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【ゆわえばOITA3】自然と共に生きる:大分県九重町での「食を通じて生きがいをつくる」と地域活性化への挑戦 【九重町】小笠原有佳子(おがさわら ゆかこ)さん

\受付中!/おおいたとつながってみませんか?
※8月25日スケジュール情報更新※

「来て、会って、考える」ー
都市部で働きつつも、地方での暮らし方・生き方を模索したい。地域創生に興味がある。そんな人に向けて、地域で活躍するメンターと出会い、その地域の課題を解決していく、学び・つながるプログラム。
それが『ゆわえばOITA』です。
今回は本年度「ゆわえばOITA3」にメンターとして参加いただく、九重町の小笠原有佳子さんにインタビューしてみました!


1. 自己紹介

事務局: 小笠原さん、まずは簡単に自己紹介をお願いします。

小笠原:兵庫県神戸市出身の小笠原有佳子です。20代で神戸のアロマテラピーのサロンにてセラピスト業界に入りました。その後、水中での施術法「WATSU」を学びにアメリカへ行き、資格を取得しました。沖縄県久米島の海洋深層水のスパでセラピストとして勤務した後、沖縄本島に移住し、夫と会社を立ち上げ、水陸両用セラピストとして国内外で活動してきました。現在は九重町で地域おこし協力隊として活動しており、来年3月に任期満了の予定です。

事務局: 九重町に移住したきっかけは何ですか?

小笠原:、地域おこし協力隊の募集を見つけて仕事内容にピンときたことが決め手でした。コロナ禍で、なるべくお金を使わない自給自足の生活にシフトしたいと考えるようになり、温泉旅行で毎年訪れていた阿蘇エリアでの移住を考えていました。

2. 九重町の魅力

事務局:九重町で暮らす中で感じた魅力は何ですか?


小笠原: 人間性も資源も豊かで、地域の助け合い精神が強く感じられます。九重町は、元気なおじいちゃん、おばあちゃんが多いです。困っている人がいれば助け合う、とか、何か作ればお裾分けする、というのが当然になっていて、見返りを求めない地域の深いつながりをとても強く感じます。

幾つになっても現役で「人のためになるのなら」という80歳を過ぎたおじいちゃんが私を助けてくれたことがありました。公民館横の空き地を有機農法で野菜を育てて、地域のふれあいを目的とした「ふれあい地域食堂」

に野菜を寄付するプロジェクトに取り組みたいと伝えたら、おじいちゃんが草刈りや耕運機で整地をしてくださり、地域の方々にもお手伝い頂き6トンもの土を山から運んでくださり、本当に嬉しかったです。人がやりたいと思っていることをこんなにも応援してくれるんだ、と感動しました。

また、おんせん県の底力がすごく、集落に共同温泉があったり、良質な源泉かけ流しは当たり前。泉質も様々で、毎日選びたい放題です。温泉好きにはたまりません。

さらに、水、空気、お米、という生きる上で欠かせないものがすべてが極上で、特に水道から天然水が出ることに感動しました。夜はちゃんと暗く、毎晩プラネタリウム級の星が見えることも魅力です。

日本トップクラスを誇る九重町の健康寿命は、こういう素晴らしい自然環境と、自給率の高い食生活と、孤立させないコミュニティ作りにある、と感じます。


九重にある飯田高原

3. 九重町での地域活動

事務局: 現在、九重町の活性化のために取り組んでいることは何ですか?


小笠原:  私は、主に「高齢者の生きがいづくりのサポート」をテーマに活動していて、多世代が交流できる場の創出に取り組んでいます。例えば、マルシェを企画・運営し高齢者の手作り品や、料理好きなおばあちゃんのチームを作って弁当販売の出店ができるようにしたり、料理教室の開催、独居老人の見守りを兼ねた手作り弁当の調理と配達など。私自身が子どもの頃から食いしん坊だったので、食に関わることがほとんどです。

事務局:どのように取り組んだのか、取り組んでいく中で見つかった課題について教えてください。

小笠原:  高齢化と人口減少による過疎化は避けられません。私は、若者誘致や企業誘致ではなくて、あえて高齢者の豊かなライフスタイルをアピールしたいと思っています。高齢者が生きがいをもち、生涯現役の精神で生き生きと豊かに暮らす町、九重です。

私は地域おこし協力隊として、食を通した高齢者の生きがいづくり・地域づくりをテーマにして活動してきましたが、任期が終了した後にも継続発展していくためには、事業化が必要です。高齢者の生きがいを「見える化」するための商品開発をして、高齢者が無理なく働きながら、人々に感謝されることを生きがいに感じられるような事業にできないものか、いつも考えています。


4. 一緒に取り組んで欲しいこと

小笠原:  将来的に、高齢者の生きがいづくりとしての「九重ばあば飯ブランド」を事業化したいと思っています。ただ、飲食業の経験もない私には事業化のアイディアやノウハウがありません。同業者視線、消費者目線(特に都市部)から、様々な意見をお聞きしたいと思っています。

事務局: 参加を検討している人へのメッセージをお願いします。

小笠原:  私の自慢したい九重町に直接足を運んでいただき、住民の皆さんと触れ合い、心温まる時間を過ごしていただけたらと思います。一期一会で出会うご縁を大切にし、皆さんとの交流を楽しみにしています。

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5.ゆわえばOITA3スケジュールをチェック!

■「ゆわえばOITA3」年間全体スケジュール
・エントリー受付終了    7月31日(水)17時最終締切※延長※
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・参加者面談         エントリー後順次開催@オンライン開催
・キックオフ         9月1日(日)東京
・ワークショップ 1回目      9月7日(土)
・〈大分現地調査〉10-11月 2泊3日
・ワークショップ 2回目   11月23日(土)@オンライン開催
・最終報告会       *検討中

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