5Gの通信量で今起きていること、今後期待される事象
こんにちは、株式会社ニュークラウドの矢崎です。
前回5Gについて簡単に纏めさせて頂きました。ですがこの「5G」という移動回線システムで一体何が起きていて、今後何が出来るのか?今回はここに着目していきたいと思います。
5Gは第5世代移動通信システムの事を指し「高速・大容量」「高信頼・低遅延」「多数同時接続」の3つの特徴があります。
スマホの回線の向上化
4Gの導入でスマホの利用者が大幅に増加し、オンラインゲームや高画質、高音質の動画や音楽のコンテンツが利用できるようになりました。しかしこれには弱点があり、スタジアムやコンサートなどの密集地帯でのデータ通信時や、海外などの離れた場所でのライブ動画時は回線が不調になることがあります。
しかし5Gの導入によってこれが全て解決。離れた場所でのライブ動画は4G回線に比べ約10分の1の遅延速度なので遅延を感じにくくなり、リアルタイム性が増してコンテンツの利用がさらに充実出来ます。そしてスタジアムやコンサートなどの密集地帯では、1つの基地局で受信できるデバイスの数が4Gの約30倍にも増加した事により、1ヶ所に沢山の人たちが集まってデータ通信を行なっても快適にデータの通信が行えます。
自動運転システム
5Gのこの3つの特徴を活かした技術として自動運転システムがいま注目されています。企業や車種によって効果は様々ですが、ドライバーがより安全に、より快適に運転が出来るように作られております。
最近では「自動駐車」や工場内での「遠隔駐車」などと言ったシステムが開発されております。これは所定の場所に自分が運転しなくても苦手ななど駐車にストレスを感じなくなり、工場内での細かい移動も逐一運転しなくても遠隔操作で仕事もスムーズになります。日常生活だけでなくビジネスにおいても、この5G回線は大きく活躍しております。
遠隔操作で手術が可能
5Gの超高速、低遅延といった特徴を活かす事により、「遠隔手術」というのが可能になるとされています。高精度な映像をリアルタイムで送受信できるので、現地で直接手術をしているかのような操作ができるようになります。
この遠隔手術が実現すれば、海外でしか治せない大きな手術を受けるためにわざわざ海外に渡航する必要がなくなる上に多くの命が救えるようになると期待されています。
終わりに
他の様々なジャンルでもこの5Gの通信量を活かした事が出来ると期待されておりますが、その通信を活かしたコンテンツに対応できる機器自体がまだ少ないのと、基地局の整備が整っていない事から使えるエリアが限られている等の課題点もあります。
今後どのように5Gが対応できるエリアが拡大していくのか、どのような5G向けコンテンツや機器が開発されるのかが楽しみです。全ジャンルのビジネスにおいても活躍できるコンテンツは存在してくると思うので常に把握しておくべきと考えます。今後の情勢の動きに期待しましょう。
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株式会社ニュークラウド 矢崎