1年間で回収率を30%上げた「資金管理方法と馬券購入」の考え方
いや~~~~~~~。
競馬って、難しいですよね。
いや、馬券の買い方って、難しいですよね。
ご挨拶が遅れました。
オンラインサロン『Catch the Cash.』を運営してます、ゆっけです。
馬券ってめちゃくちゃ難しいですよね。
年中悩まされています。
そこで、
「どうやったら勝てるか」よりも「どうやったらもっと勝てるか」を真剣に詰め始めました。
より効率的に勝つために、を詰めてから約3か月くらい経つのですが、最近はすこぶる競馬の成績が良く、2021年の回収率が150%という数字を叩き出しそうです。(11/14時点で148.1%)
そこで一筆したためようと筆を執った次第です。
そこそこのボリュームになるので、ゆっくり噛みしめながら読んで頂ければと思います。
第1章 ”○○しない”
まずは”○○しない”についてお話をする前に、私の近況報告といいますか、最近の競馬スタイルについて。
お気づきの方もいると思いますが、地方競馬を買うの辞めました。
簡単に理由を説明しますと
<地方競馬をやらなくなった理由>
①少ない時間で地方・中央を触るよりも、よりオッズが付く中央に尽力した方が儲かる。
②平日競馬に割ける時間が減って、100%の予想を出せない。
この2つが主です。
というのも
最近、結婚したこともあり、平日昼間はプログラム書いてみたり、コラムを書いてみたりと内職をしています。
そんな中、今まで通り月曜から中央のレースを見返す→次走チェック馬メモ→地方の予想→地方レース見る→馬場見て修正→馬券買う→地方レース見返す→・・・中央予想→中央馬券買う→・・・
とやっていたのですが、途中で気が付きました。
「これ地方競馬やるのアホくさいぞ」と。
地方競馬やってる人を揶揄しているわけではありません。
地方競馬の回顧をしっかりやる時間が無くなったこともありますし、的確にオッズ付くところを狙えていないという実力不足もあると思います。
ただ、オッズがどうしても低くなりがちで、穴から入っても複勝もそんなにつかないんですよね。もともと地方競馬は「毎週浮いたら土日の種銭作れる」くらいの感覚で、あまり高くないレートで買っていましたが、中央競馬に比べてやっぱり儲からないんですよね。その分中央に回した方がいいような…
そこまで分かってて、時間少し足りないなと思いながら平日の5日間を地方競馬に充てるより、中央競馬の回顧の質を上げた方が確実に儲かるでしょう。(実際に9,10,11月だけで150万円くらい増えてます。)
最近の成績がすこぶるいいのは、実際に地方競馬をやらないことで、回顧の質が上がったからだと思ってます。
なので、ここ最近は地方競馬に触れていません。
これが理由①に当たります。
①少ない時間で地方・中央を触るよりも、よりオッズが付く中央に尽力した方が儲かる。
地方競馬
費やす時間 大:儲かる金額 小~中
また、個人的な考えとして、満足いくだけ吟味できてない予想を配信するのは論外なので回顧も満足にできていない地方競馬の配信するのもおかしいでしょ。という面もあります。
これが理由②に当たります
②平日競馬に割ける時間が減って、100%の予想を出せない。
限られた時間で
中央回顧、地方予想、馬場確認、予想修正、地方回顧…etc
をこなそうとすると全体レベルが下がる。
ここで、本章タイトルにある”○○しない”に触れてみましょう。
”しないルール”
という言葉を聞いたことありますか?
例えば
ダイエットしたければ、20時以降に食べない。
浪費を抑えたければ、使わない現金・クレジットカードを持ち歩かない。
分かりやすい例だとダイエットや節制。このしないルールを守れば少なくとも悪化することはないはずです。
これも例で、あくまで持論ですが
「尊敬される人間になりたい」
という目標があった時、自分が”尊敬している人間”の真似をするよりも
「こういう人間にはなりたくないな」
と自分が思うような人と、同じようなことをしない方が大事なんです。
尊敬される人間になるために何をすればいいか、なんて答えがないと思うんです。
でも、”だれからも尊敬されないような人間”にならないために、嘘をつかない、ポイ捨てをしない、人の意見を否定しない…などのしないルールを作って守っていけば、そこそこ立派な人間にはなれると思いませんか?
これって競馬にも言えることなんです。
私は競馬で儲けたいです。
つまるところ、負けたくないのです。
勝つために"する"のではなく
負けないために"しない"。
競馬において、私の定義する負けというのは年間の収支がマイナスになること。
これがプラスなら勝ち。
※さらにそのプラス幅をいかに伸ばすか。
これが冒頭に書いた「どうやったらもっと勝てるか」に繋がります。
儲けたれば、負けたくなければ
”○○しない”というルールを決めればいいということです。
ご存じの方もいらっしゃると思いますが、私はツイッターやサロン、noteでも再三にわたり、「点数を広げない」「無駄打ちしない」「熱くならない」など発信してきました。
これがその”しないルール”に当てはまります。これを守ることができれば、負けからは遠ざかるんです。
結果、勝ちに一歩近づくということです。
他にもしない方がいいこと、たくさんありますので次章で紹介します。
競馬関係なしにも私には”○○しない”ルールはありますが、その中に”費用対効果の低いことはしない”もあります。
要するにコスパの悪いことはしないということです。これも重要だと思います。
地方競馬をやらないという判断は、この”費用対効果の低いことはしない”にも当てはまっています。
私の時間の使い方が、まだまだ甘いが故の判断なので、
そのうち上手な時間の使い方を見つけて地方競馬をやるようになるかもしれません。それまではお休みします。
ぶっちゃけた話、noteで予想を売って見込める収益を加味すれば
地方競馬、やった方がいいです。
無料だろうが有料だろうが、予想は出し得です。たくさん予想出して、「ここも安いですが、3連続的中でまずまず。」とか「最後の最後に3連単マルチ15万8900円!!!!大逆転!」とか言ってる方が当たり前に売れます。
それが勝てる予想なのかどうかは置いておいて、売れます。
そんな予想でも、Twitterでたくさん当たっているアピール、すごい勝っているアピールをするだけで売れちゃうんです。それは”競馬予想養分”が多いから。
その類の「無益な予想を買ってしまう方が減ればいいな」とは思いますが、そういう方が一定数いることによって、自分の馬券のオッズが担保されているという捉え方もできるので、そこにフォーカスを当てた活動はしません。
競馬予想アカウントで有名になろうとする活動
=自分の馬券妙味を下げる行為
に繋がるので、過剰に宣伝するのは悪手だと思っているからです。
これも私のしないルールです。
そういう自覚が少しでもある方には、資金管理の考え方だけでも覚えてもらえればいいなと思います。「こういう考え方もあるんだな」くらいでいいです。
○第1章まとめ
・地方競馬を辞めた
→「儲からない」「十分な予想をする時間がない」
→地方競馬に充てる時間を、中央競馬の回顧へ充てた。
→回収率が飛躍的に上昇した。
・”しないルール”を作る
→限られた時間の中で、地方・中央に手を出すことは非効率
→より儲かる中央競馬にフォーカスする=地方競馬をやらない
→同様に負けないためにしないことを決める。
この記事で紹介する資金管理が出来ていない人は、グリグリの本命党の予想だったり、多点数の3連単みたいな予想を買ってしまうと思います。
それでは勝てないんだ、なぜなら~というところまで書いていきます。
残り10000文字くらいあります。まだまだお付き合いください。
第2章 資金管理のその前に
私が運営しているオンラインサロン『Catch the Cash.』では、この後に紹介する資金管理方法を共有していますが、これはとにかく超重要です。
資金管理は競馬をやる上で、予想以前の問題です。
予想がどうであれ、資金管理ができない人は負けます。
そして、これは自分で予想をする人も、予想家さんの予想に乗る人も同じです。資金は人それぞれなので資金管理がしっかりできている人とできていない人で明確な差が出ます。
同じ馬券を同じ金額で買い続けても、資金管理ができてない人は途中でバーストします。
自分に合った賭け金で賭けることが重要。
そして、自分に合った賭け金は、感覚で決めるものではないです。
ちゃんと計算してください。誰かの予想に丸乗りする人でも、これは絶対にやってください。
資金次第では、年間これしか稼げないの?だったら競馬しない方がいいんじゃないかと気付かされる場合もあるかもしれません。
「俺はもっと儲けたいから資金管理なんかクソ食らえ、一撃当てて一発逆転だ!」それもありだと思います。競馬の楽しみ方は人それぞれですからね。
ただし、
競馬で上手に勝てない人は
絶対的に資金管理ができていない場合が多いです。
もっと言うと競馬に向き合う姿勢、メンタル面の話になってきます。
本章では、資金管理の一つ前の段階をお話しします。
突然ですが
直近の的中/不的中で
賭ける金額がブレてませんか?
いますね、ヒヤっとした人が。
大丈夫、あなただけじゃないです。7割くらいの人が当てはまってると思います。
そのブレにも、いろんなパターンがあると思いますので
それぞれ紹介します。
<パターン1>とにかく当たる時
「今日めちゃくちゃ当たるぞ!次もっと賭けてみよう!」
→「うわあああああああああ!!!外れたああああああ!!」
このタイプは最近あまり見ないですね。これで大勝ちすることもあるでしょうが、金額上げなければ良かったと思うケースが大半だと思います。
「今日はよく当たるから、賭け金を上げる」という行為は、正気の沙汰じゃないと思ってください。そこには何の根拠もないんです。
麻雀やってて、勝ってるのに危険牌切ってまで役満とか狙わないですよね。私的にそれと同じ感覚です。
簡潔に正気の沙汰じゃないということを伝えるなら
「今日はずっと60km/hで運転してて事故を起こしていないから、120km/hで走ってみよう!」
激ヤバじゃないですか?これとあんまり変わらないと思います。
ちなみに私は今日めちゃくちゃ当たるぞ!っていう日はそんなにないですが、1本決まれば十分浮くくらいの狙い方をしているので、「今日はめっちゃ当たるな」って感じるような日はめちゃくちゃ勝ってます。
私の馬券の買い方・資金管理の場合
レート上げる必要がなく、1,2本当たれば大体儲かっている状態になります。
<パターン2>全然当たらない時
「今日は全然ダメだ・・・豆馬券に切り替えよう」
→「え、めっちゃ付いてる・・・いつも通り買っていれば・・・」
これ、気持ちはめちゃくちゃわかるんです。でも、それってどういう理屈で賭ける金額を下げたのでしょうか。外れたときは外れたなりの原因を探す必要があるんです。
展開向かず、進路無し、出遅れた、外回しすぎ、ハナ差4着…etc
いくらでも原因は見つかります。こんなことは往々にしてあるので、こういう負けが込んでも金額を下げる必要はありません。
もちろん、取り返すために金額を上げるのは最悪手です。
根拠を持って金額を下げるのは
・予想と馬場が変わっている
・想定外の天気(雨・風)
・馬体重の大幅減/増
・パドックうるさい
・既に勝ち越していて、勝ち逃げ徹底する派の人
などです。パドックなんかはその馬を知らないと上げ下げできないと思うので、わかる人だけでいいと思います。
このパターン1,2で共通しているのは賭け金(レート)の変更。これをやってしまったがために焼かれた、本来もっと勝っているはずだったなんてザラでしょう。別にそれで勝つことも、被害を最小限に抑えることもありますが、予想を根本的に揺るがすようなこともないのにレートを下げるのはやはり悪手と考えます。
ギャンブルなので”流れ”というものを感じるタイミングはあります。
ただ、大体の場合
「今流れが来ているな」と思ったときには
終わっているんです。
逆も然りで「流れが悪いからやめとくか」と感じたときにも終わってます。そのレースが仮に当たっても、出てくる言葉は
「やらないと当たる。やっぱり流れが悪い。」
でしょう?
前日時間を掛けて、しっかり吟味した予想を、たった数レースの外れで放り投げるのはもったいないです。但し、根拠を持って買わないという選択をするのもとても大事なことです。
”根拠無しのレート変更はしない”
ひとつルールが増えました。
もう1つのパターンは、若干上に書いたことと被りますが
<パターン3>買えば当たらない地獄
「今日は全然当たらないな、ここらで辞めておこう」
→「ええええ当たってる;; やめなければ良かった!次は買うぞ!!!」
→「買ったら外れるし買わないと当たる。俺は運がないんだ!!」
これ言う人、めちゃくちゃいます。多分向いてないメンタリティの方だと思いますが、そもそも競馬って的中する割合の方が低いので、外れることは当然だと思った方がいいと思います。まさか「的中率75%目指してます」とかそういう人はいないですよね。
先ほど書いた、出遅れ、進路無しなどの競馬には付き物である負け。
これを踏まえた上で実現可能な馬券的中率から、理想の買い方を見つけるのが私の思う資金管理です。
外しすぎてヤバい。と感じるのは恐らく、軍資金に対して1レースの資金が見合っていないということだと思います。つまり資金管理が出来ていないということ。
それか本当に買う馬の選定を間違えていて外しすぎている場合。
そういった人のためにも、資金管理法をこの後に記載していますので、一度一緒に見直してみましょう。
パターン3で出てきた的中率の話ですが
常に人気薄から入って、的中率75%なんか叩き出したらさぞかし気持ちがいいことでしょう。でもそんなの無理です。人気どころだけ買って75%もなかなか厳しいと思います。
つまり馬券を2極に分けると
・妙味を取りに行くのか
・当てに行くのか
極端な話、この二者択一です。
当てに行く馬券、たくさん当たります。でも安いor点数が多くなっちゃいますよね。結局回収率は低いんですよね。
つまり、何回当てても賭け金を上げないと大きく勝てないんですよ。
競馬を何のためにやってるんでしたっけ?
儲けるためでしたね。
じゃあ賭け金を上げましょう。
あれ、賭け金を上げて外した時のマイナスってどうするんでしょう。75%の人でも4回に1回は外すんですよ。
当てに行く馬券でマイナスを取り返そうとするなら
さらに賭け金を上げないと取り返せないですよね。
でもその馬券じゃ安いんです。1回で取り返せますかね?
1回当たっても、2回目、3回目で外したらどうします?
また金額上げますか?
的中率75%の人で外れる確率は25%、4回に1回外れるんですから全然外れてもおかしくないんです。
儲けるために賭け金を上げたはずが、儲からない。
マイナスを取り返すためにさらに賭け金を上げる。
これは最悪のパターンです。
しかも、これって根拠無しのレート変更になりませんか?
”○○しない”ルールに、”根拠無しのレート変更はしない”もありましたね。
レートは変更できません。
この道を進むなら
大きく勝とうとしない。
マイナスを1回で取り返そうとしない。
という方向性になりそうです。
当てに行く馬券買ってたらジリ貧じゃないですか。儲けたくてやってるのに儲からないって…
結果的に
私は自分に”根拠無しのレート変更はしない”ルールを課したと同時に
”当てに行く馬券は買わない”ルールを課すことになりました。
ここまでついてこれていますか?
馬券で儲けたい!
↓
たくさん当たるとお金は増える!
もっと馬券で儲けたい!たくさん賭ければいいんだ!
↓
うわ!外した時のダメージデカい!ヤバイ!
↓
たくさん賭ければ回収できるぞ!!もっとたくさん賭けよう!
↓
うわ!外した!!!!
もう取り返しつかない!!!どうしよう!!!!
こうなるよって話です。
儲けたいなら当てに行く馬券は買うべきじゃないってことです。
当てに行く≒置きに行くと思ってください。
試合に勝って勝負に負けるみたいなやつです。
あくまでも、目的は当てることじゃなく勝つこと。
儲かるかどうかに重きを置いていきましょう。
○第2章まとめ
・資金管理は予想以前の問題で、超重要
→賭け金がブレたり、放り出してしまうメンタルの問題がある。
→その原因の1つとして、資金管理が出来ていないことが大きい
・勝つ=負けないということ
→負けないために”しないルール”を決める
→「根拠無しのレート変更をしない」「当てに行く馬券を買わない」
ここからが資金管理の本筋です。一緒にやってみましょう。
※ほぼ、CTCで公開している"みゃも式資金管理法"がベースです。私なりに噛み砕いて分かりやすいように書き起こしました。
第3章 資金管理のススメ
適当な紙とペンもしくはエクセルなど用意して、書き込みながら読み進めてみてください。
お節介かもしれませんが、ここでやらない人は多分ずっとやらないです。
まず重要なのは、
<目標設定>
年間このくらい稼ぎたいっていう
目標金額を設定します。
↓
300万円
私の場合、このくらいは競馬のみで稼がないと、回顧・予想している時間を別に充てた方が生産性高いよねってなってしまうので、普通にフルタイムのバイト以上は稼ぎたいと思っての目標設定です。もちろん楽しい・好きなことで稼げるのが理想です。あくまで目標。
目標金額は立てましたか?
お次は
<軍資金の見直し>
年間このくらいは使えるだろうという
軍資金(余剰金)を勘定してください。
↓
600万円
これは去年競馬で稼いだ分と内職で稼ぐであろう額の一部を足して軍資金にしてます。
目標を先に立てて貰っておいて言うのもアレですが、軍資金が100万円で目標が100万円だとちょっと厳しいと思ってください。(後述します)
毎月の小遣い5万円で立ち回るっていう方は5万*12か月の60万。
みたいな決め方でいいです。実際の軍資金より多少は多くてもOK。
さて、それでは計算してみましょう。
<回収率目標の見直し>
ここまで出た2つの数字から、無意識のうちにあなたが欲しいと思っている回収率が出てきます。
(軍資金+目標)÷ 軍資金 = 目標の回収率
簡単な計算です。
私の場合は
(600+300)÷ 600 = 1.5
年間回収率の目標は150%です。
前述の、軍資金に対し目標が高すぎるケースだと
例:軍資金100万円 目標100万円の場合
(100+100)÷ 100 = 2.0
これ、継続して達成できると思いますか?
私は思いません。
年間回収率150%でもすごく高い壁だと思ってください。
実現しうる範囲で出来るだけ高い目標を持つことは全く悪いことではないです。
たまたま200%で着地した!って年もあるかもしれないですが、これを狙って買うとなると、この後の馬券組みが相当難しくなると思います。後程解説します。
皆さんが無意識に狙っていた回収率はどのくらいでしたか?
それはみなさんが設定した目標金額とかけ離れていませんか?
明らかに実現できそうにない年間回収率になってしまった人は、150%くらいになるように軍資金を用意するか、目標金額を落としてください。
ちなみに
月5万円の予算(軍資金60万)の人が、私と全く同じ回収率を狙う場合
年間の収支は+30万円です。
これを少ないと感じるか、多いと感じるかは人それぞれですが
重要なのは「いくら勝ったか」よりも「資金に対して何%増えたか」です。
1年間立ち回って、たった30万円しか増えないと考えるか、1年間楽しみ続けて資金が1.5倍になったと考えるかです。
競馬の目標が「100円で夢の特大万馬券を取るぞー!」みたいな方や「レースを見るのが楽しい!応援馬券!」みたいに収支を気にしない人も一定数いると思いますので、スルーでいいです。資金管理も不要です。
収支を気にするなら話は別ですよ。
あと、厚張りの高額払い戻しに釣られている人は目を覚ましてください。
50万張って150万の払い戻しは、金額的には100万円勝っていても
回収率にすると300%にしかなっていないんです。
どういうことかというと、2回に1回はそれを当てないと、年間の回収率150%には届かないということです。
大勝負の1レースを決めて、そのレースで50万賭けて100万勝つのはいいと思います。それは自由です。あくまで、継続的に買って勝てる馬券ではないんじゃないかってことです。
大勝負の1レースでレート上げて外したら、収支的には目も当てられないですけどね。
話を戻して、次にするのは
<1レース辺りの購入金額の見直し>
予算が月5万円の場合で話を進めます。
中央競馬開催の8~10日間で5万円ということは、1日辺りの予算は5000円~6000円になります。
面倒なので5000円で統一して話を進めます。
さらにこの予算で、1日5レース買うなら1レース辺り1000円(1000円/R)という計算になります。1日10レース買うなら500円/Rとなります。
この時点で、今までの自分の掛け方が理に適っていないことが判明した方も多いのではないでしょうか。
毎月5万円の余剰金で競馬をしていて、5000円/R、土日合わせて20Rとか買っている人いないですか?当たって外れての一進一退を繰り返すので、5万円で立ち回れないことはないと思いますが
そもそもの軍資金から考えると、その賭け金はバーストするリスクが高いように思います。
(10R/日 × 10日)× 5000円/R = 100R/月 × 5000円/R
1か月で5万円を増やしたり減らしたりしながら、5000円/Rで100R買う。
結果、50万円馬券を買う計算になります。
月50万円買ってたら年間600万円買うことになりますね。軍資金は次5万円で、年間60万円のはずなのに、です。
その状態の人は高確率で前述のパターン3にハマります。
<パターン3>買えば当たらない地獄
「今日は全然当たらないな、ここらで辞めておこう」
→「ええええ当たってる;; やめなければ良かった!次は買うぞ!!!」
→「買ったら外れるし買わないと当たる。俺は運がないんだ!!」
外しすぎてヤバい。と感じるのは恐らく、軍資金に対して1レースの資金が見合ってないということだと思います。
これです。残り資金の底が見えてきて、「ヤバいぞ」となるパターン。大体の人はここで「当てに行く馬券」を「根拠無しにレートを上げて」買い、大火傷して負けます。
心当たりのある方もいるのでは?
当てはまる人は
1レース辺りの賭け金を減らすorレース数を絞る必要があるということです。
そこで把握しないといけないのは
自分に合う1レース辺りの賭け金の算出方法です。
まず、何をするかというと
<馬券の的中率の見直し>
コンスタントに実現可能な馬券の的中率
↓
30~40%
的中率を上げようと思えば、誰でもそこそこ上げることはできますが、当てるための競馬ではなく、儲かるための競馬なので当てに行くような馬券は買えません。
的中率は自分の成績でもいいですし、自分が参考にしている予想家さんの成績でもいいです。データ派の方はそれでも問題なし。
ここで初めて予想の精度が重要になってきます。この的中率はお好みで構いません。10R買ったときどのくらい当たるかなでもいいです。
私の狙い方で50%は無理なので、30~40%としています。
3回に1回当たればいいかなと思いながらやる競馬、メンタル的に楽です。
資金管理法はもう折り返し地点です。一度整理してみましょう。
目標金額:300万円
軍資金:600万円
的中率30~40%
自分の目標、軍資金、的中率を当てはめてください。
では次に1日の購入R数を決め、さらに1Rの購入金額を決めましょう。
既に今年は残りわずかなので、来年の目標を立ててみます。
年間購入R数(400R)× 1Rの購入金額(1.5万円)=軍資金(600万円)
来年は多分こんな感じになると思います。
中央開催を約100日として、1日4Rくらい。
雨とか強風でやらない日もあると思うのでザックリでいいです。
皆さんは、来年の目標を立てる前に今年の自分の成績を確認しながら
実際に購入したR数 × 実際の1Rの購入金額 = ???
を計算してみてください。
???の部分は本来、軍資金と同額以下になっているはずですが、どうですか?
レースによって購入金額がまあまあ違うって方は
シンプルに、自分の考える軍資金(年間)以上購入していないかの確認だけでいいです。
この場合の自分の考える軍資金は「毎年このくらい買ってるから」ではなく、「毎月このくらい余剰金がある」や「競馬用口座にこのくらい入れてある」など確実なもので考えてください。
どれだけズレた買い方をしているか、分かりました?
中には、いい線いってる人もいるかもしれないです。お上手。
ご自分が1年間で何レース買っていたか分かったと思います。
来年もそれを変えずに行く人はそのままのレース数で。
ちょっと多いなと思った人はレース数を少し減らしてみましょう。
では
それを踏まえて、2022年の目標を立ててみてください。
年間購入R数(?R)× 1Rの購入金額(?円)=軍資金(?円)
余談ですが
私は2020年~2021年初は勝ち逃げ徹底・即辞めの方針でやっていました。そこそこの金額張って、勝ったら即撤退するみたいな形で、購入したレース数もかなり少なかったと思います。当然予想だけして勝ち逃げしたせいで取りこぼしたレースも多々ありました。
夏頃から、今のこのスタイルに落ち着き、飛躍的に収支が伸びたので、2022年が楽しみです。
ちなみに
実際は雨でレートを下げたり、勝負したいレースでレートを上げたり、勝ち逃げをして小銭で買ってみたり、色々変動していく(※)のですが、最初にある程度のビジョンを決めることが大事です。
(※)これはちょっと難しいのですが、3か月に1度くらいで成績の見直しをしています。この調子だと目標金額届かないなと思えば、狙い方を変えてみたり。この辺は最初は気にしなくていいので読み流してください。
目標設定は終わりましたか?
では次に
<1Rの購入金額を設定>
ちょっとした計算をすれば自分の購入R数と購入金額で、目標達成が現実的に可能か判断できます。
私の目標で進めてみましょう。
年間購入R数(400R)× 1Rの購入金額(1.5万円)=軍資金(600万円)
30R買った時点でどうか、を考えるとわかりやすいと思います。
1Rの購入金額1.5万円 × 30R = 30R終了時の投資金額45万円
これを自分の目標で計算してみてください。(計算しやすい数字でいいです)
投資45万円に対して回収目標67.5万円
と思いますよね。これは半分正解で半分間違いです。
ここに的中率の要素が絡んできます。
なんのことかわからない人もいると思うので、答え合わせ。
的中率30-40%の私の場合
分かりやすく1/3の確率(33%)として計算します。
<的中率33%>
購入する30Rのうち20Rは外れるということ。的中するのは10Rです。
つまり的中するレースの投資金15万円(1.5万×10R)
で67.5万円の払い戻しを受ける必要があるということになります。
的中するレースに限った場合、回収率は
67.5万 ÷ 15万 = 450%
こうなります。
計算上、平均して15,000円を67,500円にする、回収率450%の馬券を買わないといけないということです。
あえて説明する必要はないと思いますが、多点買いなんかしてたらこれは達成できません。
皆さんも、自分の的中率で計算してみてください。的中率が20%の人は50Rで計算するとか、計算しやすい値でやった方が分かりやすいです。
たまたま年間回収率200%で着地した人がいたとして、という話をしたと思いますが、その場合同じ軍資金・賭け金だと
<的中率50%>
1.5万を6万。2回に1回400%の的中を継続
<的中率33%>
1.5万を9万。3回に1回600%の的中を継続。
<的中率10%>
1.5万を90万。10回に1回6000%の的中を継続。
このどれもが、達成できるとは到底思えないです。
30点で100倍の馬券が「アツい」か「アツくないか」というアンケートを取ったのですが、50%以上の人が「アツい」と回答していました。
私はとてもガッカリしました。それは1点で3.3倍を取るのとほぼ同義です。
そしてその馬券を10回中何回取れるかというアンケートも実施しました。
これ、10回に5回取れる人がいるのも驚きですが、10回中1,2回しか取れない人が過半数を占めているんです。
30点100倍というのは3連単を想定した点数ですが、正直どうでしょうか。3.3倍なら3回に1回は当てないといけないんですよね。それを3連単でやるのって結構非効率だと思いませんか?
特大馬券が当たればそれでいいのかもしれませんが、その場合は多くの軍資金が必要になりそうです。
3連単、いいですよね。高額配当の夢があって。私も買います。
ただ3連単メインでは滅多に買いません。なぜなら勝てないと思っているから。
私の1レース辺りの購入金額は上記で計算したように15,000円です。
3連単30点を各500円で15,000円ですが、3連単で10回中3回、135倍の馬券を当てられますかね。
あまり現実的じゃないと思いませんか?
基本的な考え方は、3回に1回しか当たらない。
当たった1回で450%以上欲しい。
ということになります。
馬券の点数で考えてみましょう。
1点4.5倍、2点9倍、3点13.5倍、4点18倍、5点22.5倍、6点27倍、、、10点45倍、、、30点135倍、、、
これが的中率33%で年間回収率150%を狙う場合です。
意外と簡単そうに感じますか?それとも難しそうに感じますか?
自分が馬券を買うときに、この点数ならこのくらい付かなければ。を考えている人は少ないと思っています。ここまで考えて資金管理です。
正確には、ここまでやって資金管理としては70点くらいです。
自分の資金から適正なオッズを狙い続けるのは誰でもできるのですが、これを当て続け、目標に近付けるのが難しいんです。
必要なのは
<資金管理の方向修正>
100Rごとでも3か月おきでもいいです。途中成績を分析しなければなりません。
年間の400R中100Rが終わった時点で、ざっくりと
「投資150万円:回収225万円
的中率30-40%:回収率150%」
このくらいでなければならないところを
「投資150万円:回収120万円
的中率30-40%:回収率80%」
だった場合
残りの300Rを同じように買っていては、恐らく回収率は100%を割ります。
ここで目標金額を下げ、手ごろなオッズを狙って行く方針に変える。
もしくは、よりオッズの付く馬を狙っていく方針に変える。
などの方向修正をしなければなりません。
この場合は
「的中率が30-40%と、そこそこの的中率なのに回収率が低い」ので
①複勝だけ当たって全然回収できていない。
②相手選びがダメor軸馬が人気サイドすぎる
こういうパターンでしょうね。
いろんなケースがありますが、それぞれ修正していく方法について一々解説しません。ここら辺は実践あるのみです。
とにかくたくさんレースを見て狙いたい馬の目星をつける。馬場、展開、相手関係、オッズとにらめっこして、買えるオッズの馬を買う。
ステップ1:1レースの購入金額のベースを作る。
ステップ2:1レースで狙わなければいけない回収率を意識して馬券を組む。
ステップ3:年の途中経過をみて、自分の買い方・狙い方を続けてどこに着地するか推察。必要であれば修正する。
ここまで出来ればほぼ100点だと思います。
○第3章まとめ
・年間の目標、軍資金を設定する。
→自分の的中率を把握する。
→年間購入するレース数や、1レース辺りの購入金額を見直す
→自分が狙うべきオッズ層・回収率を把握する
→それに基づく馬券を買う
→途中経過を見て修正する
修正のコツみたいなものはいつかどこかで記事にしたいと思います。
余談ですが
私はベースとして、複勝で元が返ってくるように買い、単勝・馬連(ワイド)・3連複まで当たると大儲けするように買っています。
複勝で元返しを狙う理由としては、基本複勝は平均2倍以上の人気薄から馬券を組み、その馬が来た時点で負けないようにしたいからです。
そうすることで心置きなく相手を絞れるということです。人気から買って複勝元返しのスタイルだと、収支が伸びないですが、このスタイルだと単・馬連を当てた瞬間に450%を達成できるような馬券組みが容易です。
これは例ですが
単13.2倍/複2.2-4.2倍の馬を軸にして
単勝2500円,複勝7500円,馬連3点各1300円,3連複9点各100円で
残り端数を単勝に入れて計15000円
みたいな感じです。今年は1レース3万円で進めているので配分はちがいますが、このレースは回収率650%でした。
このレース結果は
単13.2倍🎯複3.5倍🎯馬連3点27.9倍🎯でした。
複勝をやめて単勝と馬連とかの方が1レース辺りの回収率は跳ね上がるのですが
長い目で見たときに”複勝を買わないことで回収できなくなる金額”を考えると複勝は買うべきという判断です。
ちょっと分かりにくいと思うので説明すると
年間400R,600万買って、900万払い戻せば目標達成。
複勝で元返し以上を狙えれば、1レース辺りの購入金額がそのまま返ってきますね。
投資金がちょっと増えて返ってくるので、もうワンチャンス得たという解釈ができます。
そしてそれと同時に、目標の900万払い戻しに向け、1.5万を積んだという考え方もできるんです。
そして、1年間で元返しの複勝でどのくらい積んだかを考えた結果、私は今もこのスタイルで戦っています。
より勝つためには、を考えるにはまず自分の予想・購入馬券を記録し、それと分析する必要があるので、こういった投票成績をまとめてくれるものを積極的に利用することをお勧めします。
大変長くなってしまいましたが最初に書いた
資金管理ができるとできないとで
明確な差が産まれる。
ということがどういうことなのか、理屈まで理解して頂けたでしょうか?
あなたが買っている予想、本当に勝てそうですか?
ここまでは、今のCatch the Cash.の常識です。
こういうの、教えてくれる人がいるのといないので全然違いますよね。
話は変わりますが
CTCのプラン見直し
をします。
地方競馬を辞めた話に戻りますが
私はそもそも自分が馬券で儲けたいから予想しているので、自分が馬券で儲かる額と、費やす時間を天秤にかけ、割に合わないと判断しました。
繰り返しますが、これは「地方競馬で理想的な稼ぎ方ができない」という自分のパフォーマンスの低さもあると思ってます。
世の中には働きながら地方競馬の予想を出して、自分で馬券買って、振り返って、次狙える馬をチェックして・・・
ってやってる人がいるんですよね…?素直にすごいと思います。時間の使い方が上手なんでしょう。
地方競馬は多分重賞のみ、ないしメインレースだけたまに触ろうかな程度に考えています。
その為、プラン種別を見直します。
以下、新プラン
①月額会員(3900円/月)※初月2900円
<配信内容>
・毎週の中央競馬予想
・地方重賞の予想(不定期)
・各コース別、回収率100%超えデータ
・毎月発行する回顧記事 New!!
・ゆっけの馬券配分 New!!
・複利式馬券購入対象馬※未実装 New!!
②中央競馬会員(2400円/月)※初月1900円
<配信内容>
・毎週の中央競馬予想
・各コース別、回収率100%超えデータ
既存の月額3900円のプランに、私の馬券の資金配分、不定期だった回顧記事の毎月配信、今後導入する複利式馬券購入の対象馬を追加していこうと思います。
ここからはサクっと終わりますので、もうしばしお付き合いください。
<最強?の馬券購入理論>
これからやろうとしていることです。
その名も、複利式単複購入メソッド。
はい、スーパー胡散臭いですね。
最初にも書いたように、今までは固定した金額で単複・馬連・3連複と配分していたのですが、それを一回取っ払っちゃおうというものです。
企業秘密なので詳細は出せませんが
単勝・複勝のオッズから、理想的な配分を計算してくれるプログラムを作成しました。
軍資金の0.08%を単勝、0.21%を複勝に賭ける
みたいなことです。
普通なら単勝1000円、複勝4000円のように、ある程度決めた金額を買うと思います。
が、これを的中率とオッズから計算して、一番理想的な配分で購入するという買い方です。
購入金額は割合で決まるため、少額からスタートできるのも強みです。
さらに、それを複利で運用するので
このレースが当たっても外れても、次のレースも同じように残った軍資金の0.12%を単勝、0.35%を複勝に。と続いていきます。
当たった場合は軍資金が増えているので、さらに増え続けていく。外れても数%のオーダーなのでバーストもしにくい。というものです。
大量の軍資金を用意せずとも、試行回数500回くらいだったかな?で帯のオーダーに乗ります。(あくまで理論上)
最初の資金が多い方がいい気もしますが、試験運用なので1万円でやってみます。
正直未知数なところもありますが、これが上手くいくと1ミリも働かなくていいんじゃないか…?という期待に胸を躍らせています。
計算式やプログラムはCTCにしか公開できませんが、これをちょっと1年間運用してみて1万円がどうなるか、追っていきたいと思います。
以下の記事にまとめました。
https://note.com/yuxter177/n/n0fe365ff44e3
以上、約1万5000文字の駄文にお付き合いいただきありがとうございました。
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