いきものもけものももののうち Vol.8

『行け!細胞隊員』

遺伝的に血の成分がいろいろ足らんカラダをしている。
ので、毎月大量出血時には要員が足らんので他の部分からも出血なさる。
あたしは其の状況を大体脳内でビジュアル化して
白血球隊が少人数班でワーと処理に出かける様を想像して楽しんでおる。
まあわかりやすく云うなれば、
IQサプリとかで筧利夫とか大高洋夫がやってたような(古過ぎて逆にわかりにくい比喩)全身タイツのアレが、
ピクミンレベルでアーーーとかワーーーとか走ってる感じを想像していただければ脳内映像と一致するかと思われるがどうだろう。

なので、
何か怪我をした時になかなか治らないときとかも
隊員を雇わねばとR1のんだりするし、サプリを摂ってみたりする。
隊長の司令が悪ければ体調は悪い。
少人数の隊員たちをうまくまとめ采配する技量が必要なのだ隊長には。

かと云って
大人数の兵を率いるきっちりした隊長がいたとしても
時に反乱は起こるし、
魔がさすことはあるわけだ。
細胞たちもヒトなのだ。

そんな細胞の中でもっともおバカさんだなあと思うのが
子宮担当の隊員で或る。

我がが生んだ卵を勝手に捨てられようも見知らぬカッコウの卵を其の儘温めて仕舞う母鳥みたく、
子宮隊員は母性のみで、其処に現れた子ではない筋腫を「まあまあ!めんこい子だこと!」と手厚く育てて仕舞うのだ。
然し、一回子を育てた隊員は其れを比較的間違えない。
経験値が重要なポジションなのである。

そうやって
今日も隊員たちとともに此の本体をロボ的に動かしているのである。
とかいって
もしかしたらこうしてまことしやかに駄文を書いて居る本体は
額の小窓から操縦してるなにがしなのかも知れないが(笑)

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