週次の振り返りを一年以上やってきた知見とそれに対して思うこと
・目標の振り返りで何をしているのか
振り返りと言っても様々な方法があります。私なりに試行錯誤して最終的にこの記事の方法を取ることにしました。
友人と一緒に毎週、下記の項目を共有し、各々が目指している目標に対して振り返りを行い、お互いの意見を交換し、修正をするといった事をこれまで続けてきました。
以下に共有している項目と、そのテンプレートの例をあげておきます。
共有している項目(mtg前に記入しておいて各自報告する)
各曜日の学習時間
今週の合計勉強時間
先週の合計勉強時間
先週の目標達成具合
先週の目標とタスクの進捗
よかった点、悪かった点
来週の目標
勉強時間を捻出するために工夫すること
今週なんとしてでもvalueとして生み出したいこと・勝ち取りたいこと
そのために捨てるもの・意識すること
報告後、相手の振り返りに対して下記を記入する
よかった点・続けるべき点
改善点
コメント
・テンプレートの実例
・週次の振り返りをはじめたきっかけと自分の思い
この記事を読んでくださってる方の中には、なんでこのようなめんどくさそうな振り返りなんてやってるんだろうと思われるかもしれません。
私が振り返りをはじめたきっかけとしては、大学院の頃に目標を達成するためには「正しい努力」で、「一定量」、「継続的に」リソースを割くことが重要だと叩き込まれたからです。 (※研究室ではGoogleカレンダーにこの日までにこれをやるというのを書いておいて、都度進捗を確認されてました。)
しかし、社会人になってからは自身の進捗管理をしてくれる人はおらず(当たり前ですが)、目標設定と達成に向けての努力が難しいと感じるようになっていました。
実際私は、社会人になってから自分の勉強法やその努力の方向性が正しいか常に不安を抱えてしまい、その結果、色々なものに手を出し結局何も身に付かなかったということにとても焦りを感じていました。
その時に、うまくいかなかった原因が「自分のやり方が正しいのか不安」、「間違っていた際に修正するのに大きく時間がかかる」ことだと考え、大学院で行っていたように、他者の視点を入れて、目標設定の段階で方向性を確かめてから行動し、適宜方向性を修正していくことにしました。
・私が考える振り返りを継続的に行うメリット
モチベーションの維持ができる
目標達成のための努力の方向や取り組み方が客観的におかしかった場合、指摘をもらって軌道修正することができる。
会話しながら振り返ることで、(設定した来週の目標について)おかしい点や不足している点に気づいて修正・追加ができる。
独学大全p172「ゲートキーパー」にもあるように、今週の目標を人に見せることで、「口だけの人だと思われたくない」という心理状態に持っていける。これにより勉強時間が増え、集中力も増す傾向がある。
・週次のmtgを効率的に行うための工夫やノウハウについて
mtgのテンプレを作成し、各自が項目を作成したり、記入することの手間を減らす。
(これは、毎回一から書いてたりすると時間もかかってめんどくさいですし、何より「継続する」ことのハードルが上がっては困ると考えました。)
mtgを振り返り、必要がない項目は削除し、追加したい項目があれば追加し、テンプレートを更新する。
(目的達成を目指して、常に最適なテンプレートにしたかったからことと、惰性でテンプレを使えばいいと考えてしまわないように必要があったら帰ることを意識していました。)
・目標設定において、今週行うタスクが具体的かつ達成・未達が定量可能な目標であるかどうかをお互いに意識する。
■悪い例 Javaの基本を押さえる
■良い例 Effective Javaを1章から4章まで取り組む(106ページ)
(これは、目標が具体的かつ定量的でないと、目標達成に向けての行動が妥当かどうか判断ができないし、そもそも評価ができないので、ここは一番意識していました。)
・列挙したタスクが実現可能か、どんな優先度で行うかなどを話し合う
(タスクがたくさん積まれている時や、少ない時など、そのタスク設定にした理由を自分の言葉で話せるようにしておくことで状況の共有をすることができ、適切な評価・コメントができると期待しました。)
・列挙する際に優先度が高い順に列挙し、優先度がみてわかるようにする
(万が一うまくいかなかった時や、計画以外のことをやる必要が出てきた際にも、優先度が明らかであれば、予定の変更もしやすいと考えました。)
・最後に
これまで友人と一緒に振り返りを行ってこなかったら、飽き性の自分が目標に向かって継続的に振り返りをすることはできなかったと思います。
目標達成を試みる上で、努力していても方向が間違っていたら遠回りをしてしまうし、そもそも継続をやめてしまったら何にもならないので、この週次の振り返りがとても効果的であることを改めて痛感しています。
そしてこの記事を読んで、振り返りの重要性を理解し、自分もやってみようという人が出てきたら嬉しいです!
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