラム」への所属は自分にとってかなり大きい。一回生の頃は、法律専門職の道に進むことは頭になかった。しかし、法学部生としての経験や知識を少しでも生かそうと思うなら、法律専門職しか道がないのではないかと考えるようになった。司法試験を受けるためには、院進する必要がある。親に院進したい旨を伝えると、一応承諾してくれた。今現在は、岡大院、もしくは地元の神大院に進学できたらと思っている。予備試験は受けるつもりだが、この段階から司法試験をゴールとした体系的な勉強を心掛けたい。長期的に頑張ります、希望的観測になりそうな予感は捨て去りたいところ。
今年の春先から初夏にかけて、自分があんなに病んでいたのが、まるで嘘みたいだ。コロナに対して、ある種の「適応」を強いられた一年だったが、その中でも自分なりに進むべき道を模索し、前進を遂げることができたのではないかと思う。「コロナは人間への試練だ」そう言った奴がいた。2020年がもうすぐ終わる今だからこそ、自分も心から素直にそう思える。様々な制限を強いられた状況下で、自分ができることを僅かながらも探り当て、それを武器に猪突猛進する。行政書士試験は私にとってその典型例だった。結果がどうであれ、もっと法学の勉強を頑張ろうと思わせてくれた「カギ」にはなった。
新たな人脈を築くことができた。とは言っても、去年に比べるとその数は大したことない。しかし、このご時世があって、なかなか人と会えない状況が続く中で、いろんな方法(特にツイッター)で人と関わることができたし、いろんな人とそれっぽいことができた。来年こそ、コロナ対策を弁えながら、もっといろんなことができたらなと、心の底からそう願う。
前回のnoteでは、人間関係の希薄さを只管に憂いた。自粛を強いられ、人と会うことを制限され、心身ともに荒んでいたことを、未だに強く覚えている。確か、あの記事では「いつか、この状況を笑える日が来るのだろうか」そんなことを記した気がする。もうすぐ年を跨ごうとしている。だが、第3波の到来が目に見えており、まだまだあの状況を笑える日は来ない。コロナの猛威は恐ろしい、という残酷な天使のテーゼがようやく実感できた気がする。
しかし、吟詩部の活動が再開したり、いろんな人に会えるようになったりして、少し安心したのを覚えている。変わってしまったものもあったが、変わらないものもあるんだと痛感した。何より、吟詩部の活動が再開して、まるで「日常」を取り戻すことができたような感覚を覚えて、本当に嬉しかった。誰かが「吟が聞こえてきて、日常が戻ってきた感じ」と言ってくれた。たとえそれがお世辞だったとしても、自分にとってはそのセリフが相当胸に刺さった。
この記事をもって、2020年を締めることにしている。そのためには、2020年の思いを全て吐き出すとともに、自分が2021年はどのように生きる必要があるのかを記しておきたい。来年一年の指針を示しておきたい。
まずは法学をもっと身につける。先に述べた通り、司法試験に向けた体系的な勉強を心掛ける。具体的に?よくわからん。この一年だけでも様々なことを身につけることができた気がする。それをアウトプットする作業を定期的に行っとけば、なんとか形にはなるんじゃない?知らんけど。この一年間は殆どがオンライン授業で、単位が取りやすかった一年だったと思う。来年以降の講義形式がどうなるかは、今のところ何とも言い難いが、対面が全面再開すれば相当ヤバいだろうなぁ。リハビリも必要かもしれない。とりあえず勉強、頑張ります。
吟詩部、そんな自分が企画役員になるなんて!(自明) 冗談はさておき、新勧やイベント企画は一身に(厳密には二身に)背負われたわけだ。企画に選ばれたからには、充実した楽しい吟詩部を描き上げたい。具体的に?これから考えるつもり。執行部だって、13人もいるのだから、すごい何かに仕上がるんじゃないかと思ってます。63年続く吟詩部に、いい意味で傷を残せたらと思ってます。吟も頑張ります。
話が前後するようだが、実は毎年自分なりのテーマをもって、その一年をいい感じに通し切るようにしている。因みに、2019年は「飛躍」、2020年は「究める」。さて、来年はどうしようかと。法学の勉強も吟詩部も、更にはバイトも地元のボーイスカウトも、いろいろ頑張ってやりたい。というわけで、唐突であるが2021年のテーマは、「本気」にしたいと思う。その心は、何かを究める以上に、何事にも本気で取り組みたい、そう思ったからだ。ベッドの上でグダグダする時間を減らし、机に向かって何かに取り組むことを大事にしたい。来年は何事にも「本気」で取り組みます!宣言!
最近、「もしコロナが流行ってなかったら」という思考に至ることが度々ある。その答えを見つけようとすると、自分の思考がそれを必死に食い止めようとする。その先にあるのは恐怖だと、自分が一番知っているからだろう。「もしコロナが流行ってなかったら」。対面の授業で何単位落としていたのだろうか、吟詩部に何人後輩ができたのだろうか、あの人と出会うことができたのだろうか、あの人といい感じに関係を続けられたのだろうか、あの人とこんなに仲良くなれたのだろうか、何か新しいことを始めていたのだろうか、もっといろんなところを飛び回っていたのだろうか、もっといろんな人と遊んだり飲んだりしていたのだろうか、もっと…、考え始めるとキリがない。というより、これ以上考えたくない。
コロナが流行っていたとはいえ、この一年間は自分なりに楽しかった。ツイッターに上げて叩かれるか否かギリギリのラインを攻めて、いろんな場所へ行った、いろんな人と遊んだり食べたり飲んだりした、それなりに勉強もした。なんだかんだ楽しかった。でも、「もしコロナが流行ってなかったら」自分はどうなっていたのだろう。もっと楽しかった、それとも逆に辛かった?
無粋な問いだと思う。今が楽しければ、それでいいじゃないか。この一年、それなりに結果を出せた。新たなビジョンが見つかった。ならば、それでいいじゃないか。自分が思うままに生きよう。難しく考えすぎるのは、やっぱり良くないなと思う。この記事を通して、この一年を振り返ることで、心からそう思えた。
最後に。あと数日で、21歳になる。地元の連中は就活にゼミに卒論に、3回生の終わりらしい忙しさを送っている。何はともあれ、周りの連中に負けないように、何事にも本気で取り組んでいきたい。「自分はこれを頑張った」と胸を張って言えるように、物事を究めたい。コロナに負けていられない。そうであってこそ、「本田雄也」の人間像を体現していると言えよう。
2020年、本当にお世話になりました。あと、この稚拙な文章に最後まで目を通して頂き、ありがとうございました。常々、本田雄也と仲良くしてくれて、一緒に遊んだり飲んだりしてくれて、本当にありがとうございます。こんな奴に付き合ってくれるあなた、ここまで読んで下さったあなたは絶対ええ人でしょう!僕が断言します!また飲みに行きましょう。いつでも連絡くださいね。
次の一年も、相も変わらず、本田雄也をよろしくお願いします。
それでは皆様、2021年という、素晴らしい舞台で、僕と共演しましょう!では!
本田雄也
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